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Basil Kirchin
I Start Counting!
Trunk
- Cat No.: JBH 068LP
- 2018-11-05
40年代にプロのジャズドラマーとしてキャリアをスタートさせ、60年代からフィールドレコーディングした素材をテープで再生スピードを変えるなどして編集して元の素材を分からなくさせて曲を作っていく方向に変わっていったBASIL KIRCHIN。71年に発売されたWorlds Within WorldsのPart IとPart IIはEvan Parker含むジャズセクステットと鳥や動物、変調された虫の音で作られ、その後74年に発売されたのがPart IIIとPart IVであるこの作品。これはチェロやホーン、オルガンなどを使い、他にもゴリラや鳥、フラミンゴやジェットエンジンなどを使って実験されたものです。オリジナルのライナーノーツにはBrian Enoが寄せており、「全く新しい領域の音を発見しただけでなく、巧みな技術で探求し美しい音楽を生み出した」と賞賛しています。実験的でエクスペリメンタルながらところどころ美しくハッとさせられる色褪せない傑作アルバムです! (日野)
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すでに10作を越えレーベルのライフワークともいえるベイジル・カーチン関連の音源をリリースしているTRUNK RECORDSから新たな再発。70年代に黒人奴隷を主人公に描き歴史に残る大反響をおこしたTV番組「ROOTS」の初代の監督でもあるデイビット・グリーンが、ジェニー・アガターを主人公に70年に制作した映画「I Start Counting」の為に制作した音源。映画の冒頭に使われているLindsey Mooreを起用したヴォーカルソングは、日常の中のブリスフルな朝の風景とともに送られるタイトル。ワールドミュージック、東洋的な世界観も垣間見にもインスパイアされた素晴らしいサウンド。B2からは80年代初頭のドキュメンタリー「Third World」エキゾチック、ニューエイジ、数的な実験、ミニマル、プレテクノ、トリップホップ的要素もある驚きのサウンドです。 (サイトウ)