＜MINT CONDITION＞からのリイシューも記憶にあたらしい、UK6人組ユニット・HOUSEY DOINGSの拠点であったレーベル＜WIGGLE＞から、'96年にリリースされたSILVERLININGのデヴューシングルのタイトル・トラック”Pearl Divers”、ニューリミックスを収録して＜ARK TO ASHES＞から再発！深く響き渡るニューエイジ的なインストゥルメント、キネティックな電子音が瞬くオリジナル”Pearl Divers”(sample1)に加え、STAR＿DUB名義での活躍も目覚ましいオフェンバッハのプロデューサー・MATT STARによる、ダブテクノ・マナーでイメージ・チェンジした２リミックスを収録。

昨年は25年のキャリアで初となるアルバムを本流である〈SILVERLINING DUBS〉から発表したSILVERLININGによるハウスプロダクション！スイングするドラム×ソウルサンプルに古典USハウスのフレーバーを感じる「The Lumberjack's Call」(sample1)を皮切りに、アンニュイにコード進行するホーンシンセが印象的な「Tepozteco」(sample2)など。 (Akie)

ドライな質感のビートがメカっぽい、タイトなテック・ハウスのオリジナル。REV&HIDEO KOBAYASHIによるミックスはパーカッシブなビートと太いブルーヴをプラス。GRAYHOUND辺りにも近い感じ。

25年というその長いキャリアでなんと初のアルバム作品「Simulacra」からのリミキサーズ！あえてパンピンに上音を切り刻んだ原曲を、KAI ALCÉ（Mahogani/FXHE/ SOUND SIGNATURE）がキーボード＆ソウルヴォーカル駆動のデトロイト志向ジャムへと還元した「Aura (Kai Alcé Remix)」(sample1)がやはり至極。ロンドンのCLAUS VOIGTMANNがアシッディにグルーヴを太らせた「Aura (Voigtmann Remix)」(sample2)。バウンシーな原曲を90年代ディープハウスの領域に帰らせるセルフリミックス「Aura (Silverlining Double Dub)」(sample3)も美しい。 (Akie)

90年代、＜WIGGLE＞や＜EUKAHOUSE＞などからリリースしてきたUKテクノの実力派、約12年のブランクを経た'16年以降＜SILVERLINING DUBS＞を拠点に活動を再開し、テクノ〜ミニマル界隈を中心に広くサポートされているレジェンダリー・ASAD RIZVIによるプロジェクト・SILVERLININGの最新ワーク！電子的遊び心、好奇なセンスが光るエレクトロやディープでオブスキュアな感覚、未来的な普遍を描くようなテクノ、作品の後半にはSABA HABIB、NTEMといったヴォーカルも起用し、キャリアの集成ともいえるアルバム作品となる「Simulacra」(=幻影)、全７トラック収録！

8歳でシンセサイザーの魅力に取り憑かれ、90年代半ばからリリースを続けるロンドンのSILVERLINING。90s TECHNOファンの間で幻の一枚だったデビューシングルも再発が決まったAsad Rizviの現行プロジェクト、「Silverlining Dubs」シリーズです。GARAGE, 90sライクなオールド・スクール感、スモーキーな感覚の熟練ぶり。今ジャストな気もします。推薦！ (サイトウ)