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John Bender
Pop Surgery
Superior Viaduct
- Cat No.: SV103
- 2019-05-24
US同時代ならでは、SUICIDEをも彷彿させてくれるドリーミーでメランコリックなエレクトロニクス・リズムとヴォーカル(ポエトリー)とのパンクでノーウェイヴな感覚、ジョン・カーペンターとも共通する世界観も存分に感じられる。朴訥とした牧歌的メロディも味わい深い。当時の盤を再現した、1枚1枚図柄の異なるスタンプアートのジャケットのアートワーク風合いも味わい深く、折り込みミニポスター、アートシート付きでの装丁からも愛情が存分に伝わる、Steve Reich、Tony Conrad、DNA、Suicide、Glenn Brancaら素晴らしいリイシューが続いているSUperior Viaductによる名仕事。レッドクリアーカラーヴァイナル。1000部限定。A3「27B4」は、Faust「It’s A Rainey Day Sunshine Girl」のカヴァー。全7曲。トラックリストからもぜひともどうぞ。 (コンピューマ)
80年にリリースした1stアルバム「I Don't Remember Now / I Don't Want To Talk About It」と同時期に作られ、翌年発売された2ndアルバムがこちら。オリジナル版は音楽ファンから今でも高値で取引されていて、このへんてこなヴォーカルやすごくカッコイイドンカマリズムがクセになる!1stアルバムから比べると派手さがないものの、アングラ感がありつつ音楽的に洗練されているように感じます。無意識かは分かりませんがSUISIDE的な勢いあるクールなトラックがあったり、ジャーマンロック的ミニマルさも垣間見えていたりしながらもやはりどこかおかしく無視できない作品です! (日野)
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〈SUPERIOR VIADUCT〉もJOHN BENDERの再発をするのはこれで3枚目となりますが、こちらは謎に包まれカルト感漂うレコードレーベル〈RECORD SLUTS〉により1983年に発売されたアルバム。彼はVELVET UNDERGROUNDやCAN、SOFT MACHINE、さらにはROBERT ASHLEYなどから影響を受けているらしいですが、このアルバムも方向性が定まっておらず、LO-FIで謎なハーモニクスのエフェクトをかけられた調子っぱずれなボーカルがあったりとアウトサイダー感が止まらない!それが逆にすごく面白く、オフィシャルインフォにも書いてありますがTGの「20 Jazz Funk Greats」など好きな人には一度聴いてみてほしい怪作です! (日野)