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Canti Illuminati

  • Cat No: BLUME13
  • 2019-04-05

FREDERIC RZEWSKIらと共に活動していた即興集団MUSICA ELETTRONICA VIVA(通称MEV)のメンバーであり、JOHN CAGEやフルクサス、ミュージックコンクレートなどはじめ、アヴァンギャルドミュージックの歴史を語る上では外すことのできないALVIN CURRAN。その彼のソロ作品として3作目となるCanti Illuminatiが〈BLUME〉より再発となりました!!声にフォーカスされたもので、変調されたりレイヤーが数多く重なったドローン、言葉の繰り返しなどを使った長編作曲2曲。推薦します。

昨年ALVIN CURRANの大名盤1stアルバム「Canti E Vedute Del Giardino Magnetico」がUS〈SUPERIOR VIADUCT〉から再発されたばかりですが、今度は82年に発売された3rdアルバム「Canti Illuminati」が初めてのレコード再発となります!発売当初はあまり注目されていなかったようですが、「場所、時間、個人的および集団的経験による概念の結合」にフォーカスを当てられていて、A面には「合唱団、シンセサイザー、ピアノ、テープの為の」、B面は「声、シンセサイザー、テープの為の」という副題を付けられ、声のビブラートや倍音がシンセサイザーと重なり、テープの揺れなども加わった不思議で特殊な音空間が際立った素晴らしい作品。狙ってか狙わずか、CORNELIUS CARDEWのTHE SCRATCH ORCHESTRA/THE GREAT LEARNINGの一部分やバリ島の男性合唱ケチャ、ホーミーの倍音とも一部リンクするようなところも。長く聴き続けることのできる名盤。美しい白い盤も良い。推薦!! (日野)

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