H.TAKAHASI,P-RUFFとのUNKNOWN MEでの〈Not Not Fun Records〉からのリリースに続いて、〈Growing Bin〉からのTARO NOHARA名義でのソロ・アルバム・リリース。RVNG INTL./Commend See周辺はじめ、各地の局所で出てきている近年の新たなデジタル・ニューエイジ、サイケデリック・ミュージックの静かな変革に呼応するような「Hyper Nu Age Tekno!」ポリリズミカルなビートサイエンスのユニークさ、流れゆくようなサウンド・イマジネーションの空間構築。難しいこと抜きにアルバム全編とおしてリスニングプレジャー度高い。推薦盤。 (サイトウ)

高田みどりや清水靖晃、福居良、日本の環境音楽、尾島由郎、濱瀬元彦等々の再発を始め、日本産の音楽の紹介にも尽力してきたWe Release Whatever The Fuck We Want Recordsから、P-RUFF 、H. TAKAHASHI、大澤悠大とのアンビエント・ユニット「UNKNOWN ME」としても活動するやけのはらのTaro Nohara名義のニューアルバム。前作よりもビート感は薄れつつも、ポリリズムや対位法的な複数の時間軸、音世界が交錯してくようなマジカルさ、精神世界をめぐるようなメディテーショナルなサウンドが展開されてます。A-SIDEは「Poly​-​Time Soundscapes」、B-SIDEは「Forest Of The Shrine」というタイトルがあり、それぞれ４曲ずつ展開されてます。メディテーショナルが宗教的やオカルト的では無くなった現代のNewAge、RVNG INTL. LEAVINGあたりの世界各地の局所でおこっている音に共鳴するような、聴かれるべきアルバム。推薦盤です。 (サイトウ)