FREUDE AM TANZENからのリリースはDetハウスファンまでも巻き込んで、ヒットとなったTARON-TREKKAが再びBRUT!から。グルーヴだけを抽出し、渦巻くような繊細な音響感のポスト・ビートダウンもここまで来ました、なSample 1。聴いてる内に脳内言語さえも溶けていきそうな、ドロドロドロドロのSample 2。ガルニエも実際にプレイして鳴りに驚いたというお墨付きの1枚であります。そしてLTD250の片面クリアヴァイナルでもあります。 (中村)

オールドスクールなアシッド・サウンドを使ったテックハウス・トラック。相変わらずクールで堅実な仕事っぷりが好感もてるミニマル度の高いテッキーなAGNESミックスも収録。SETH TROXLERやCASSYあたりがプッシュしているみたいなのであの感じが好きな方は要チェックで?す！

EKKOHAUSやTARON-TREKKAら渋い面子による名作をリリースしているナイス・レーベルBRUT!の初期カタログ。煌めくドリーミーなシンセとSE、スペースVOXがダビー&パーカッシヴなトラックの上で次第に上昇していくレトロ・フューチャリスティックなオリジナルも光ってますが、低空飛行するダビー・ミニマルに仕上げたNASS、人気者EFDEMINのB1それぞれ好仕事。NORMOTRONやPOLYTONEからリリースしているANDREAS HEISZENBERGER作。オススメ。 (カイハラ)

CATWASHからリリースした「Ice Cream」がヒットして注目を集めたLITTLE FRITTERが、マニアックながらなんだかんだ毎作すぐに売れてしまうBRUT!から初リリース。これがなんとLKJことLinton Kwesi Johnsonをフィーチャーしてのモダン・ダブ・ハウス。バウンシーで抜けの良いトラックに絡むLKJの燻銀のポエトリーが相性も良くて最高です。仕事人EKKOHAUSは重心を落として展開をつけた流石の渋いリミックスワーク。BRUT!いいレーベルですよ。 (カイハラ)

SERIALISMからの地下ヒット「Don’t Laugh At Me EP」以来久々のMARCO SHUTTLE。今度は最近密かな人気のマニアック・レーベルBRUT!に登場です。灰汁強めでユニークなリリースの多いBRUT!のカタログに相応しい内容で楽しませてくれます。モダン・ハウス界隈のトレンドに通じるアコースティックなサンプル使いなのに、この気持ち悪さは特筆モノ。B面の「folha seca」はグリム童話のダークサイドを観ているような気分。その名も「The Horor」と名づけられた彼流ダビー・テックも後味の悪さが何とも魅力的。 (カイハラ)