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Marion Cousin & Éloïse Decazes
Com a lanceta na mão
LE SAULE
- Cat No.: LSL55LP
- 2024-06-27
アヴァン・フォーク・ロック路線からさらに突き進んだBégayeのサウンド。ノイズ、アーリーミュージック、上記のコラージュセンスを行き来する絶妙のセンス。フォークロアのない現代人に送る音楽を探り、異世界のラプソディを奏でる・90sの最狂民族コラージュバンド、No-Neck Blues Bandを思い出す。尖ってます。かっこいい。 (Shhhhh)
Track List
一聴してもただならぬ雰囲気を放つ本作、テクノ・エクスペリメンタル?ワールド?カテゴリー不可。デビット・リンチに招聘されたり、ロンドンの公演もソールドアウト。最近ではMutek のモントリオールでスタンディング・オベーションにて迎えられたりとなかなか凄いことになってそうです。
福島の原発から最寄の海でのフィールド音を使ったトラック"Inori"(sample2、のちにWilliam Basinskiがremixしています)以外は、本作は彼女の声だけで作られたとのこと。
2023年来日公演を行います。Nils FramやPeter Broderickを紹介するErased Tapesから。
「私たちが感じるすべてを言葉で表現することはできない。新生児の頃、母親に抱っこされ、頬に母親の肌を感じたときの感覚を、どうすれば正確に言語化できるだろう。母親の温もりや湿度、母親からの愛情を感じることは明らかだが、それを完璧に言語化するのは難しい。音楽は、その感覚や感情、愛の記憶を翻訳することができる言語なのです。"HATIS NOIT" (Shhhhh)
Track List
バンドリーダーである、Petter Eldhが生まれ育ったスウェーデンのブーヒュースレーン地方のフォークが色濃く反映された本作。エチオピア生まれのボーカリスト、Sofia Jernbergが歌う数曲はスウェーデン民謡の影響が色濃く残る。チェロのLucy Railtonの参加は驚く人もいるのでは。しっかしアルバムのどの曲も面白い!北欧ジャズの変わり種ってことでJaga Jazzistなんかも思い出しますが、自由溌剌な感じとボーカルの無国籍感スキャット、北欧フォルクローレを根っこにグルーヴする感じ、Petterの母親が弾くアコーディオンの音色とリズムがブラジル東北部のそれを思い出す。エルメートが浮かびますね。魔法がかかってます。大推薦!international anthemなどアメリカ今ジャズだけではなく、ヨーロッパのジャズも進化しているなあと発見 、フィンランドの尖った今ジャズを紹介するWE JAZZより。COMET IS COMINGみたいなどこかクラブ耳に優しいながらの"今"感覚。 (Shhhhh)
Track List
素晴らしいリリースの続くミュンヘンのミューミュージックシーンFazer 周辺SQUAMAから、ドラマーSIMON POP。アフリカン・ポリリズムの影響を受け、深化させた研ぎすまされた電位音響空間、リズミック。素晴らしいサウンド。またしても傑作。ダンスミュージックとしても最高だと思います。 (サイトウ)
Track List
LIL TOBY、FELIX HALL、MOTHER、JON Kら屈指のDJ/セレクターが参加したミックステープボックスでもお馴染みの〈FEW CRACKLES〉カタログ1番を飾ったBASSÆがカムバック!妖艶なコードで歌うウィスパーヴォイスを備えたアブストラクトビーツA1 「C」(sample1)、変拍子リズミカルなシンセとヴォイスが呼応したB1「E」(sample2)など、前作同様に独特の音世界を展開。限定150プレス! (Akie)
Track List
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パリ/ベルギーのアヴァン地下シャンソン、Vincent Moon周辺でもあり孤高のレーベルであるLe Sauleから久々の逸品、、忘れてた頃に美しすぎる作品を届けてくれました。Gaspar Clausとの共演盤も素晴らしかったフランスのボーカリストMarion Cousinと、なんとEric Chenauxとも共作を出しているÉloïse Decazesとの共作。このÉloïse Decazesも面白くて、イタリアの現代作曲家ベリオによる、妻に捧げた世界フォルクローレ集アルバムのカバーなど演ってますね。
そんな両者による、ユネスコによる消滅危機言語ランク”危険”のシグナルが灯されたミランダ語の伝統歌の楽曲集。もちろんLe Saule独特のアヴァン / 尖り具合もありますが、伝統音楽独特の暗さと呪とそして優しさが根底にあり、ヨーロッパの独特のセンス / 尖り方ですね。ハイセンス。19世紀イギリスの鍵盤楽器コンサーティーナとブルブルタラングという大正琴がルーツのインドの琴のサウンドもフィーチャー。面白い〜! (Shhhhh)