ニューディスコ界隈から、ユーロ・ディープハウス勢にも支持されるカナダの実力肌、THE MOLEのニュートラックがお披露目。おなじみの太い足回り、ロウなサンプル使いとじんわり効き目が現れるシンセが折り合いながらアブストラクトに揺らぐA1 ”Bounty Hunter”(sample1)は、最近のルーマニアン・テックにも相通じるようなストレンジ・グルーブ。次に、フランスの初老ベテラン電子音楽家PHILIPPE CAMによる、鳥が歌っているようにも聞こえるクリアーで美しい響きを持ったピュア・エレクトロニクスA2”12Pretemps”(sample2)も素晴らしい。B面にはMZKBXことMaster Muzikboxによるシカゴ・トラックにバレアリック感が加味されて結構なインパクトを与えるB1”Everything Possible”、そしてSuCré SaLéなるフレンチ・ハウス・デュオによる、アフリカンなフルートと弦楽器を混じえながら淡々とハマれるディープハウスB2"Gaspaccio"(sample3)も、グッときます。recommend!!!