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Cornelius Cardew
Four Principles On Ireland And Other Pieces
мирумир
- Cat No.: MIR100203LP
- 2019-06-24
インプロヴィゼーショングループAMMや、SCRATCH ORCHESTRAなどで知られるCORNELIUS CARDEWによるピアノ曲。それも昨年に〈BLACK SWEAT〉から再発された「Attica / Coming Together / Les Moutons De Panurge」が素晴らしかった作曲家/ピアニストでありMEVにも参加しているFREDERIC RZEWSKIによる演奏です。ドイツの政治家であるERNST THÄLMANNの30周忌として作られた「Thälmann Variations(1974)」、帝国主義の世界で若い人たちの闘いを伝えることを意図したソロのピアノ曲「We Sing For The Future(1981)」の2曲を収録。ダイナミクス溢れる演奏と無駄のないシンプルな曲がエモーショナルに伝わってくる感動的作品です…。 (日野)
193ページ(!)のグラフィックスコアで書かれたCORNELIUS CARDEWの作品Treatise。その中から4ページを選び、CORNELIUS CARDEWも参加していた即興グループAMMのメンバーであり創設者の一人であるKEITH ROWE、そしてOREN AMBARCHIが2009年にアムステルダムのBimhuisという場所で演奏した作品となります。およそギターデュオとは思えないような細切れのオシレーターのようなサウンドやドローン、特にふくよかなベースサウンドには驚きを隠せません。素晴らしいです。限定300枚。 (日野)
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nova musichaシリーズの中でも光り輝く歴史的名盤「アイルランドにおける四つの原則」。カールハインツ・シュトックハウゼンに学び、先鋭的な音楽を突き進んでいったCORNELIUS CARDEW。これまでの実験から考えるとかなり意外なシンプルな作品で、小学校の音楽室から聞こえてきそうなそっと爪弾かれるピアノが本当に素晴らしい。アイルランドや中国の民謡、メロディー、プロテストソングなどを取り入れ再定式化されたものであり、だからこそ染み込んでいくような優しさと怒り、悲しみなどが入っているように思います。CORNELIUS CARDEWの一つの到達点。家にずっと置いていておきたい一枚です。 (日野)