- 12inch
- Back In
Vessel
Misery Is A Communicable Disease
Liberation Technologies
- Cat No.: LTECH006
- 2014-06-26
LEFT BLANKからの12inchリリースに続き、もはやレフトフィールド・ダンスの要塞となったTRI ANGLEよりVESSELの2枚組フルアルバム。タイトルとジャケットからも察知できる不穏でダークな気配を、既にあったそういったものを突き放すまでのレベルに作りこんだ恐るべきクオリティと立体的配置。テクノをキーワードに、というよりはノイズを軸にBASSやテクノ、ダブやエレクトロニカまで振り切る感じ。そしてインダストリアル諸作にある無機質にただ金属的であるというでもなく、まどろみの中に気持ちの悪い暖かみも感じられる。これは良いですね。ACTRESSのアルバムやVATICAN SHADOWなどにも共鳴するモダン・クラシカル・ダンスの注目作だと思います。
UK BASS周辺でもエレクトロニカの要素も強い独特で尖ったリリースを続けているLEFT BLANKから、ここからは2枚目のEPリリースになるVESSELの新作!レフト・フィールドなスロー・ディスコ、デトロイティッシュな4つ打ちテック・ファンク、インダストリアルで複雑なビートが縺れるドープ・テクノ、とカテゴライズ不要なオリジナル・ワールド全開。BALAM ACAB、CLAMS CASINOらを送り出してきたTRI ANGLEからのアルバムもアナウンスされている鬼才の、これがスタンダード。 (カイハラ)
ページトップへ戻る
なんなんだ。コリは。Powellともまたひと味違ったオリジナルでパンク&エクスペリメンタルな才能を発揮している。どこか多幸感に包まれた、すっとぼけたムードも愛着を感じます。BPMも使いやすそうです。テクノからディープハウスまでの効能を秘めている。Bandshellに、上記Powell、そしてMark Fellと一筋縄ではいかない次世代フューチャーなエクスペリメンタルなエレクトロニック・ダンス・ミュージックを続々と提案している注目のMUTE傘下の新レーベルLiberation Technologies最新作6番。すべてのリリース作品が、音質はもちろんのこと、盤、ジャケ質にアートワークまで手が行き届いているのも素晴らしい。 (コンピューマ)