- CD
- 10inch
- Digital
- Recommended =
- New Release
岩本清顕
SOUGI+
Em Records
- Cat No: EM1193CD
- Release: 2020-09-18
- 2020-09-21
初期JOY DIVISION直系、ビートボックス+ドライなギター、そしてアクの強い独特の歌の世界。疾走するミニマルウエイヴ。日本語での「Love Will Tear Us apart」の鮮烈なカバー。千紗子と純太によるリワーク、未発表も加えてEM RECORDSからアナログ再発。
Track List
-
=『SOUGI』Side=.
-
A1. 生理
-
A2. 地獄が見えても
-
A3. 悲しい町で
-
A4. あまり遠くへ行かないで
-
A5. Love Will Tear Us Apart
-
=PLUS Side=.
-
B1. Love Will Tear Us Apart (千紗子と純太 Rework)
-
B2. Untitled (Performed by 美れい @新宿ロフト 1980年4月22日)
>> 24bit/48khz [wav/flac/aiff/alac/mp3]
かつて自らの過去を葬り消息を絶ったミュージシャンがいた。その名は岩本清顕。理由はわからない。わかっているのはミニマム極限のオリジナル曲とECDをも驚愕させたジョイ・ディヴィジョン「Love Will Tear Us Apart(愛が僕らを引き裂く)」の《超訳》カヴァーを残したことだ。
岩本はポスト東京ロッカーズ期のシーンに姿を現し、ポストパンク・バンド<美れい>としてあの『都市通信』に参加。美れい解散後、工藤冬里とガイズンドールを結成し工藤と連名で『Hard Rock Album』(1984)を発表。その後、消息を絶つ。
本作は岩本がコジマ録音で自主制作した唯一のソロ作『SOUGI』(1983)に、千紗子と純太による「Love Will Tear Us Apart」のリワーク、工藤冬里・礼子のNOISE『天皇』をどこか彷彿とさせる美れいの未発表曲をプラスしたものだ。美れい時代の曲「悲しい町で」を含めた岩本のオリジナル4曲は、リズムボックスが鳴り、ギターとベースで数個のコードが演奏され、切り詰めたような短い詩が放たれる。苛立つ感情を自己内面にぶつけるのは日本のパンク/ニューウェーブの特徴だが、岩本のふてぶてしいヴォーカルはいっそう苛つきを増幅させるようで、ジョイ・ディヴィジョンの《超訳》に喪失のニヒルなクライマックスが訪れる。
『SOUGI』とは「葬儀」だったのか。角谷美知夫なら一体なんと応えただろう。80s自主制作盤のアンタッチャブルが今なおわたし達を揺さぶり続け、<愛されたい>者どもに噛み付く!
=作品仕様=
+ CD用マスタリング(倉谷拓人)
+ 12頁ブックレット封入、通常ジュエルケース、帯付
+ JKT印刷に特注インク使用
+ 解説(江村幸紀)、歌詞(訳詞)掲載
+ 日本語・英語表記
-----------------------------------------
「元々ミニマルな構成の曲に、淡々と鳴り続けるリズムボックスと極限まで削ぎ落とされた歌詞が相まって、ぐるぐると脳内をリピート、遂には「俺の不幸を愛してくれ」と口ずさんでしまう始末。危険なまでに中毒性の高い音楽。取扱注意。」 ー moppy (Soi48)
-----------------------------------------
「愛は惜しみなく奪う、そしてまた愛は俺らを引き裂く……かつてポストパンクの彼方へと打ち上げられたあらゆる喪失の結晶が今再びギラつきを取り戻す!故岩本清顕による幻の音源集、約40年の時を経て遂に解禁!!!!!」 ー 持田保(工場労働者兼リアル・インダストリアル・ライター)
-----------------------------------------
岩本はポスト東京ロッカーズ期のシーンに姿を現し、ポストパンク・バンド<美れい>としてあの『都市通信』に参加。美れい解散後、工藤冬里とガイズンドールを結成し工藤と連名で『Hard Rock Album』(1984)を発表。その後、消息を絶つ。
本作は岩本がコジマ録音で自主制作した唯一のソロ作『SOUGI』(1983)に、千紗子と純太による「Love Will Tear Us Apart」のリワーク、工藤冬里・礼子のNOISE『天皇』をどこか彷彿とさせる美れいの未発表曲をプラスしたものだ。美れい時代の曲「悲しい町で」を含めた岩本のオリジナル4曲は、リズムボックスが鳴り、ギターとベースで数個のコードが演奏され、切り詰めたような短い詩が放たれる。苛立つ感情を自己内面にぶつけるのは日本のパンク/ニューウェーブの特徴だが、岩本のふてぶてしいヴォーカルはいっそう苛つきを増幅させるようで、ジョイ・ディヴィジョンの《超訳》に喪失のニヒルなクライマックスが訪れる。
『SOUGI』とは「葬儀」だったのか。角谷美知夫なら一体なんと応えただろう。80s自主制作盤のアンタッチャブルが今なおわたし達を揺さぶり続け、<愛されたい>者どもに噛み付く!
