ロンドンと郊外のとくに若い感覚の世代からの押し上げによってシーンとして盛り上がったUKベースとテクノの交配、＜ALL CAPS＞からJULIO BASHMOREとのユニット・EKRANOPLANも話題のLIVITYの技巧派・KOWTONによるリミックス(sample1)が最高！太鼓判の裏打ちでミニマルに構築するプロダクションに震える低音、さらに原曲の浮遊メロディーを際立たせたKOWTONワーク"Root Causes (Kowton Remix)"。擦れたチューバみたいな不協和音がどこかエキゾな感じもするタイトルの”Oxygen Lance”(sample2)もじわじわ効いてきます。

〈RESISTA〉からもリリースしたALPHONSO ROZELと共に〈LONDON HOUSING TRUST〉で活躍する、ＦＡＸマシーン a.k.a. FX MCHNのアシッド・トラックス”Dunn”(sample2)！そして、この手のサウンドをやらせたら右に出るものはいない、名手・ROMAL FLUGELによるロング・リミックス”Dunn (Roman Flugel Remix)”(sample3)、シカゴ好きからニューディスコ・ファンにまでオススメのアシッド・チューンに仕上がっております。

オハイオ・クリーヴランド出身のベテラン、ひとつのジャンルにこだわらず様々なスタイルのレコードをプレイし多くのプロデューサー達からも賞賛されてきたDAN CURTIN。そんな彼は'03年にいち早くベルリンのシーンに身を投じ、近年ではドイツのみならずルーマニアやクロアチアのアンダーグラウンドな現場で引く手あまたの人気で、DJも精力的こなしている。中高域に響くリフレインにシャキっと走るリズム・ワークに、ソウルフルなヴォイスサンプルを散りばめビルディング・アップしていくLO SHEAによるリミックス”It's All In Your Mind (Lo Shea Remix)”(sample1)、タフなグルーヴを軸に手数の多いアブストラクトなエフェクトを聴かせるオリジナル”It's All In Your Mind”(sample2)もいい感じ。さらにA面のパワフル・トラック”Bassius”(sample3)でブチ上がり。

WEST LONDON、Bugz In The Atticの一員G-FORCEやAFRO FORCE等々で活躍したMARK FORCEが新レーベルTRANSITからリリース！BASS/GARAGE辺りの動きにもつうじるモダン・ジャッキンサウンド！ヴォイスチョップの使い方も絶妙。かっこいい。独特のミニマリズムTREVINOのリミックスもいいし、TRUS'ME とメルボルン出身DJでエンジニアでもあるKRIS BAHAとの共同ミックスもディープ質感、ドープ・エレクトロニクス。 (サイトウ)