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Green-House
Music For Livings Spaces
Plancha /- Cat No: ARTPL-152
- 2024-03-04
もはや安定の域、GREEN-HOUSEの2021年新作がCDで日本先行でリリース!SAM GENDELやJOHN CARROLL KIRBYなど輩出する今の西海岸の自由さを存分に感じます。リピート中〜!
ロサンゼルスを拠点とするノンバイナリー・アーティスト、Olive Ardizoniのプロジェクト、Green-House。2020年にMatthewdavid主宰の名門、Leaving RecordsからリリースしたEP『Six Songs for Invisible Gardens』が、ここ日本でも絶賛され、ライターやミュージシャンなど多数の方々の年間ベストに選出されるなど、現行のアンビエント・アーティストとして最注目の存在となった。そして遂にリリースされる本作『Music For Livings Spaces』は待望のファースト・フル・アルバムである(引き続きLeaving Recordsからのリリース)。
“何かをかわいいと感じるときの感情的な状態に影響される脳の部分を刺激しようとしているのです”とOliveは語っているが、パンデミックの最中に録音されたとはいえ、本作のサウンドは憂鬱な気分を解消してくれる効力を孕んでいる。
先行ファースト・シングル「Sunflower Dance」は、ハムスターが野原で楽しそうに踊っているような、気まぐれなイメージを呼び起こすことを意図しているとのことで、ピアノとフルートの穏やかな融合に煌くシンセが絶妙の間合いで流れていき、陽光が差し込むような爽やかで牧歌的な雰囲気を醸し出している。セカンド・シングル「Royal Fern」は聴き手を包み込むような眩いシンセが広がり、現代生活の現実から連れ出し、桃源郷へ誘うかのようなミニマルな旅へのアプローチ。また、「Rain」や「Find Home」では初めて自身のヴォーカルを披露し、ハーモニーも駆使しつ、カテゴライズできないニュアンスに富んだ瞑想的なオーラを醸し出している。さらには日本盤のみに収録のボーナス・トラック「Starling Murmurations」では、木琴のフレーズからシンセの重奏へとフェードしてじわじわと高揚させるリズミックなサウンドをみせるなど、アルバム全体としてEPでみせたミニマルな構成を踏襲しつつも、親しみ易いメロディーを加味してエモーショナルな円弧を描くようなカラフルで豊かな進化を遂げている。
Oliveは本作で表現しているような遊び心のある雰囲気に意図を持たせている。“私たちの文化では、悲しみや攻撃性などの感情を通じて深遠な芸術的表現を優先しますが、かわいらしさ、愚かさ、楽しさは私たちの文化では矮小化されるものです。子供じみていると言われ、無効にされてしまうのです。”と述べているが、本作の複雑で輝かしいアプローチは、この見方に反するものである。 さらに“かわいらしさと喜びは思いやりへの入り口です。それは、あなたの脳内のネットワークを共感し、活性化するための入り口であり、あなたの周りの世界の他の人々の道徳的関心を高めます。”と続けている。
『Music For Living Spaces』は、Green-Houseにとって一歩前進した作品である。
“このプロジェクトの意図は、人間と自然とのつながりを促進することです。自然を私たちから切り離されたもの、あるいは家の外にあるものとして認識するのではなく、自然は私たちの中にあり、私たちが日常生活の中で行うすべてのことの中にあるものとして認識することができるのです。大自然にアクセスできなくても、環境とのつながりを感じることができるのです。”
まさに人と自然をつなぐ生活空間のための音楽であり、パンデミックの憂鬱を解消する音のオアシス。人々の生活に寄り添う、2021年を象徴する作品のひとつになることは間違いない。
“何かをかわいいと感じるときの感情的な状態に影響される脳の部分を刺激しようとしているのです”とOliveは語っているが、パンデミックの最中に録音されたとはいえ、本作のサウンドは憂鬱な気分を解消してくれる効力を孕んでいる。
先行ファースト・シングル「Sunflower Dance」は、ハムスターが野原で楽しそうに踊っているような、気まぐれなイメージを呼び起こすことを意図しているとのことで、ピアノとフルートの穏やかな融合に煌くシンセが絶妙の間合いで流れていき、陽光が差し込むような爽やかで牧歌的な雰囲気を醸し出している。セカンド・シングル「Royal Fern」は聴き手を包み込むような眩いシンセが広がり、現代生活の現実から連れ出し、桃源郷へ誘うかのようなミニマルな旅へのアプローチ。また、「Rain」や「Find Home」では初めて自身のヴォーカルを披露し、ハーモニーも駆使しつ、カテゴライズできないニュアンスに富んだ瞑想的なオーラを醸し出している。さらには日本盤のみに収録のボーナス・トラック「Starling Murmurations」では、木琴のフレーズからシンセの重奏へとフェードしてじわじわと高揚させるリズミックなサウンドをみせるなど、アルバム全体としてEPでみせたミニマルな構成を踏襲しつつも、親しみ易いメロディーを加味してエモーショナルな円弧を描くようなカラフルで豊かな進化を遂げている。
Oliveは本作で表現しているような遊び心のある雰囲気に意図を持たせている。“私たちの文化では、悲しみや攻撃性などの感情を通じて深遠な芸術的表現を優先しますが、かわいらしさ、愚かさ、楽しさは私たちの文化では矮小化されるものです。子供じみていると言われ、無効にされてしまうのです。”と述べているが、本作の複雑で輝かしいアプローチは、この見方に反するものである。 さらに“かわいらしさと喜びは思いやりへの入り口です。それは、あなたの脳内のネットワークを共感し、活性化するための入り口であり、あなたの周りの世界の他の人々の道徳的関心を高めます。”と続けている。
『Music For Living Spaces』は、Green-Houseにとって一歩前進した作品である。
“このプロジェクトの意図は、人間と自然とのつながりを促進することです。自然を私たちから切り離されたもの、あるいは家の外にあるものとして認識するのではなく、自然は私たちの中にあり、私たちが日常生活の中で行うすべてのことの中にあるものとして認識することができるのです。大自然にアクセスできなくても、環境とのつながりを感じることができるのです。”
まさに人と自然をつなぐ生活空間のための音楽であり、パンデミックの憂鬱を解消する音のオアシス。人々の生活に寄り添う、2021年を象徴する作品のひとつになることは間違いない。
人間と自然を調和させる最注目のアンビエント・アーティスト、Green-Houseの待望のファースト・フル・アルバムが遂に完成。2020年のデビューEPがここ日本でも各所で高い評価を得る中、遂に完成したフル・アルバム。EPでみせたミニマルな構成を踏襲しつつも、親しみ易いメロディーを加味してエモーショナルな円弧を描くような進化を遂げ、パンデミックの憂鬱を解消する、人と自然をつなぐ生活空間のための音のオアシスを紡ぎ出す。 (Shhhhh)