ローファイでバラエティに富んだ変化球パーカッション、コラージュやブレイクも予測不可なでかなり面白トラックな”Segway City Tour”(sample2)、ソリッドに攻めるビートにアメージングなポリリズム、ベースの凄い鳴りからの展開も最高な”Gaze”(sample2)、Bサイドに搭載。A面は先頭の”Alone Together (Together)”、こっちのアカペラ”Alone Together (Alone)”(sample1)も是非！

金属的なリフレクションやトリッキーなダブエフェクトを配し、疾走感のあるトラックでたたみかけるA1”Untitled”(sample1)、複合的なタイムラプスを仕掛けるポリリズミックなウワ音にロウなシンセサイザーを纏いながら駆け上がるA2"Untitled”(sample2)もオススメ！アンタイトルの全４トラック。

〈Uncanny Valley〉が始動したサブライン、〈Shtum〉の2番はSleepy Cityから斬新な「IDM JAZZ-STEP」とも言える渋いアルバムを出している、ドレスデンシーンの中核を担うKRYPTIC UNIVERSEの新作。軽妙なパーカッシヴ・リズムの上を、どこかコンクレート不協和音的なピアノや管楽器の音などが、不意に飛び交っているA1のタイトル・トラック"A Light In The Box"(sample1)がユニークです！トランシーな倍音ベースのB1"Dark Sky"も良し。そして、忘れてはならないのがベテラン・XDBをリミキサーに起用したA3"Signals"(sample2)のグルーヴは、さながらフランソワの〈WAVE〉期のXDB作品を想わせるディープに仕上がっていますよ。