MM/KM (MIX-MUP & KASSEM MOSSE)によるリミックスを収録した前作”Lack Of Loss”から約３年、バレアリック感のあるロウハウス?!〜エクスペリメンタルなプロデューサー・PHILIPP MATALLAの久々となるニューシングル。ラグドに揺らぐリズムに恍惚とした音色の手弾きメロディーを携えてエモーショナルに歪みながらもしっかりとした展開をつくりプレイにも映えるタイトルのロングトラック”KIBA”(sample1)。Bサイドでも、やはりローファイな質感の中からバレアリック風情を漂わせた”Swetched”(sample2)や、ビット・ノイズの蠢きから'70sロック・テイストのサンプリングや濁流電子音などを重なりあわせた”Zed”(sample3)など、実験的なアブストラクト・トラックを収録。全４トラックです。

MAP.ACHE, SEVENSOL & BENDERのレーベルKANNよりポストロック的なビートのアプローチかつ郷愁を含んだバレアリックサイケデリア、シンセサイザービートダウントラックスEP. B-SIDEにはMM/KMことMIX MUPとKASSEM MOSSEによる即興性の高いロウなライヴミックスを収録です。

良質なリリースの続くライブツィヒのレコードショップ/レーベルKANNに所属するDJ/プロデューサーPHILIPP MATALLAのデビューシングルがINTERNASJONALの SPESIALシリーズに登場。A1は、ゆったりとしたダウンテンポ・グルーヴに東洋的なフレーズのエキゾチックなシンセが織り成す淡い世界が絶品です。ホーンはPRINS THOMASが担当しているそうです。ニューエイジやジャーマンロックの実験を思わせる素晴らしい曲。A2のギターとヴォーカルサンプルの「What About」、B-SIDEの「Line Ten」も、じっくりと展開するメローグルーヴで良い。 (サイトウ)

PRINS THOMASの〈Internasjonal〉から昨年デヴュー、ライプツィヒを拠点に活動するPHILIPP MATALLA。地元のレコードショップ兼レーベル〈Kann Records〉から、またもや秀逸なセンスで持ってグルーヴへと引き込むドイツ産モダン・ブギーを披露していて素晴らしい！自ら弾いたようなエレキ・ベースにキラキラと乱反射するような金属音をまとったロッキン・ブギー”Lack Of Loss”(sample1)”、こちらもエレキ・ギターの甲高いリフと呼応するように舞うシンセと、ボブ・ディランの"It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)"からのサンプリングでドラマティックなムードを醸す”Alright”(sample2)共に最高です！NICK THE RECORDのチャートにもピックされたのも頷きの内容。また、Bサイドにて、〈Trilogy Tapes〉からダブルネームでミニアルバムを発表したMix MupとKassem MosseがMM/KM名義でリミックス参加しています。