- LP (one sided, white vinyl)
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Actress
Grey Interiors
Smalltown Supersound
- Cat No.: STSLJN434LP
- 2025-04-04
単なる詩の朗読に留まる訳はなく、アヴァンギャルド即興演奏のスタイルを言葉の領域で体現。ホーン、フルート、オルガン、ピアノハープ、ライブエレクトロニクスといった多彩な楽器を駆使したグスタフソンのNon-Music的な咆哮と並走し、NYCのネオンの妖しさや猥雑さ、アメリカの現代政治家たちについて取り上げています。オープニングの「Short Pieces」ではデヴィッド・マレイ、ドン・チェリー、エリック・ドルフィーなどフリージャズの巨人たちについて語る瞑想的なパートから始まり、盟友ピーター・ブロッツマンの訛りを真似た諧謔的なリーディングへ至る場面は"爆笑必至のパフォーマンス"と書かれていましたが果たして(リスニングに明るい方如何でしょうか?)。強烈! (足立)
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日本でも限定的に公開されていた、ノーベル賞作家クヌート・ハムスン原作のビル・スカルスガルドも出演するトールン・リアン監督作『ヴィクトリア』のサウンドトラック制作で2013年に初めてコラボレーションを行った両者によるプロジェクト。ユルジェンダルが湖畔の森のそばにある小さな家で行った集中的な録音セッションによって、1週間でアルバム1枚分の素材が完成。そこにヘンリクセンがトランペットやエレクトロニクスのレイヤーを加え、豊かに仕上げられています。ジョン・ハッセルの第四世界への共通の愛を包み隠さず、ダークさも抱えて新たな形として表現。俯瞰する高さで漂う気体のようなアンビエンスに、哀愁漏れ出るトランペットの独特な旋律。ギターやカリンバのループなどを用いながら原型が分からないほど変容させたFourth World Jazz。 (足立)
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ダンス・ミュージックの面白さを更新するグルーヴ、音響構築、ポリリズムの実験のユニークさ。先鋭エンターテイメント。圧巻。楽しみにしていたコラボレーション。アナログ入荷ています。 (サイトウ)
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キャリア初期はインディポップ、その後エレクトロアコースティックなどまで領域を拡大、サウンドエンジニアとしての才覚も発揮し電子音楽のフィールドを多岐に渡り探求してきたベテランCARMEN VILLAIN、彼女の制作軸の一つであるダブを再探求する新作がローンチ!ポリメトリックなリズムにディープサブの振動を反射させた前衛ミニマルとライバルダンス「Nutrition」(sample1)、合成された環境音とポリリズムで展開するミュータントダンス「Marka」(sample2)など。ダブが効果し鈍るビート、サブとキックの相互作用。 (Akie)
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長年のコラボレーターであるノルウェーのジャズアーティスト/トランペット奏者EIVIND LØNNINGに作曲、日本の山中にあるJIM O’ROURKEと石橋英子の自宅スタジオにて録音した三部作がリリース!EIVIND LØNNINGがトランペットで生み出すリズムサイクルとJIM O’ROURKEの制御するシンセドローンの生々しい交錯。機微な揺れを孕んだ第1幕から、叫びのようなインプロの第2幕、そして力強いリバーブと低音を突き刺した第3幕まで。優しく幻想的な瞬間からの痛烈な悲鳴、終始緊張感を漂わせながら繊細に切り替えるJIM O’ROURKEのエレクトロアコースティック技法は圧巻です。ミックスとマスタリングも自身が担当。推薦盤です。 (Akie)
90年代より活動、直近ではシンガポール拠点のインプロ/アヴァンロックグループ”THE OBSERVATORY”との共作なども素晴らしかった音楽家KOICHI SHIMIZUが2021年にリリースしたアルバムがアナログでの再発。1トラックが削除され、代わりに4トラックが追加された新盤用の構成。日本環境音楽とインダストリアル、対比するジャンルが交差したような屈強と静謐が共存したサウンド。耽美なピアノアンビエントに始まり、リズミカルなノイズパルスまで、映画作品のように抑揚のあるアルバム。 (Akie)
