〈FAR OUT Recordings〉から、〈QUARTIN〉時代の音源が再発され再再評価高まるサキソフォニストVICTOR ASSIS BRASILの1STアルバム。〈QUARTIN〉へと移行するオーナーROBERTO QUARTINがデオダードをリリースするために設立し軍事政権下にあっても高い芸術性を誇ったインディペンデント・レーベル〈FORMA〉からの1966年にリリース。コルトーンに強く影響を受け、バークレー音楽大学で学んだ、ジャズ、即興音楽のスペシャリスト。João DonatoやMARCOS VALLE、CARLOS LYRA等の曲のカバーも含む10曲で黄砂詠されています。TENORIR JRはじめ、ドラムChico Batera、ウッドベースEdson Loboたちが参加しています。プロデュースは、ROBERTO QUARTINとともにFORMAを手掛けた盟友Adi Gebara Netto。 (サイトウ)

メディテーショナルな内省的宇宙を凛とアンサンブルするスピリチュアル・ボサノヴァ・ジャズ、アントニオ・カルロス・ジョビン集大名作。エレガントなピアノやオルガンなど鍵盤にもうっとりする。アンビエンスなオルガンの響きに導かれるサイケデリック・メディテーショナルな世界観の「Dindi」のカヴァーB2も秀逸。（トラックリストからぜひ）1970年、アメリカ留学直後のヴィクトルが名手達と共にブラジルのボサノヴァとアメリカ・ジャズのポストバップ、サイケデリックの融合を試みたモダンでセンセーショナル野心的挑戦的な歴史的名作金字塔。ライナーノーツはなんとジョビン本人が担当している。 (コンピューマ)

エウミール・デオダート、バーデン・パウエル、ヴィニシウス・ヂ・モライス、ルイス・カルロス・ヴィーニャス等々の素晴らしい音楽家が集ったレーベルFORMAの ROBERTO QUARTIN(ホベルト・クアルチン)が、FORMAの音源の権利をPOLYGRAM売り、新たに始めたレーベル〈QUARTIN〉。短命に終わるも今なお高い人気を誇る〈QUARTIN〉70年代初頭の音源をFAR OUTが着手した再発シリーズの最新作は、VICTOR ASSIS BRASIL。「Toca Antonio Carlos Jobim」に続いて、こちらの「Esperanto」も再発。カルロス・ジョビンのカバーで構成された「Toca Antonio Carlos Jobim」と同日に行われ別々にリリースされた録音。圧巻のセッション。ぜひ聴いて欲しい。 (サイトウ)