ポストハードコア、アフロ、ラテン、ジャズ、アヴァンギャルド・フリー即興、ベースミュージックまで、様々な音楽性やリズムが、混沌としながらも得体の知れない凶暴性とエネルギーでキレッキレに艶やかにリズム躍動粘着スパークする現在のシーンを体現する最前線オルタナティヴ・ダンスバンドthe hatchによる2022年秋にリリースされていた傑作セカンドアルバム「shape of raw to come」（全９曲）。音像も美しい。2022年9月の発売でしたが、あらためてレコメンド紹介させてください。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)

the hatchは、ラテン、アフロ、現代ジャズやベースミュージックも取り入れた多彩なリズムが過度に展開するグロテスクなまでの混血性を持ったオルタナティヴ・ダンスバンド。A面には、エネルギー滾り迸りスパーク放出される新曲A1「Venom／Olvido」(sample1）と、GEZANが主宰するレーベル〈十三月〉から発売したファースト・アルバム「Opaque age」より、脱構築的なアンサンブルを自己暴力的になぞるヴォーカル、ハードコア・アフロなリズム、鋭く痙攣するギターカッティングが緊張感漂うファンクネスを生み出しているA2「グレープフルーツ」を収録。B面には、ポルトガル・リスボンのゲットーシーンにおける鬼才DJ Nigga foxによる、まさかのアフロ・ポリリズム3拍子の変態ベース・リミックスB1「Venom／Olvido Remix」(sample2）、そして、日野浩志郎（goat／bonanzas）ソロプロジェクトYPYによるボルチモア/バイレファンキ・ベーステック・エクスペリメンタルなリミックスB2「グレープフルーツ Remix」(sample3）を収録。 (コンピューマ)