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Joe Jones
In Performance
États-Unis
- Cat No.: etat05
- 2019-06-24
82年の4月の昼下がりに行われたJOE JONESによるソーラーミュージックコンサートの様子を収録したレコード。楽器の構成、天気、時間帯、季節が作曲として取り入れられたもので、マンドリンやグロッケンシュピール、ボンゴやタンバリン、ウインドチャイムなどを使っており、写真を見ると吊るされたボールがソーラー発電によって動いて演奏をしているようです。しかしながらその”演奏”は霊的、瞑想的なもので、同時多発的に各楽器が奏でられているのが奇跡的バランスでじっくりのめり込んで聴いてしまう。単なる自動演奏の音楽とは違う、なにかが乗り移ったような凄みがあり完全に音楽的であることに驚きです。写真やSolar Music Tentについての説明書き(?)ノートや写真、パンフレットなどが入っている限定200枚。少量のみ入荷、今後入るかはわかりません。たまに引っ張り出して聴きたくなる、持っていて損のない一枚です。 (日野)
サイケデリック・ミュージック・ファンの間で神格化されてきたFLUXUSのJOE JONESの名作のひとつ、「Solar Music At Sierksdorf, Ostsee」。1984年ジールクスドルフの浜辺での録音。15部のみだったオリジナルのカセットテープ、〈? MUSIC〉からの再発CDに続いて、200枚限定でEDITION TELEMARKからアナログがリリースされました。リリースされていることに気付くの遅くなりましたが、ぎりぎり間に合い、レーベルの最終ストック全部譲ってもらいました。ソーラ―パワーを使った自作の自動楽器の演奏、波の音や鳥、周囲の音のフィールド・サウンドも含めての録音。シャーマニックなトランス音楽のようでもあり、宇宙の摂理を音源化したかのような変性意識に作用する恍惚の音楽でもある。何故ここまで凄いのか。思考では理解できません。他に何も聴けなくなってしまうような強度の中毒性があります。EYEさん、はじめ多くの人が敬愛してやまない偉大な音楽です。個人的にも音楽人生に深く刻印された忘れることの出来ない音体験でした。是非多くの人に聴いて欲しいです。 (サイトウ)
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ジョン・ケージやアール・ブラウンに師事し、ラ・モンテ・ヤングやナム・ジュン・パイクらと共にフルクサスに加入、自作の自動演奏機で知られるジョー・ジョーンズの1977年のアルバム。洗礼名を"Tone Deaf Music Co."と名付けられられた電気仕立ての聖なるミュージックマシーンによる演奏。彼の目指した、自然、宇宙の摂理を内包した瞑想的なドローン・ミュージック的な要素があり、実験音楽ファンに止まらず、サイケデリック・ミュージック・ラバーに見出され愛好されてきました。素晴らしい音楽体験です。オリジナル・リリース時にはオノ・ヨーコがライナーノーツを手がけています。ボアダムス、EYEさんも敬愛する音楽家。2000年初頭にブートレッグのリイシューはありますが、なかなか入手の難しかった一枚。嬉しすぎる再発。クリア・ヴァイナル。LTD 500枚とのこと。 (サイトウ)