〈KEN OATH〉からエクスペリメンタル音響ジャズバンド・THE TANGENTSの鍵盤奏者・JOEL TRIGGとの共作カセット「ELEGANT UNIVERSE」のリリースや、〈ANALOGUE ATTIC〉からの単独ソロアルバム「INDIGO」で注目されるマルチミュージシャン・MATTHEW HAYESと、HIATUS KAITYOTE以降のクロスオーバーシーンで人気を上げている大所帯バンド・30/70のドラマー・ZIGGY ZEITGEISTの２人によるダンス・エクスペリエンス！豊潤なフェンダーローズとスペイシーなシンセワークに緻密なアレンジメント、そして寸分の呼吸をみださない超技巧な演奏力で創り上げる人力ディープハウスが堪能できる１枚。加えて、漆黒なポエトリーが宇宙に溶けだすコズミック・スティックダウンなタイトルトラック”Otway Chimes”(sample3)など、全６トラックを収録です。

数あるライブラリーレーベルの中でも、その内容の高さから多くの音楽ファンが探し求めるUK老舗KPMがついにアナログ復刻。MADLIBワークのPERCEE P「Who With Me? 」にサンプリングされた「Name Of The Game」(sample2)が収録されていることでも人気の高い作品。それぞれ多彩なフィールドで活躍したプロデューサーの共演ということもあり、個性際立つ楽曲群。ジャズでも燻されたダウンビートモノから、ファンキーなスピード感のある電化モノまで様々、加えていなたい清涼ラウンジミュージックも収録。今回の再発シリーズはリマスタリングされた重量盤復刻というのも有難い。 (Akie)

DENGUE DENGUE DENGUEやMANATIVEなど、ジャンルを越境したロウ・サウンドを世界中からコレクトする〈ON THE CORNER〉に、BASMENT JAXX主宰の〈ATLANTIC JAXX〉に作品を残すPLANET BATTAGON登場。アルトサックスやフルート、破壊音などのSEまでも加わった無秩序な響き合い。ベース/ドラムが生み出すスウィングでカオティックな音空間がジャズグルーヴに一変。ボトムだけでなくモジュラーもグルーヴを揺らしてくるなど、シンセのユニークな使用が他の電子ジャズと一線を画す所以。管楽器はGRACE JONESをはじめ著名アーティストをサポートしてきたMARTIN SLATTERY。 (Akie)