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Eric Chenaux
Say Laura
Constellation
- Cat No.: CST160
- 2024-06-27
歪んだ自作ナイロン・ギターに物憂げながらどこか抜けのあるボーカル、トロント出身のERIC CHENAUXの新作はキャリア最高傑作。めちゃくちゃいいです。
Track List
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今までのソロ名義から今回はトリオ名義にということですが他2名もすごい!フィリップ・メランソンはサム・ゲンデルやジョセフ・シャバソンのアルバムにも参加しているエレクトリック・パーカッション奏者。ライアン・ドライバーはウーリッツァー社のエレピでコードとメロディーを紡ぎ出し、シェノーの特徴であるフライド・ギター・ソロと歌声をより際立たせている。ライアンのソロ作"Careless Thoughts" はなんと橋本徹氏がプロデュースするアプレミディ・レコーズよりリリースされています。そんなトロント/カナダシーンの異才両者が参加し、フランスの片田舎のシェノーのスタジオでrecされたとのこと。
Ring modulation(リング変調)とオールドスクールなファズギターや様々なテクニックを駆使してながら、小難しくならずに素晴らしきメロディと間が際立つ傑作!Delights Of My Lifeというなのタイトル通りのまばゆき音像ですね。末長く聴けそうです。大推薦! (Shhhhh)
トロントの前衛的&メロウSSWであるサンドロ・ペリー。ボーカルアルバム"Soft Landing"もロングセラーで新作が待たれるとこですが、ここで知る人ぞ知る彼のインスト/即興方面のユニットであるOff Worldの新作。
ジャズ?ダブ?エレクトロニクス?全部変ですね。とはいえ統一された品の良さというか、ソフトサイケ感溢れる寓話的絵巻もしくはさんと風味、ジャケも相変わらずセンスいいですね。トロント・レフトフィールドシーンの面白さ。
これまた鬼才SUSUMU MUKAI aka ZONGAMIN、トランペット奏者Nicole Rampersaud、バイオリニストJesse Zubot参加。たまには時間を外したい方に。 (Shhhhh)
オーネット・コールマンがギターを弾いたら?とも評された、ナイロン・ギターや弓を使って不思議すぎる音色を発明。その上に甘く透明感ある歌声、、ため息。。SANDRO PERRIといい、トロントのサイケデリック具合はむしろダンスミュージック好きの方がいいのでは?ということで入荷です。素晴らしき最新作"Slowly Paradise"よりもこちらはアンビエント/ドローン的にも聴けて(実際私のとあるアンビエントミックスでも使わせてもらってます)、さらに瞬間的にゴスペルだかソウルの妙な崇高さもやってきて併せ持つ。めちゃくちゃいい。。レコードはあまり日本では出回ってないです。アーサーラッセルが引き合いに出されてますが、ダンス、即興、ジャズの白いクロスオーバーなセンスは確かにこの周辺にありますね。大推薦。 (Shhhhh)
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こいつも唯一無二のSSW。パリ在住のようですが、Rat-Driftingというレーベルを主催して90~00年代のトロントの即興/ジャズシーンで長く活動というユニークな経歴の持ち主。オーネット・コールマンがギターを弾いたらこうなるかもしれない、と形容された独特の操法から紡ぎ出されるギターのなんとも不思議で曲がり切った音色。。世界中の様々なギター聴いてますがこんなんないです。しかしちゃんと浮遊感と快楽的な楽しいサイケデリック。だけではなく、この上に載る甘いメロディと透明感ある声も最高ですね。来日公演では七尾旅人とも2マンやってます。SANDRO PERRIやGODSPEED YOU BLACK EMPEROR!との共演ももちろん。トロントシーンのエレクトリックとインテリジェンスとダンスミュージック・スパイスの混ざり具合はなんとも今気分ですね!スイセン! (Shhhhh)
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ミニマルなパーカッションとメローなボーカル、音数の少ない玄人のサイケデリック・ギター。実験的な部分もありながらわざとらしさを感じない職人芸、1曲目の16分の長尺トラック"TIME"(sample 1)から夢見心地の世界へ。"God Blessed The Fool"(sample 2)、Back On Love(sample 3)もひたすらいいです。もともとハウスを作ってたりした人みたいでダンスミュージックのツボと快楽を知ってるからでしょうか、パーティのアフターにもいいですね。ずっと聴ける一枚。 (Shhhhh)
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N.YのRVNG諸作のような、背景にディープなノイズ、ジャズの呪があるというより、もう少し軽やかなポストニューエイジでカラフルな90`s風味エレクトロニクス+幻想ポリリズム。日本の環境音楽に影響下であろう、残響∞行間の多めで水が流れるような繊細な白昼夢プロダクション。Part II • Pixelated skin(sample 2) は確かにカルカベのリズムぽいマグレブ音楽インスパイアですな、そこからPart III • Liquified then evaporated (sample3)の16分超えの崇高なラストへ。非常に気持ち良し。。同タイミングでアップのMARKUS FLOATSといい今まで知らなかったんですがループしてます、すげーいい。この辺のカナダシーン見逃せない感じありますね。180G Vinyl+DLコード、ポスター付き。 (Shhhhh)
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モントリオールのD.I.Yコミュニティで電子音楽を発信し続けながらパンク/ポストパンクのバンドでベースを弾いていたというユニークな経歴の黒人アーティスト。オルガンの音をベースに崇高ささえ感じるエレクトロニクス。アートワークとともに世界観でき上がってます。ループ中。DLコード付き。 (Shhhhh)
