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Ukouk. Round Singing Voices of the Ainu 2012-2024

  • Cat No: Pingipung 085
  • 2024-05-31

北海道アイヌ音楽伝承者、故・安東ウメ子の様々な音楽作品の再リリースなど再評価への動きを先導してくれているドイツ信頼名レーベルPingPungから、安東ウメ子のバックシンガーへの参加でも知られるアイヌ伝統音楽の女性アカペラ・グループMarewrew(マレウレウ)の過去13年分の楽曲からAndi OttoによってコンパイルされたアルバムがアナログLP(+Download Code付き)としてリリース!!!

Marewrew(マレウマウ)は、Rekpo、Hisae、Mayunkikiの3人のメンバー(2022年まではRim-Rimを加えた4人のメンバーだった)。プロデュースはOki Kano。伝統的なアイヌ音楽をアカペラで歌い上げることで、伝承スタイル、歌を通してのみで受け継がれてきた魅力的な歌に新たな光が当てられている。Ukouk(ウコウク)とは「丸い歌」という意味で、多くの曲は、1人が歌い始めると輪唱されることで、わずかにずれながら歌が重なることで、詩情あふれるアイヌ伝統音楽のフォーキー魅力的な世界観と共に、そこに新たなる歌い方や歌い口ハーモニーなど、マレウマウならではのモダンでフレッシュ柔らかユニークな空気が注入されることで、よりメディテーショナル・フューチャーな心地よさへと誘われ、ソフト・サイケデリック・ネイチャーにも浮遊する、伝統と現代を自由に交差する普遍的魅力に満ち溢れた摩訶不思議なトランス状態、人力によるダブ・エコーのようにさえも感じさせてくれるモダン・アイヌ伝統音楽の傑作となっている。
自然音、キツツキの音が聞こえてくるA6「Hawsa」(sample1)、トンコリも交えたメランコリック・トランシーなA8「Wedding Song」(sample2)、女性たちが鳥のさえずりを真似るおかしなミニチュアA9「Takuro」。座礁したクジラを想起させる歌、B3「Hunpe Yan Na」や、オルカを「小さな海の神」と讃える、まるで催眠術にかかったようになるB5「Pon Repun Kamuy」、Okiによる未発表曲、B6「Oruru Roahun」、日本のみでリリースされていた楽曲のアンビエント的エレクトロニカ・ダンスミュージック的な新バージョン、B7「Kanerenren」(sample3)など全16曲を収録。Andi Otoによるキュレーション・コンパイル、Kassian TroyerによるDubplate & Masteringでのマスタリングの施し。これらの楽曲は初めてアナログとして発売されることになった。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)

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