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Josiah Steinbrick
For Anyone That Knows You
Unseen Worlds
- Cat No.: UW041lp
- 2024-10-20
Track List
1. Josiah Steinbrick - (Five Synthesizers)
02:312. Josiah Steinbrick - (Two Bonangs, Coated Spheres, Piano, Two Synthesizers, Natural Objects)
02:373. Josiah Steinbrick - (Three Synthesizers)
05:154. Josiah Steinbrick - (Vibraphone, Marimbaphone, Malleted Wood, Two Synthesizers)
03:505. Josiah Steinbrick - (Synthesizer, Two Idiophones, Rin Gong)
05:276. Josiah Steinbrick - (Two Bells)
01:097. Josiah Steinbrick - (Carbon Steel, Four Spheres, Four Drums, Three Synthesizers)
06:408. Josiah Steinbrick - (Two Vibraphones, Two Bowed Marimbaphones, Wooden Xylophone, Two Bells, Handheld Wood)
03:069. Josiah Steinbrick - (Four Synthesizers, Two Bells on Tuned Wood)
06:32当店でもベストセラーだったLEAVING RECORDSからリリースしているバンドBANANAのピアノ、ビブラフォン奏者で、エピタフ等でリリースする西海岸のハードコア、パンク・シーンで活動してきたJOSIAH STEINBRICKのソロ・アルバム。2016年の彼のソロをシイシューした〈HANDS IN THE DARK〉から新作です。西洋音楽様式から脱却した現代音楽の影響を受けた、オルタナティヴなポスト・ミュージック。推薦盤! (サイトウ)
Track List
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耳触りの良さや後世に残すために録音されたのではなく、物としてのピアノ、それを演奏する人そしてそれが鳴る瞬間。それらにフォーカスした作品とのことですが、これはなんとなくL.Aやニューエイジへのカウンター?なのかなと邪推。
対位法ではなく、共鳴し穏やかに寄り添う朧げで水墨画のようなサム・ゲンデルのサックスといい、独特の"間"が全般を覆う。ピアノのエモーショナルな美しい響きというより、確かにアブストラクトな音色とメロディを表出しています。光の微かな変化のような、と資料にもありますがまさに言い得てますね。聴く側の心理状態でも印象が毎回変わりそう、そんなピアノ音楽です、素晴らし。
ケチュア族でおそらくペルー人のレアンドロ・アパサ・ロマスの音源のカバー"Green Glass" (sample2)ですが、これは要するにペルーのフォルクローレであるウアイノのピアノカバーですね。原曲の素朴な美しさと本作のタッチが不思議とシンクロして、本作を支配する素っ気ない作風の中にフォルクローレの持つ優しさが溢れ、まさに光が漏れ射しててくるよう。。たとえばカルロス・アギーレ周辺でもこのカバーはなかったでしょう。そして、マリ伝統音楽最高峰の1人である、コラ奏者トゥマニ・ジャバテのカバー。そして個人的にも大好きな、ハイチ系のギタリストFrantz Casseusのクレオール 伝統歌"Lullaby"カバー(sample3)も素晴らしすぎる。などなど、それぞれの越境カバーソングが異国の光を与えてくれます。
こうやってコメントのためにに繰り返し聴いてますがどんどん印象が変わってくる。大名作なのではないかと。サム・ゲンデル参加というトピックも必要ない完成された世界観。 (Shhhhh)