テーマは"終わりのないソング・ライティングのへ試み"。そのテーマ通りか、一曲目の24分の"In Another Life"はシンセ、ピアノ、ギターとボーカルだけで24分。たまにシンセがうねってはっとするんですが、特に暴走することなくサイケデリック低空飛行を続けながら、ひたすら色気ある素晴らしい歌とメロディーに戻ったり戻らなかったりの夢見心地な万華鏡ソングライティング。長くだらだらヒッピー的なセッションではなく、微細に計算されたミニマル・サイケポップの誰もやってない領域なんじゃないでしょうか。B面の"Everybody's Paris"は同じトロントシーンからAndré EthierとDan Bejar を迎えてボーカルだけそれぞれ別テイクという珍しい試み、元の曲がいいからこういうのもオモロイ。OFFWORLDとか他の名義は思いっきりエクスペリメンタルなのでその振れ幅もでてます。Boomkatで絶賛のアーティストってのも頷ける。来日はコロナでキャンセルでしたが次は行きたい。ずっと聴ける推薦盤。アートワークも好き。DLコード、ポスター付き!試聴は24分の世界観は無理なので、メロディを重視したEDITを(sample 1)。 (Shhhhh)
SANDRO PERRIやERIC CHENAUXの元からある実験音楽サイド全開。白くてジャズでオーガニック・アコースティック・エレクトロなトロントシーンのエクスペリメンタルな部分を凝縮したようなフリーセッション。ERIC CHENAUXとZongaminといった驚きのメンツからBECKやMotion GraphicsのプロデューサーもやってたDrew Brown、過去にはMickey Moonlightのリミックスもあったりとやはりトロント・シーン面白いです。前作"1"はよくdjでも使ってましたね。 (Shhhhh)
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16mmフィルムのプロジェクターとスクリーンの下、大所帯のメンバーでエクスペリメンタル/ドローン/ノイズとともに恐怖と喜びを表出するGY!BEの2017年作。ここ数日カナダのトロント、モントリオールのシーンの面白いのを発掘してましたが、その中心レーベルCONSTELLATIONはGY!BEを最初から紹介していましたね。ボアダムスが出た2010年のATPでトリでやってる時思ったんですが、ライブのカリスマ的な佇まいとともに全体的にラスボス感すらあります。後追いぽいバンドはいますが、2020の今聴きなおしてもこんなバンド他にいない。感情垂れ流しのだらしなノイズとは美学とストイックさが違います。やっぱすごいぜGODSPEED YOU BLACK EMPEROR!ダウンロード・コードとポスター付き。
燃えるボートで録音されたという今作の各曲コンセプトは以下に、
1. UNDOING A LUCIFERIAN TOWERS – look at that fucking skyline! big lazy money writ in dull marble obelisks! imagine all those buildings much later on, hollowed out and stripped bare of wires and glass, listen- the wind is whistling through all 3,000 of its burning window-holes!
2. BOSSES HANG – labor, alienated from the wealth it creates, so that holy cow, most of us live precariously! kicking at it, but barely hanging on! also – the proud illuminations of our shortened lives! also – more of us than them! also – what we need now is shovels, wells, and barricades!
3. FAM / FAMINE – how they kill us = absentee landlord, burning high-rise. the loud panics of child-policemen and their exploding trigger-hands. with the dull edge of an arbitrary meritocracy. neglect, cancer maps, drone strike, famine. the forest is burning and soon they’ll hunt us like wolves.
4. ANTHEM FOR NO STATE – kanada, emptied of its minerals and dirty oil. emptied of its trees and water. a crippled thing, drowning in a puddle, covered in ants. the ocean doesn’t give a shit because it knows it’s dying too. (Shhhhh)
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オーネット・コールマンがギターを弾いたらこうなる?とも評されたトロント出身の即興演奏家、ERIC CHENAUXの新作が期待を裏切らない出来。オープニングの9分にもわたる揺らぎサイケ・チューンの"Hello, How? and Hey"(sample1)からいつもの世界観です。即興やアンビエントと呼ぶには親しみやい摩訶不思議な距離感のアヴァンポップ。アルバムを通してスローで揺らいでいる変な時間軸に持ってかれますが、しっとりとした美しいメロディと歌声にきちんと着地。静かなる春の傑作。 (Shhhhh)