=作品仕様=
+ CD用マスタリング(倉谷拓人)
+ 12頁ブックレット封入、通常ジュエルケース、帯付
+ JKT印刷に特注インク使用
+ 解説(江村幸紀)、歌詞(訳詞)掲載
+ 日本語・英語表記
-----------------------------------------
「元々ミニマルな構成の曲に、淡々と鳴り続けるリズムボックスと極限まで削ぎ落とされた歌詞が相まって、ぐるぐると脳内をリピート、遂には「俺の不幸を愛してくれ」と口ずさんでしまう始末。危険なまでに中毒性の高い音楽。取扱注意。」 ー moppy (Soi48)
-----------------------------------------
「愛は惜しみなく奪う、そしてまた愛は俺らを引き裂く……かつてポストパンクの彼方へと打ち上げられたあらゆる喪失の結晶が今再びギラつきを取り戻す!故岩本清顕による幻の音源集、約40年の時を経て遂に解禁!!!!!」 ー 持田保(工場労働者兼リアル・インダストリアル・ライター)
-----------------------------------------
December 1982, Tokyo. Kiyoaki Iwamoto has a guitar, a simple rhythm box, a friend with a bass guitar, and some stripped-down songs, brazen in their post-punk simplicity, irritation and controlled aggression, yet full of sadness and resignation. Five songs, including a rearranged version of “Love Will Tear Us Apart” are recorded and released on a now extremely rare 7” record. This release, available on 10” vinyl, CD, or digital download, features those five songs, along with a previously unreleased 1980 live performance by his duo Birei, as well as a 2020 reworking of “Love…”, by the Japanese duo Chisako and Junta. Iwamoto was an enigma, active in the post-punk scene in Japan in the late 70s and early 80s, a member of Birei and founding member of Guys & Dolls with Tori Kudo (Maher Shalal Hash Baz); in the mid-80s he cut contact with his friends, disavowing his name and later performing under a different moniker.
+ Standard jewel case
+ 12-page booklet, obi
+ English liner notes
Tracks:
=SOUGI" (1983)=
01. Period
02. Even If You Can See Hell
03. In the Sad Town
04. Don’t Go Too Far Away
05. Love Will Tear Us Apart
=PLUS=
06. Love Will Tear Us Apart (Chisako and Junta Rework)
07. Untitles (Performed by Birei at Shinjuku Koft in April 22, 1980)
+ Standard jewel case
+ 12-page booklet, obi
+ English liner notes
Tracks:
=SOUGI" (1983)=
01. Period
02. Even If You Can See Hell
03. In the Sad Town
04. Don’t Go Too Far Away
05. Love Will Tear Us Apart
=PLUS=
06. Love Will Tear Us Apart (Chisako and Junta Rework)
07. Untitles (Performed by Birei at Shinjuku Koft in April 22, 1980)
1983年に日本のアバンジャズ、インプロ阿部薫や高柳昌行、土取利行、そしてPHEWや大野松雄、高橋悠治、小杉武久等らも録音、リリースした小島幸雄氏のコジマ録音/KOJIMA RecordingsのサブレーベルALM RECORDSから、初期JOY DIVISION直系のビートボックス+ドライなギターで疾走するミニマルウエイヴ岩本清顕ソロ名義でのリリース。日本語での「Love Will Tear Us Apart」の鮮烈なカバーを含む当時のリリースに含まれていた音源五曲に千紗子と純太によるリワーク、そして"美れい"名義での壮絶な音源の加えてEM RECORDSから再発。 (サイトウ)