- 12inch
FIS
Iterations
TRI ANGLE
- Cat No.: TRIANGLE24
- 2014-12-14
〈Exit〉からのアルバム、〈Samurai Horo〉からの2枚や〈Void Coms〉からのエッチング彫り仕様の12inchが、一部のマニアから支持されているニュージーランドのビートメイカーFISが、ブルックリンの若干25歳・ ROBIN CAROLONが運営する次世代レーベルの〈TRI ANGLE〉から2度目となるシングルを発表。超絶なスケールで描かれるテクニックがひしと伝わって来るような重厚なサウンドストラクチャーを背景に、4次元的なシーケンスがカオティックに打ち込まれる、ドラムンベース、ダブステップというタームを軽く逸脱した、ヘヴィ・サイケデリックな音響トライバル・エレクトロニカとでも言えそうな世界観に、今回もズッポリ。初期ポポル・ヴーのような恍惚の儀式感と、個人的にはTWISTED SCIENCEやCUJOあたりの世紀末のパンキッシュなJUNGLE/IDMを思い出させるキラー・スタイル。
LEFT BLANKからの12inchリリースに続き、もはやレフトフィールド・ダンスの要塞となったTRI ANGLEよりVESSELの2枚組フルアルバム。タイトルとジャケットからも察知できる不穏でダークな気配を、既にあったそういったものを突き放すまでのレベルに作りこんだ恐るべきクオリティと立体的配置。テクノをキーワードに、というよりはノイズを軸にBASSやテクノ、ダブやエレクトロニカまで振り切る感じ。そしてインダストリアル諸作にある無機質にただ金属的であるというでもなく、まどろみの中に気持ちの悪い暖かみも感じられる。これは良いですね。ACTRESSのアルバムやVATICAN SHADOWなどにも共鳴するモダン・クラシカル・ダンスの注目作だと思います。
執拗なまでのハット打ち、シューゲイザー的眩暈、くぐもるだけで決してうねることのない野太いBASS。まさに今のTri Angleのレーベルカラーであると言わんばかりの多重の美を用いたハイクオリティ・トリルウェーヴ。かつてのマイブラなどの表した世界を、様式美だけにならずに、ダブステップやヒップホップなどをいやらしくなく通過したアーティストが仕切りなおすなんてそれだけでも痛快ですが、これまでの流れでは類を見ないこの潮流、やはり面白いですね。全曲試聴できます。
いかにもTRI ANGLEらしい、HOLY OTHERという名前にもマッチした待望の1stアルバムが到着。JAMES BLAKE的ダークな耽美さと、ウィッチハウスの出音に代表されるドゥーミーでゴシックな気配。本来なんともいかがわしい要素であると思いますが、こちらはそれをハイプではなくきちっとアーティスティックに提示出来ています。インディーロックやシューゲイズのようなアプローチではなく、もっと内在的にえぐみを持ったものをインプットにしているような。アーティスト自身の匿名性とともにこれはかなりしてやったりな一枚なんじゃないでしょうか。面白いです。 (住友)
執拗なまでのハット打ち、シューゲイザー的眩暈、くぐもるだけで決してうねることのない野太いBASS。まさに今のTri Angleのレーベルカラーであると言わんばかりの多重の美を用いたハイクオリティ・トリルウェーヴ。かつてのマイブラなどの表した世界を、様式美だけにならずに、ダブステップやヒップホップなどをいやらしくなく通過したアーティストが仕切りなおすなんてそれだけでも痛快ですが、これまでの流れでは類を見ないこの潮流、やはり面白いですね。全曲試聴できます。 (住友)
CLAMS CASINOやBALAM ACABと並んでTRI ANGLEの看板であるoOoOOが、アンニュイ・シンセポップなニューシングルをリリース。前回と同じく女性ボーカリストBUTTERCLOCKが参加(Soundcloudチェックした方が良いです)しており、細く薄く幽玄に歌う気だるい歌声と、現行R&Bやクラウドラップ、トリルウェーヴなどにも絡むハットの打ち方、低音。そしてシューゲイズなども通過した耽美さをも持ち合わせた、まさにオルタナティヴダンスミュージック。素晴らしいです。 (住友)
CLAMS CASINOのフルアルバムとほぼ同じタイミングでTRI ANGLEレーベルオーナーBALAM ACABによる猛烈1stアルバムがリリースいわゆるただサーサーシャーシャーキラキラしてる美しい風の類とは明らかに一線を画す二十歳のバランス感。陶酔感を産むデフォルトである多重録音によるシューゲイズ感覚とはまた別の手法で、ここまで美しい世界観を構築しているのは凄いことだと思います。前述のCLAMS CASINOも今年12inchを切ったりと、TRI ANGLEのレーベルの動きも目が離せませんね。 (住友)
クウェート出身、現在はニューヨークに住む女性クリエイターFATIMA AL QADIRIによるプロジェクト、AYSHAY!自身のボーカルによる幽玄なゆらめき、ホーミーのような溜息のようなうごめきからアステロイドデザートソングスばりの虫声までが折り重なる意味不明なサンプリング攻撃!危険極まりないデンジャラスダークウェイヴ!、ボイスミニマルでもボイスドローンでもボイスコラージュでもない、昨今のDARKなWAVEに乗る驚愕の一枚!そしてさらに素晴らしきはB面に収録、ここからの動きも要注目のNGUZUNGUZUのMEGAMIX!痛快過ぎる!一体何を考えてるんだろう・・・。 (住友)
リル・Bやソウルジャ・ボーイにトラックを提供しているCLAMS CASINOことMIKE VOLPE。ブリックリン・ベースのTRI ANGLEからアナログ・リリース!クランクもシューゲイズも通過したチルウェイヴ以降の注目の才能。 (サイトウ)
BALAB ACAB「See Birds」が話題になったTRI ANGLE第2弾はサンフランシスコのoOoOO。オーガニックで美しく繊細なビートにムーディーな女性ヴォーカルをフィーチャーしたエレクトリック・ダウンテンポ。ちょっとNITE JEWELっぽさもある仕上がりがいい。JOHN ROBETSもClubberiaのPODCASTでセレクトしていたBALAB ACABが好きだった方はこちらも是非。 (カイハラ)
KOMPAKT流通ながらブルックリン発という新レーベルTRI ANGLEの第1弾!19歳の才能ALEC KOONEによる、フェアリーなヴォーカルをフィーチャーしてのドリーミーな世界観のビューティフル・エレクトロニカ。 (カイハラ)
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〈Exit〉からのアルバム、〈Samurai Horo〉からの2枚や〈Void Coms〉からのエッチング彫り仕様の12inchが、一部のマニアから支持されているニュージーランドのビートメイカーFISが、ブルックリンの若干25歳・ ROBIN CAROLONが運営する次世代レーベルの〈TRI ANGLE〉から2度目となるシングルを発表。超絶なスケールで描かれるテクニックがひしと伝わって来るような重厚なサウンドストラクチャーを背景に、4次元的なシーケンスがカオティックに打ち込まれる、ドラムンベース、ダブステップというタームを軽く逸脱した、ヘヴィ・サイケデリックな音響トライバル・エレクトロニカとでも言えそうな世界観に、今回もズッポリ。初期ポポル・ヴーのような恍惚の儀式感と、個人的にはTWISTED SCIENCEやCUJOあたりの世紀末のパンキッシュなJUNGLE/IDMを思い出させるキラー・スタイル。