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APHEX TWINやDREXCIYAといった90年代エレクトトニックダンスの象徴に対する屈折した再解釈。単音ベースラインにはまさにRICHARD D JAMESへの憧憬を感じる「Res」の4/4展開など、オリジナリティ溢れるギミックも魅力。躍動するマシンブレイクビーツ「Repair」も耳に残るエモーショナルなメロディメイキングが流石。フロアプレイは勿論、リスニングにも耐えるローファイダンスミュージック。 (Akie)
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2019年の「On A Clear Day I Can See You Forever」以来となるアルバム。10分越えの2曲を含む4曲。ディテールの深さ、シンセサイザー、ギター、声、ストリングスなどがグルーヴを産み、混然となり、ストーリーを産み出す壮大な世界。「Everyone Else Is A Stranger」。「他の誰もが、他者」的な日本語訳としては、すんなり理解しがたいタイトル。娘への過剰な愛を拒絶され、こわれゆくジーナ・ローランズ、息子とすらうまく通じ合えないジョン・カサヴェテス。1983年「ラヴ・ストリームス」にインスパイアされていると思うと感慨深い。ラスト、タイトル曲素晴らしい。 (サイトウ)
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オフサイドジャズライン”LeJazzNonSeries”も活発化させているノルウェー名門〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉からのリリース!互いに〈THE TRILOGY TAPES〉〈BOOMKAT EDITIONS〉でも活躍する天才によるコラボレーションが実現。2020年から2022年にかけて(主に)リモートで録音。PERILAのモノトーンなポエトリーリーディングに、牧歌的かつノーウェイブなBUTTECHNOのギター演奏が真正面にぶつかったミニマルエレクトロニクス、フォーク。 (Akie)
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キャリア初期はインディポップ、その後エレクトロアコースティックなどまで領域を拡大、サウンドエンジニアとしての才覚も発揮し電子音楽のフィールドを多岐に渡り探求してきたベテランCARMEN VILLAIN。スローモーション/静止を表題にした2時間半の舞台芸術『MONUMENT 0.10: THE LIVING MONUMENT』のために制作した楽曲から抜粋して作り上げた今作。時間の経過と共にゆっくりと変化を重ねる肉体、それに連動するように展開をつけていくスローモーエレクトロニクス。静止との境界線を模索する、機微な変化の積み重ね。瞑想を促す音響構築も素晴らしい。 (Akie)
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本レーベル〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉が手がけるオフサイドジャズライン”LeJazzNonSeries”から発表されたモダン・アウトサイダー・ジャズコンピレーション「Frijazz mot rasisme」の編纂にも携わった才能あるピアニストANJA LAUVDALが嬉しいソロアルバムをリリース!感情が乗り移った美しいメロディメイキング、ローズに並ぶエレピの名器ウーリッツァーのころんとまろみのある音色が素晴らしくマッチした作品。マスタリングも、LAUREL HALO作品にも携わる敏腕LASSE MARHAUGの仕事、文字通り純な表現に掴まれます。 (Akie)
ノルウェーの名門〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉から、多種フルート (ベース、アルト、通常のCフルート) とアンデス庭園で作成した環境録音を組み合わせたポスト電子音響作品の傑作が誕生。注目はCARMEN VILLAINが手がけた録音とミキシングで、深い吸気や手の動き、倍音も収集。そして郷愁宿るフィールド録音。『自然の中』『彼女の側』という2方向から臨場感を接近させたメタ音楽的サウンド。難しいことは抜きにして、インドのバンスリーにも類似した穏やかなフルートの音色に酔いしれるのも良いです。手放しでお勧めしたい一枚。 (Akie)
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ベルリンのULLA,SPECIAL GUEST DJやEXAEL、HUERCO S., D.TIFANNYたち〈EXPERIENCES LTD.〉周辺のコミュニティーの中で活動、ロシア時代にはロシアで最初のオンラインステーションの一つRADIO.SYG.MAの創設者の一人だったPERILAことSASHA ZAKHARENKO。素晴らしい作品を産み続けているULLAとのLOG同様サイレンスなサイケデリック・サウンド・ガイダンス、モダンニューエイジ。この周辺間違いのない感じです。是非。 (サイトウ)
