BPM142、メロディカによる緩やかなメロディも郷愁ムードを醸し出す、冬から春へと動き出すかのような気配を感じさせてくれるSide-A「Ido」（sample1）、テンポをBPM120まで落として、ポストパンク・ソリッドに4/4ダブワイズ・ナイヤビンキ・グルーヴへと新たに作り直したSide-B「Ido (Renren Version)」(sample2）狂おしくかっこいい。激渋に新たな領域へと導いてくれる。 (コンピューマ)

エンジェリックなハミングを浮かべた4/4ダビ―・テック、トロピカルなスティールパンや鍵盤ハーモニカが心地よく響きわたる冒頭の”Love Is All Right”(sample1)にはじまり、緻密なダブと音響が強靭なグルーヴを形成しているダブ・インストゥルメント”Lawn Track”(sample2)、アフロビート・ライクなドラム捌きのミスティック・ヴァイブレーション”Voyage”(sample3)など、全４トラックを収録です。

昨年の来日ツアーでも必殺プレーしていたという、DJ SOTOFETTによるキラー・ダブワイズ！コズミックな4/4のドープなトンネルを抜け、静寂なブレイクを引き裂くような歪みのエコー＆ディレイで浮上する”DJ Sotofett's Ash Of Dub Mix”(sample1)、奇抜なアタックとルーディなベースラインの一体になったスチーム充満のステッパーズに美しく降懸る無重力なシンセが包み込む”DJ Sotofett's Dub Lawn Dub”(sample2)、ハーフの展開からの吹き荒れる怒涛のスクランブル・ダブにアナログな電子ピストルを放射するメルト＆ブロークンな”DJ Sotofett's Dub'right Mix”(sample3)、凄まじく強烈なスタジオワークの手腕を見せつけるDJ SOTOFETTによる３ポイント・オブ・ヴュー。レコメンド！

東京在住のダブ・トラックメイカーTakafumi Nodaによる、ダブを基本軸に据え置きながら押し広げられたさまざまなフィールド・スケッチ。THIS HEATの如く鋭いドラミングと隙間を縫うエレクトロニクスがぶつかり合うエクスペリメンタル・アシッドのタイトル曲"Flowers"(sample1)カッコイイです！またジャジーなトーンに低く沈み込むエッジの効いたベースラインのA2や、空を駆けるような鍵盤ハーモニカ＆ギターが織り成す4/4ブレイクビーツなど、ヴァラエティ豊かで高水準の空間をつくりだしています。オランダの奇才SYNCOM DATA率いる〈SD Recording〉からの２作目。

抜けの良いパーカッションが高いところで鳴り響く重いビートにメロディカを乗せたオリジナルはニュールーツ・ファンにも推薦のヘヴィーウェイト・ダブ。それを4つ打ちダブ・テクノへとアップデートした、レーベル主催SYNCOM DATAのリミックスがまた強烈！ (カイハラ)

日本からブリティッシュ・コロンビア州の森の奥の＜SILENT SEASON＞へ届けられたMYSTICA TRIBEの初アルバム作品。生音メロディカのメロディーに導かれ有機的なリズムとベースの底流とともに漂流する、全８トラック！SCAPEマスタリング技師・STEFAN BETKEによるSTUDER-A80、½インチテープマシンを介したアナログミックスダウンとテープでのマスタリングを施したこだわりのダブ美学。限定レッド・ヴァイナル仕様のダブルパック。