匿名的リリースながら話題を呼んだイタリアのリエディット・レーベルENZINO'S。第5弾。今回はDJ ROCCAやドイツで、南米サイケや中東サイケのマニアックな再発をしているBLACK PERAL RECORDSを運営するROSKOW KRETSCHMANNとTOM SKYのユニットMUDEGGらの名前がクレジットされています！DOPED ROOTSの歌モノハウスにはじまり、電子音/シンセサイザーファンクのミッドテンポのスペース・ブギー(sample_２)、フランス語のオブスキュアなコズミック・サイケ等々要注目のマニアックエディット！スピネッタやロック・アルヘンティーノを思わせるサイケ・ロック・ネタのROCCA(sample_1)！！ (サイトウ)

ベテランによるものと噂の、毎回凝った(？)スリーヴで届けられる＜ENZINO＞リエディットの３番。まず、DJ HARVEYもこよなくプレイしてきたイタロ・ディスコ聖典である、セルソ・ヴァリのスーパーグループAZOTOの"Anytime Or Place"('81)を、フィルター＆カット・ループでタイトな展開に抑えたA2”Marziopaola”(sample1)や、THE POLICEの面々を大きくフィーチャーしたEBERHARD SCHOENERによるカルト・クラシック”Why Don't You Answer”を、歯切れの良いリズムに差し替えて原曲のディープな印象をイメチェンしたB1”Wdya (Musumeci Edit)”(sample2)やCHILLY”For Your Love”セミ・インスト化したA1など、定番ズラリ。イタリアの人気歌手の妹でもあるLORENADA BERTEのしゃがれ声が堪能できる同名のアルバムからの哀愁ブギーファンク”In Alto Mare”のコズミックなエディットのB2”Breathing (Alem Nad Edit)”(sample3)も秀逸。

永遠のマイアミ・ソウル名曲"Why Can't We Live Together"で知られるTIMMY THOMASによる、77年〈T.K.Disco〉リリースのアフロディスコ"Africano"を、インストゥルメンタル・パートを引き伸ばし電子音を散らしたコズミックな仕上がりのB1”Vice”がやはりオススメでしょう！また、低めを徘徊するハウス・オリエンテッドなベースラインに、エレキギターがエフェクティヴに揺らぐ超ロングブレイクがヤバいA1”Glain”(sample3)もフロアでの効果抜群のレイト90'sなジャッキン・トラックス！！

オールドタイムなオブスキュア・ロックをダビーにボトムを加えした”Mary”、〈Honest Jon's〉からのヒット作、CANDI STANTONをPEPE BRADOCKがリミックスしたアノ曲を彷彿とさせるブレイキンなリズム隊のファンキーハウス”Epy”、シカゴっぽいチャンキーなセミ・アシッド・トラックで、トライバルなバウンス感が気持ちいい”Cesky”もオススメです！