クリスタルクリアな音色のフローティングシンセで惹き込み軽快なブレイクビーツを挿入、メロディックに跳ねさせたベースにはウエイトを持たせた「Aspect」 (sample1)を皮切りに、ラフなブレイクビーツをアシッドリフで後半から捲し立てる「Going Fast Nowhere」(sample2)など、高音＆低音の対比をくっきりさせているのが特徴的。ビート骨格を骨太にして現行フロアに即応させたRUDOLF Cのリミックス（sample3）含め、モダニズムを感じるハウスウェポンが揃いました！ (Akie)

個人的にもミニマルエレクトロ~ハウスのカタログ一番がかなりグッときた〈ANIMALIA〉にも参加しているSAM BRICKELをフィーチャーしたリードトラック「Earchin' For Paradise (ft Sam Brickel)」(sample1)からウエットなシンセコード、アシッドシンセを用いながらもかなりテンションを絞った渋いカットが続きます。高電磁波を帯びたエレクトロブレイクス「U.F.O's Over New York」(sample2)や、現行ハードウェアサウンド前線にて活躍するLOU KARSHがラフなシンセラッシュを加えた「Colour Therapy (Lou Karsh Remix)」(sample3)なんかも素晴らしい。曲そのものに明るさはないものの、その分センチメンタルが際立ちますね。 (Akie)