- LP
- Digital
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- New Release
Numa Gama
A Spectral Turn
bié Records
- Cat No.: bie-32
- 2024-06-15
Track List
ついに単体アーティストでも作品を送り出したVoodoohopは一番若手、GAMA。私が行ったミナスの奥地の滝で執り行われたVoodoohopフェスでもその時22,3歳?ながらも異彩放ってました。Voodoohopコレクティブ周辺でプラグインを発明、交換し合って勝手に進化する。ダンスミュージックの文脈上ではミュータントな存在の彼らの最新の結果はこの、アヤワスカ・ポエトリー・スロー・テクノ。レコードも発売予定でしたが、このコロナ騒ぎで延期中止(来日も泣)となってます。。まずはCDで! (Shhhhh)
スロー、トロピカル、ニューエイジetc,,という既視感をつかもうとしては逃げて行くどこにも属さない音楽で、サイケデリックという言葉すら憚れる全編に妖艶な怪しさと瑞々しさを湛えた美しき新感覚。ダンスでもリスニングでも瞑想でもない、遠いところへ。どこか切なさも含む、ブラジル/南米のフォルクロアもやはり根底にはあります。
いわゆる南米スローやエレクトリック・フォルクローレというキーワードを越えた2020年代アヤワスカ・テクノ。
コロナ渦で来日公演やVoodoohopフェスティバルのキャンセルで延ばされていたリリースがようやく日の目をみました。コンピレーション、”Entropia Coletiva Ⅱ”に続くVoodoohopの自主レーベルの第2弾です。 (Shhhhh)
Track List
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伝説的Voodoohop collectiveのコアメンバーでもありました、そのサウンドスケープの本質は南米の情感とオーガニック・アヴァン・ノイズだっりもしたわけで、その遺伝子が受け継がれたオブスキュア・ダウンテンポ作品。資料には”不気味で冷たい亜熱帯のサウンドスケープ”とも形容されてますね。
スムーズ&ミステリアス・ミスティクなシンセワーク、ダブ処理。自身のボーカル。最近ramziとも交流あるらしくその辺ともシンクロしてます。色々なレイヤーを携えながら、音的にはアブストラクトというわけでもない、ニューエイジ、アンビエントを通過した耳障り。ちなみにLeaving Rcordsのweb3プロジェクト”GENREe”の立ち上げにも参加。
今作はジャック・デリラの憑在論に触発されたとのこと。それをここに解釈するならば、音楽はオリジナルという概念を超越して、亡霊のように過去から現在まで立ち現れては消える、ようなものでしょうか。伝統/フォルクローレの呪の部分をよく解釈してたVoodoohop collectiveの思想も反映してるなと勝手に思います。まあ、あと曖昧な表現なんですが、やっぱり音全体がお逝きになってるというか、、、どう考えても天才。 (Shhhhh)