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POLYPICAL
Positive Syncing Psychic Distortion
SLIDE MOTION
- Cat No: SLIDE-005
- updated:2023-11-09
SLIDE MOTION 第5弾は、熊本の秘境より出ずるアウトサイダー、DJ POLYPICALによるキャリア初となるMIX CDが登場!
↓↓↓推薦文↓↓↓
高密度すぎて一回聴いた後おいそれと2回目を聴くことができなかった。密林で踊り狂うか4畳半一間で正座してヘッドフォンか。ジャンル的にはほぼ全て、テンション的には初期グラップラー刃牙。タイムカプセル100個同時に開けちゃったような人類の記憶、記録。音楽走馬灯。この人のDJ機材はきっとサヌカイトでできているのだろう。バグったSublime Frequencies。寿命よさよなら、今日も何とか1日が終わる。終わってみればきっと全部夢。ハイパー爆裂都市。
(植野隆司・テニスコーツ)
朝6:00。ヘッドフォンを密着させて爆音で聴いている。大事な友人からもらった言葉をPOLYPICALにもリレーしたい。数少ない"純粋にバグってる"ACID023(お兄さん)。熊本を拠点に荒い運転でどこからもかけつける行動力。狂気も感じる独自のアンテナ。数々の先鋭的でエクストリームなイベントをオーガナイズしてきたが、かねてより彼自身にフォーカスして、その存在を世に知られるきっかけがどこかのタイミングで、と思っていたらMIXが出るとのこと。MIXに対してよりも、自分の言葉で彼について語りたかった。友人でもあり、もちろんリスペクトもしている。slide motionありがとう!これから、いろんなシュチュエーションでこのMIXを聴くだろう!個人的に今、台南とかの野外レイブで野太いサウンドシステムの中、音浴して踊り狂ってる気分だ。そして光になる。
(nuttsponchon)
2123年初夏。駅前のロータリー。AIによって最適化された車内で発売間もない『バイオハザード22』をプレイしている。凶暴な感染者が突如フリーズしたかと思うと、着信が入った。「ごめん、今日行けない。モイラが風邪引いた」モイラは遺伝子操作で生まれた二足歩行のネコ。弱々しく可愛らしい姿形が若者に人気だ。「仕方ないよ。お大事に」
近頃のレイヴは、100年前に発売された化石のようなCDから超高精度に4次元データを復元し、脳に直接転写するのが流行りらしい。私は最近一緒に量子音楽を嗜む友人と参加する事を楽しみにしていたのだ。「残念ですね…予定を中止して帰宅しますか?」「大丈夫、会場に着いたら起こして」車載AIにレイヴを学習させる良い機会だろう。
どうやら座標で示された場所は、もう人が住めなくなった土地のようだ。違法にAIを改造した車でないと、半径50km圏内にすら侵入出来ない。その改造費を稼ぐため、全身から触手が生えてくる怪しげな薬の治験に参加した。首の後ろに生えたそれは脊髄と結合して切断できず、今や肉体の一部と化している。
「目的地に到着しました」座席からゆっくり起き上がると、私はまだ夢から覚めてない可能性を疑った。幼少期に体験したVR版ヒエロニムス・ボス〈快楽の園〉がフラッシュバックする。水槽の脳と直結したDJブース。肥大した林檎に群がる無数のレイヴァー。奇怪極まりない看板を掲げる電子ドラッグ屋。破滅の予感に怯えているのか、あるいは興奮しているのか、不感症よろしく垂れ下がっていた触手がジタバタとのたうち回り始めた。
(Shine of Ugly Jewel)
これはミレニアルな視点から、あらかじめ失われた未来と過去の亡霊たちの対話というモンタージュ、その時間の錯綜と歪みの中に、自らのメランコリアの最果てにある世界とそのメッセージを検証するという内容であると私には感じられた。時空は私たち自身の創造物であり、インターフェースである。私が存在しているから貴方が存在するのでは無く、地球上の全ての生命はそれぞれが時空というインターフェースを持った意識の表象なのであり、地球環境として知覚される領域へのアクセスを共有している存在なのだと思う。そして共有しているということに気付くことは、共に生きるもの達への愛に目覚めるということでもある。宇宙として知覚される世界を現実と呼ぶことは出来ない。それはあくまでもインターフェースを介して知覚される世界、共有される世界でしか無く、インターフェースの向こう側にある世界の真実へ向かってどれだけ加速してみても、知り得ると考えること自体がフィードバック・ループなのであり、時空という領域の消耗と自滅を意味しているということに行き当たるだけなのである。
(BING・ヒト族レコード / ANTIBODIES Collective)
夜になおざわめく者よ
(Ai Ai Ai やれ未来だ現在だ過去だ)
魔法使いよ 悪魔よ
(Ai Ai Ai やれSFだマンガだゲームだ)
あるいは 闇の天使よ
(Ai Ai Ai やれ救いだ祈りだ神さまだ)
さしのべる誘いは無駄と知るだろう
(Ai Ai Ai やれ時間だ重力だ空間だ)
ただひとつ命かけた夢だ
(Ai Ai Ai やれ俺だ君だそれ以外だ)
夜になお輝くものよ
まだ見ぬものの幻
あるいは遠い未来よ
閉じた眼の瞼を 熱くするほど..