AUS MUSICからの12インチに続いてSmalltown Supersoundからの4曲で構成されたアルバム。FUR TETや MORITZ VON OSWALD、BEATLICE DILLONの系譜を受け継ぐような実験的かつ、フロアに向いた音響構築、エレクトロニクス・サイケデリア。 (サイトウ)
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〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉が手がけるオフサイドジャズラインであり、PAULINE OLIVEROSの作品などもラインナップされている”LE JAZZ NON SERIES”新作到着。電子音楽とジャズの融合を追求する音楽家・鍵盤奏者KJETIL HUSEBØと、独特な音色と奏法でトランペットを開拓するARVE HENRIKSENがコラボレーション!尺八スタイルのトランペット演奏と直情的なピアノをリードに、サンプラーを使用して電子アンビエンスやノイズを干渉。電子音楽とアヴァンジャズが邂逅した立体的なドリーミージャズスケープ。 (Akie)
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〈COMATONSE〉からの「LONG TRAX」からも、色の名前が付けられセパレートでヴァイナル・リリースされた前回と同様に、全6曲収録のアルバム「LONG TRAX 2」からの2トラック・シングルカットの第3弾、”That's The Way It Goes”&”We Tend To Forget”を収録!
BENDIK GISKEとBUTTECHNOの共作アルバムで始動したモダンジャズシリーズの新作。参加アーティストの殆どが反イスラム組織”SIAN”の対するデモに参加するなど、反人種差別を取り組む音楽家で構成。収益も地元の反人種差別主義者の活動のための資金に提供するなど共通課題を元に制作された18曲。SANSKRITI SHRESTHA /ANDREAS WILDHAGENによるモダンなタブラグルーバー「Eight Hands」(sample1)や、意味のない音をメロディーにあわせて即興的に歌唱するスキャットを現代解釈したAGNES HVIZDALEK「Nå」など。長期にわたりフリージャズと対峙してきた歴史を持つオスロという土壌と、その中で開拓される形式に捉われないアプローチ。トラックリストから全曲試聴可能です。素晴らしい。 (Akie)
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REZZETTやLOTICをゲストに本レーベル〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉から放ったリミックスEPが記憶に新しいBENDIK GISKEと、〈THE TRILOGY TAPES〉〈ТРИП〉などで卓越した才能を魅せてきたPAVEL MILYAKOVによるコラボレーション。7曲それぞれが両者のミニマリズムの交錯からなっていますが、とりわけ「Untitled 3」(sample1)などが分かりやすい。MILYAKOVのヒステリックなモジュラーループと拍子機能を果たしたサックスの密なレイヤー、STEVE REICHにも匹敵する厳格なミニマリズムが開花。本名名義でのPAVEL MILYAKOV作品の中でもかなり洗練されています。。これは素晴らしい。 (Akie)
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〈COMATONSE〉からの「LONG TRAX」からも、色の名前が付けられセパレートでヴァイナル・リリースされた前回と同様に、全6曲収録のアルバム「LONG TRAX 2」からの2トラック・シングルカットの第2弾、”The Struggles, The Difficulties”&”No More”を収録!
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名門〈NINJA TUNE〉そして現代実験電子音楽を象徴するカリスマACTRESSのプレミアムな一枚、ポストインダストリアル交響曲傑作をストックしています。クラシックピアノを交えた電子アンビエントの導入から中盤にかけてのドラムマシン入り、そしてインダストリアルドローンへと着地する20分越えのサウンドエクスカーション。クラシック音楽から電子音楽の歴史をなぞるような壮大なストーリー性、シームレス且つスリルたっぷりに展開していくシンフォニー作品。ワンサイドプレスのホワイト盤、マスタリングは名匠NOEL SUMMERVILLEと一切の隙がないリリース、お早めに是非。*サンプルは一曲を分けたものです。 (Akie)