- 12inch
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Tenderlonious
On Flute
22a
- Cat No.: 22a012
- 2017-05-19
ロンドンを拠点に活躍中のアフリカ系マルチ・ミュージシャン・MO KOLOURSや、チャイニーズ系プロデューサー・HENRY WU、さらにDO£ BOYやDZIKO a.k.a. SHEPARD MANYIKAといった南ロンドン地区のフレッシュなリリシストのバックを手掛ける、〈FIVE EASY PIECES〉のREGINALD OMAS MAMODE IVやJEAN BASSAなどのビートメイカーたちが有機的に交流しながら作品を送り出すレーベル〈22a〉を纏め上げる代表・TENDERLONIOUSがなんと〈YORUBA〉から12インチをリリース。天に抜けるようなエレピの高揚と一体になってピークを描いた”Nobody Else”(sample1)、トリッキーなチョップ・ビートダウンに次第に絡むフルートやパーカッションなどのオーガニックな演奏が素晴らしい”Sula”(sample2)、ラストの気だるくセクシーなヴォーカル・トラック”You Were My Number 1”(sample3)まで、充実の内容です。
今回はめずらしく本人自らのヴォーカルを披露、電子ピアノのスタッカート、エモーショナルなシンセの上昇と共に複合的なリズムをクロスフェードさせ未来を感じさせてくれるフューチャリスティック・ビートダウン〜ディープハウスなAサイド”All Your Way”、そして素晴らしいインストゥルメンタル・ブロークンフュージョン、無重力なフェンダーローズを漲らせ染み渡るコズミック・トーンのジャズ・リディム、閃光のごとく突き貫けたムーグのソロにヒーリング効果も覿面な”Bob's Riddim”。本領を発揮した傑作カップリング!〈22a〉クルーは今年、ウェールズ / アングルシー島の森の中で開催されている「GOTTWOOD FESTIVAL」に参加が決定しています。
レーベルメイトAl Dobson Jrに先駆けて、話題となっていたTENDERLONIOUS。トーキン・モジュレーターと無茶wなアフロ・グルーヴの複合的なズレをたのしむA1筆頭に、ロンドンのビート新世代のユニークな試みです。このあたりもだいぶ面白いので是非チェックしてみてください! (サイトウ)
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「Autumn Leaves」「In A Sentimental Mood」「Song For My Father」といったジャズ・スタンダードに目配せしたタイトルに「Oedo Bushi」なんて曲もあったりして特に意味はないと思いますが、和のエキゾチックを微妙に取り込んだ曲もあります。シンセサイザーに、電子KEYS, フルート、ファンキーBASS,アフリカン・リズムにインスパイアされた遊び心あるブロークンビーツ、変則グルーヴの時間感覚が楽しい。体験したことのないようなフュージョニック・ブギー素晴らしき世界です。 (サイトウ)