(冷やし中華の精霊の御名によりここに記す)
(スポーツガーデンひ)
DJ mixed by POLYPICAL
Artwork by Atsushi Kuba
All tracks mastered by Makoto Oshiro
DTP by Ginji Kimura
Recorded at NAVARO Kumamoto
高密度すぎて一回聴いた後おいそれと2回目を聴くことができなかった。密林で踊り狂うか4畳半一間で正座してヘッドフォンか。ジャンル的にはほぼ全て、テンション的には初期グラップラー刃牙。タイムカプセル100個同時に開けちゃったような人類の記憶、記録。音楽走馬灯。この人のDJ機材はきっとサヌカイトでできているのだろう。バグったSublime Frequencies。寿命よさよなら、今日も何とか1日が終わる。終わってみればきっと全部夢。ハイパー爆裂都市。
(植野隆司・テニスコーツ)
朝6:00。ヘッドフォンを密着させて爆音で聴いている。大事な友人からもらった言葉をPOLYPICALにもリレーしたい。数少ない"純粋にバグってる"ACID023(お兄さん)。熊本を拠点に荒い運転でどこからもかけつける行動力。狂気も感じる独自のアンテナ。数々の先鋭的でエクストリームなイベントをオーガナイズしてきたが、かねてより彼自身にフォーカスして、その存在を世に知られるきっかけがどこかのタイミングで、と思っていたらMIXが出るとのこと。MIXに対してよりも、自分の言葉で彼について語りたかった。友人でもあり、もちろんリスペクトもしている。slide motionありがとう!これから、いろんなシュチュエーションでこのMIXを聴くだろう!個人的に今、台南とかの野外レイブで野太いサウンドシステムの中、音浴して踊り狂ってる気分だ。そして光になる。
(nuttsponchon)
2123年初夏。駅前のロータリー。AIによって最適化された車内で発売間もない『バイオハザード22』をプレイしている。凶暴な感染者が突如フリーズしたかと思うと、着信が入った。「ごめん、今日行けない。モイラが風邪引いた」モイラは遺伝子操作で生まれた二足歩行のネコ。弱々しく可愛らしい姿形が若者に人気だ。「仕方ないよ。お大事に」
近頃のレイヴは、100年前に発売された化石のようなCDから超高精度に4次元データを復元し、脳に直接転写するのが流行りらしい。私は最近一緒に量子音楽を嗜む友人と参加する事を楽しみにしていたのだ。「残念ですね…予定を中止して帰宅しますか?」「大丈夫、会場に着いたら起こして」車載AIにレイヴを学習させる良い機会だろう。
どうやら座標で示された場所は、もう人が住めなくなった土地のようだ。違法にAIを改造した車でないと、半径50km圏内にすら侵入出来ない。その改造費を稼ぐため、全身から触手が生えてくる怪しげな薬の治験に参加した。首の後ろに生えたそれは脊髄と結合して切断できず、今や肉体の一部と化している。
「目的地に到着しました」座席からゆっくり起き上がると、私はまだ夢から覚めてない可能性を疑った。幼少期に体験したVR版ヒエロニムス・ボス〈快楽の園〉がフラッシュバックする。水槽の脳と直結したDJブース。肥大した林檎に群がる無数のレイヴァー。奇怪極まりない看板を掲げる電子ドラッグ屋。破滅の予感に怯えているのか、あるいは興奮しているのか、不感症よろしく垂れ下がっていた触手がジタバタとのたうち回り始めた。
(Shine of Ugly Jewel)
これはミレニアルな視点から、あらかじめ失われた未来と過去の亡霊たちの対話というモンタージュ、その時間の錯綜と歪みの中に、自らのメランコリアの最果てにある世界とそのメッセージを検証するという内容であると私には感じられた。時空は私たち自身の創造物であり、インターフェースである。私が存在しているから貴方が存在するのでは無く、地球上の全ての生命はそれぞれが時空というインターフェースを持った意識の表象なのであり、地球環境として知覚される領域へのアクセスを共有している存在なのだと思う。そして共有しているということに気付くことは、共に生きるもの達への愛に目覚めるということでもある。宇宙として知覚される世界を現実と呼ぶことは出来ない。それはあくまでもインターフェースを介して知覚される世界、共有される世界でしか無く、インターフェースの向こう側にある世界の真実へ向かってどれだけ加速してみても、知り得ると考えること自体がフィードバック・ループなのであり、時空という領域の消耗と自滅を意味しているということに行き当たるだけなのである。
(BING・ヒト族レコード / ANTIBODIES Collective)
夜になおざわめく者よ
(Ai Ai Ai やれ未来だ現在だ過去だ)
魔法使いよ 悪魔よ
(Ai Ai Ai やれSFだマンガだゲームだ)
あるいは 闇の天使よ
(Ai Ai Ai やれ救いだ祈りだ神さまだ)
さしのべる誘いは無駄と知るだろう
(Ai Ai Ai やれ時間だ重力だ空間だ)
ただひとつ命かけた夢だ
(Ai Ai Ai やれ俺だ君だそれ以外だ)
夜になお輝くものよ
まだ見ぬものの幻
あるいは遠い未来よ
閉じた眼の瞼を 熱くするほど..
(冷やし中華の精霊の御名によりここに記す)
(スポーツガーデンひ)
DJ mixed by POLYPICAL
Artwork by Atsushi Kuba
All tracks mastered by Makoto Oshiro
DTP by Ginji Kimura
Recorded at NAVARO Kumamoto
デジタルの世界でも秘境を追い求めるディガーによる原初の祭、秘密の儀式への誘い。 脳内に侵攻(信仰)していく音像はリチュアル・ミュージック&電脳レイヴのハーフ&ダブル。 エクストリームに駆け巡る音楽体験。 この作品は近年、Los Apson? 店主ヤマベケイジ氏の提唱する特殊音楽専科「DDM」としても新たな視点を提示するだろう。 マスタリングは大城真、アートワークはAtsushi Kuba,DTPはGinji Kimura、レコーディングは熊本Navaroが担当 (SLIDE MOTION)