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Bridge

  • Cat No: FIELD027
  • updated:2018-08-17

ドキュメンタリー映画のサウンドトラックとして作られていますが、その内容と上手くリンクした淡々としながらも色々な感情が芽生える繊細な作品。

鎖国時代に機能していた長崎市の出島を現代に復元させるというプロジェクトがあり、そこに架かる橋のデザインへの市民と製作者側との齟齬などを浮かび上がらせるドキュメンタリー映画「BRIDGE」のサウンドトラックを日本を代表するプロデューサーENAが担当。恐らく日本らしさ、歴史を踏まえたものなどを求める市民、そして現代の技術を活かした「今あるべき姿」を作ろうとする製作者。その互いの理想の食い違いを巡る繊細なやり取りを表現したアルバム。生音のサンプリングと電子音は淡々と混じり合っていき、そして建築的に積み上げられていく。その音は同時に不安や表面的ではない怒りなどの感情的な部分が入り込んていると感じます。 (日野)

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