- 2LP
- Recommended =
- New Release
Various Artists
Nihon No Wave Vol. 2
Mecanica
- Cat No: MEC099
- updated:2025-10-13
国産ウェイヴ/ポストパンクマニアが生唾をのむようなラインナップに圧倒された第一弾から約7年、70年代後半から80年代初頭の東京と大阪を中心に独自発達したアンダーグラウンドDIYインディムーヴメントにスポットを当てたコンピレーション「Nihon No Wave」待望新作。この第二弾はアーカイブをさらに深く掘り下げ、中古市場にも未流通な自主制作音源にまで手を伸ばした資料級の編纂に。
Track List
-
A1. HINOMARU FACTORY - Chinese Boy
-
A2. HINOMARU FACTORY - Mercy Of Doom
-
A3. HINOMARU FACTORY - Modern Romance
-
A4. DEA - Draw The Curve
-
A5. DEA - Pretty Smile
-
B1. ビニール解体工場 - Arigatō Sensei
-
B2. ビニール解体工場 - Katadore
-
B3. ビニール解体工場 - Puraneri No Kopī
-
B4. EXCENTRIQUE NOIZ - Still In My Heart
-
B5. EXCENTRIQUE NOIZ - Dark Crystal Day
-
C1. INPULL CACO - Rakuda
-
C2. INPULL CACO - Cable Dance
-
C3. TOMOKO HIGUCHI - Feel Me Up
-
C4. TOMOKO HIGUCHI - Futari, Demo, Ima
-
C5. GEKKO IMONKYAKU - Sakyū Nite
-
C6. GEKKO IMONKYAKU - Aozora
-
D1. JUMA - Object Glass
-
D2. JUMA - Velvet Noise
-
D3. JUMA - Clockwork Circus
-
D4. THE FLAG - Through The Heavenly Eyes
今では手に入れる事が難しいような、70-80年代に活動していた日本のバンド9組を集めたコンピレーション。情報が今ほど入らない当時、そこまで多くのNEW WAVEバンドは日本にいなかったのではないかと思います。阿木氏によるロックマガジンも1976年に創刊であり、どれだけの人がリアルタイムにJOY DIVISIONを聴き、どれだけの人が影響を受けてバンドを始めたのか、それともP-MODELやヒカシューなどの影響なのか、色々と想像を膨らませてしまいます。NEW WAVEと日本の音楽が絶妙に混ざり合っていて、海外のフィルターを通し客観的に面白さを再認識するようなものであり感慨深さもある。それは〈SUBLIME FREQUENCIES〉やANDY VOTELを通じ、想像し心ときめかせる音楽の楽しさとも同じ。今の時代ではなかなか作るのが難しい主観的な音楽の宝庫で、資料的価値も有りますが何より音楽が本当に面白い。tracklistからもどうぞ。 (日野)

”YELLO”の片翼CARLOS PERONや、日本シンセウェイヴ異能TOMO AKIKAWABAYAなどのカルト音源発掘・復刻ワークでもお馴染みポーランドの〈MECANICA〉が手がけた国産ニューウェイブ/ポストパンクコンパイルシリーズ「Nihon No Wave」待望第二弾が到着!前作同様に、閉じたコミュニティとDIY精神に裏付けされたインディペンデントな流通、音としてのマニアックでパーソナルな発展が見られた70年代後半から80年代初頭にかけての音源を網羅してますが、今回は更にその深淵を覗き込み、当時のカセットやプライベートプレス盤には留まらずDiscogsページも無いような自主7インチまで発掘しリマスタリング収録!ローファイシンセやミニマルリズム、欧州や北米で台頭したポストパンク/ニューウェーブムーヴメントと日本固有のシンセサイザー音楽やバンドサウンドが実験的融合を遂げ、オリジナルジャンルとしてのアウトプットに。内容としては第一弾よりもパンク色<ポップな印象、生々しいエネルギーと実験精神を捉えています。トラックリストからも是非。 (Akie)