インテリジェント・テクノな質感やダブテクノからの影響を伺わせる、霧深くエコー掛かったような反復するシンセパッドがクセになる、強靭なバネで駆け抜けるエセンシャルなタイトル・トラック”Anform”(sample1)がまず素晴らしく、さらに〈ASL SINGLES CLUB〉主宰のパートナー・PROJECT PABLOが手掛けた、クラシカルで気品のあるダブテックに仕上げたリミックス”Anform (Proj Pab Remix)”(sample2)もバッチリかっこいい！くしゃみや笑い声などのヴォイスが左右にドップラーしていく”Leveler”(sample3)もタフなグルーヴ！全４トラック。

MPCやムーグソース、モジュラーキットなどを駆使し、PROJECT PABLO名義のソロ作とはまた違ったヴァイブスを醸すJUMP SOURCEによるデヴューEP”Guide To Action”！

柔らかな質感と捲し立てるシャウト、そしてレイドバックしたムーディなサックスがのっかる、ポスト・レイヴなブレイクビーツ”Rapcha”(sample1)をAサイドに、レーベル首謀のPROJECT PABLOによるハウス・ミックス”Rapcha (PP's Freq Mix)”(sample2)に加え、ケベック出身のローカルDJ・FRANCIS OAKことPRIORIによる、 これまた90's回帰ともいえるグランドビートなミックス”Rapcha (Diji's Jewmanji Mix)”(sample2)を、Bサイドにカップリング！

同じくモントリオールから発信する〈SUMMER COOL MUSIC〉というカセットレーベルからアルバム作品をのこす、よい経歴からもうかがい知れるような、〈MOODHUT〉のFLORISTあたりにも通じるクールで清涼感のあるシンセワークとクセのある電子音、リズムプロダクションも秀逸なハウストラック”No Motion”(sample1)を筆頭に、イマージナリーなダブ・アンビエント”Rhododendron”(sample2)や、”Mantra”(sample3)など、JACK Jの初期アンビエント・ワークやAQUARIAN FOUNDATIONあたりのファンにオススメの１枚です。

PHYSICAL THERAPY主宰の〈ALLERGY SEASON〉やグラスゴーのニューレーベル〈ULTIMATE HITS〉にもシングルをのこしてきた、ニューヨークのエレクトロ・レイヴ・プロデューサー・MAX MCFERRENと、〈CHURCH〉や〈ROYAL OAK〉、〈MAGICWORE〉や〈LET'S PLAY HOUSE〉と活躍の場を大きく拡げている、ケベックの急進・PROJECT PABLOによるアンダーグラウンド・ジョイント！ハウス・コンシャスなボトムライン、モダンで金属的なリフにのり空間にたなびくレイヤーシンセやヴォイス・サンプルでフロアを扇動する”Warm For A Long Time”(sample1)、ライトフルで軽快なグルーヴの中にトリッピーなサイケデリック・エフェクトを垣間見させる”Chores Dub”(sample2)も絶品！ウォーミーでメロディアスなレイドバック・ブギービートダウンな”Write It All Down”(sample3)もいい感じです。お薦めです！