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Puredigitalsilence
Circumfluence
Daehan Electronics
- Cat No: DE003
- updated:2020-07-09
■韓国のアンビエント / エクスペリメンタルバンド =Puredigitalsilence の幻の一枚が復刻!DENNIS YOUNGの未発表もリリースした〈DAEHAN ELECTRONICS〉から。
Track List
Recorded at Gang.A.G. Studio from December 1997 to February 1998 except track B-1 track D-1, D-2.
B-1 and D-1 recorded and mixed on Tascam portastudio 424, B2 mixed on Tascam portastudio 464, D-2 was recorded during live set at Ssamzie on March 24th, 2001.
B-1 and D-1 recorded and mixed on Tascam portastudio 424, B2 mixed on Tascam portastudio 464, D-2 was recorded during live set at Ssamzie on March 24th, 2001.
■ DAEHAN ELECTRONICS が発掘するまで日の目に当たることのなかった本作ですが、オリジナルリリースは 1998 年。当時ひっそりとリリースされたこの作品はしかし、すぐさま市場から姿を消してしまいます。その後も一部の好事家の間でカルト的な人気を誇っていたもののオーバーカルチャーへなかなか顔を見せなかったこの作品には、90 年代後半の韓国に確かに存在したサイケカルチャーの一抹が確かに刻印されています。
■ソウルは弘大。韓国が誇る随一の音楽都市であるこの街の大学地区で結成されたPuredigitalsilenceは、スワンズ、スペースメン 3、マイ・ブラッディ・バレンタインのスタイルを出発点として参照しつつ、それらサイケ / ノイズバンドの音響に徐々にドローンやアンビエント音楽の要素を取り込んでいき、より実験的なサウンドレイヤーとテクスチャを持つように。ミニマルに繰り返されていくフレーズ、繋ぎ目なく永遠に継続していくような音響。それらは時に強烈で、長く、綿密に繰り広げられる即興ジャムによって紡がれていきます。 アナログ機材によるエレクトロニクス、リバーブ、およびディレイにずっぽりと浸ったシンセライン。その複数の線の相関と交わり、平行による厚みのある音響こそこの音楽集団の最たる特徴ではないでしょうか。
■しかしこの音楽の鮮明なこと、雄弁なこと。サイケをベースにノイズやアンビエントを飲み込んだこれが20年も前の音楽であることがそもそも疑わしく思えてしまいますが、10 年代も終わりに差し掛かった現在にこそアピールする力に満ち溢れているようにも聴こえます。「これは韓国において最も精神的、かつドラッギーな音楽だ」───というレーベルの声明の真実味を是非体験してください。ぶっ飛びます。