ポジティヴな空気をはなつエンジェリックなウィスパーコーラスのループやストリングス・サンプルに、丁寧なダブエフェクト処理、多幸感のあるウォーミーでブリスフルなシンセに包まれる冒頭タイトルチューン”Beginning”(sample1)や”Going There Someday”(sample2)あたりの、＜FUCK REALITY＞で披露してきたFRANTZVAAGスタイルがお薦め！のこる２トラックはややピッチを抑えて、ビートダウンハウスとミニマルの中間を行くようなユースフルなキーポン・ツール”Annen Dag Versjon”(sample3)な仕上がり、細かなチョップやドラムブレイクなどの仕掛けも巧みに利かせています。全４トラック収録！

ゴージャスなフィメール・ヴォーカルと前述の”Saitama”でのサンプル・ネタもチラッと顔をだす”There Is No”(sample1)、アフターアワーズな清涼感のシンセワークに小気味よく走らせたリズム・シーケンスでバランス感のある”Goodbye”(sample2)、HALL & OATSクラシックの”I Can't Go For That”のベースラインがスリップしてくる”Once Before”(sample3)も最高な、全４トラック！

かつてIDJUT BOYSやEYE氏もプレイしていた〈NOID〉関連のトラックと同ネタの、爽やかなフュージョン・ディスコをサンプリングしフィルターを通した”Knitring”(sample1)はいわずもがな、TELEPHONESにも引けをとらないスペイシーなディープハウス”Rett Fra Levra”(sample2)ほか、全４トラックを収録です。