APHEX TWINやDREXCIYAといった90年代エレクトトニックダンスの象徴に対する屈折した再解釈。単音ベースラインにはまさにRICHARD D JAMESへの憧憬を感じる「Res」の4/4展開など、オリジナリティ溢れるギミックも魅力。躍動するマシンブレイクビーツ「Repair」も耳に残るエモーショナルなメロディメイキングが流石。フロアプレイは勿論、リスニングにも耐えるローファイダンスミュージック。 (Akie)

〈FULL PUPP〉へのトラック提供や、DJ HARVEYがヘヴィープレイした〈CORRESPONDANT〉の2NDサンプラーの”Trommer Og Bass”でも知られる孤高のプロデューサー・ANDRE BRATTENによる、いきなり初期衝動全開のスカンジナヴィア・トランス〜レイヴ回帰的なモジュラー・アシッド・テクノ”UN”、そして打って変わって、悠久なる静けさのオーロラが揺らぐようなアンビエント・ブロークン・テクノ”PAX AMERICANA”、もはやAPHEX TWINさながらのアンヴィバレンツさを持った非凡な才能ともいえる彼の最新ワークをどうぞ！

PRINS THOMASが自国ノルウェイのアーチストをリリースするFull Puppからリリースされていた一枚。シンセサイザー・ミュージックのマニアックな魅力溢れる好作品。 (サイトウ)