〈WOLFSKUIL〉〈FREERANGE〉でのリリースでも知られるオランダのBas Amro。テックハウス／ディープハウス・プロデューサーの印象もある彼ですが、この作品では〈IRENIC〉のカラーも相まって、ストイックなダブテクノが展開されています。ヘビーな重低音のなかでスタイリッシュなシンセがじわりと広がっていく"A1..Chained（Sample1）"。酩酊を誘う断片的に響き渡る金属音、それを掻い潜るように奇妙にうねるメロディ"A2..Nearing（Sample2）"。Roger GerressenによるA1のリミックス"B1..Chained (Roger Gerressen Remix)（Sample3）"は、原曲のボトムをタイトにし、うっすらと聞こえるストリングス、スタイリッシュなメロディーの反復を効果的に扱ったミニマルな構成が展開。完成度の高い3トラック！必聴です。 (Ashikaga)

若干19歳でシーンに登場し、地元オランダの〈WOLFSKUIL〉や〈WOLFSKUIL LTD.〉からスマッシュヒットを連発したのち、幾つかのデータでのリリースを経て、しばらく音沙汰のなかったBAS AMROがカムバック！持ち前の粘りのあるグルーヴに、バウンシーでパーカッシブなリズムを走らせた、フロア・ウォーミングなタイトル・チューン”You And Me”(sample2)を、ケルンの〈PNN〉(popnoname)からのリリースが話題となり注目されている、過去にはあのネナ・チェリーとの混成ユニット「cirKus」でも活動していた、イギリスのMATT KARMILがリミックスしたB2”You And Me (Matt Karmil Remix)”(sample1)の、直線的に走るアトモスフェリックなムードにわずかにメロディックなパートを聴かせるローなモダンディープハウス、オリジナルと共にオススメです！

PEPE BRADOCK「Burning」ラインのグレート・テックハウス。 (カイハラ)