〈CÉCILLE NUMBERS〉や〈VAKANT〉などのドイツの古参レーベルから、コンスタントにリリースしてきたルーマニアの２人組・LIVIO & ROBYによる、'08年のファーストはデータ・リリースのアルバムだったので、ヴァイナルでは初と云える豪華３枚組にも及ぶニューアルバム！ピックアップは冒頭からの３トラック、東欧の古い唱歌のような幾重に層を成した女性チャントにノスタルージーを引き出させつつも躍動感のある”Capsule”(sample1)、変調されたヴォイスの息づかいや気配、或る種のシチュエーションを感じさせるエモーショナルなミニマルハウス”Concrete”(sample2)、捩じれるブレイクの仕掛けなどフロア・プライオリティーなビート・ミニマル”Reloaded”(sample3)などなど、ベテランらしいハイクオリティーな全11トラックを収録です。

遅ればせながらストックしました！〈Cécille Numbers〉や〈Vakant〉などのジャーマン・レーベルから、コンスタントにリリースしてきたルーマニアの２人組・LIVIO & ROBYが完全復活。中域を転がる泡のような電子音に男のスポークン・ワードなどが混ざり合うタイトル・トラック”Lock”(sample1)、身体が軽くなったようなフローティング・シンセにのって、横ばいにジワジワとテンションを温める”En Double”(sample2)を収録したBサイドが、かなりオススメです！ほか、マッドに変調を加えた女性ヴォイスにエコーの効いた空間的ダブ処理でゆったり落ち着かせるような雰囲気もいい感じのタイトル・トラック”Nici Cu La”(sample3)と、どれもナイス！レコメンドです。(※試聴音源にややトビが発生しておりますが、盤質には影響ございません、予めご了承下さい。)

しばらくリリースがとまっていたＢＶのレーベルから、幾つかのスプリットを除けば初となる、ヨーロッパ勢のソロタイトルがリリースされる。Cecille NumbersやVakant、Desｏｌatなどから発表してきたルーマニアンデュオ、LIVIO & ROBYが渋くドスのあるディープトラックを完成させての登場！黙々と突き進むビートに、時折あらわるスペースシンセに見事にはめられるシンク・トラック！そして、重厚なキックにじんわりウネるウワ音が覚醒気味のフローティン・トラック！どちらもフロアユースです。

FUMAKILLA、CECILLE、DESOLAT等々、様々なレーベルから着実にリリースしているLIVIO & ROBYを次にフックしたのはVAKANT！レーベルカラーに沿って、彼らなりのダークなトライバル・トラックをクリエイトしているのですがこれが予想以上の相性の良さで両面即戦力！2010年のライジングスターは今年も楽しませてくれそうですね。 (カイハラ)