Tag: Ambient
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SAB
Crystallization
EM RECORDS
- Cat No.: EMC-025
- 2025-07-18
あのVanity Records最初期リリース作であり、近年、再評価著しい日本産(プレ・)ニューエイジ傑作を全世界待望の単独LP再発。オリジナルマスターからAD変換/最新ハイレゾ・マスタリングを施し、更に、長年の誤解を解く正しい曲名でお届けする決定版エディション。
ポストパンク期の大阪を代表するインディー・レーベル、ヴァニティ・レコードの第二弾として1978年に発表された『クリスタリゼイション』は、SAB(サブ)と呼ばれた当時若干19歳の天才音楽家が思い描いた壮大な音楽の叙事詩を、電子音楽機材を用いて磁気テープ上に「結晶化」したアルバムで、「ニューエイジ」の呼称・風俗が日本に広まる前に出現したプレ・ニューエイジ・ミュージックの名盤です。録音では2人のミュージシャンのサポートを受けていますが、大半はSAB自身による多重録音で制作された、いわゆる「宅録」ベースの作品。SABの唯一のソロ・リリースである『クリスタリゼイション』にはBrian EnoとObscureレーベル勢やPopol Vuhからの影響を窺わせる編曲・楽器法が聴けますが、それらの影響か らの回避も同時に試みており、その結果、「どんなシンセ音楽の系譜にも属さない傑作」(※註)という地位を獲得。2020年代のオーディエンスにとっての新たな古典となっています。また、近年勃興したニューエイジ・リバイバルや日本の環境音楽の再発見といった動向の中で、時を経て一層輝かしい音楽価値を持つこととなりました。アートワークにある瑪瑙の図版は思想家ロジェ・カイヨワの著 作から着想を得てまりの・るうにい(松岡正剛夫人)が描いたもの。
※註)『レコード・コレクターズ』誌 2023年11月号 特集「日本の新名盤1970-89」掲載 田山三樹氏による『Crystallization』評。
Track List
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Alina Bzhezhinska & Tulshi
Whispers of Rain
Tru Thoughts
- Cat No.: TRULP467
- 2025-07-17
国際的に高く評価されているハープ奏者Alina Bzhezhinskaとイビサを拠点とするプロデューサーTulshiがコラボレーションした桃源郷オーガニック・エレクトロニカ・アンビエント・クラシカル・ジャズなデビューアルバム「Whispers of Rain」がTru Thoughtsよりリリースされた!限定500枚アナログLP+DJコード付き。
イビザ島チルアウト・マナー、アンビエント・ディープテック・ダブテクノ・エレクトロニカ・プロダクションと、ハープやタブラによるメディテーショナルでスピリチュアルジャズ、ポスト・クラシカルな気品がエレガント・オーガニック・シームレス幽玄に融合した注目の一枚。
Alice Coltrane、Shabaka、Floating Pointsにインスパイアされたという、雨をテーマとして記憶と感情の変化を描いた作品で、失うことで清められ、再生によって花開き、静かな内省の中で育まれる力強さ--そうした人生のサイクルが美しく表現された祈りにも似た静謐なる7トラックを収録。
Gilles Petersonも「幻想的で、とても豊かなサウンド」とコメント&サポート。 (コンピューマ)
Track List
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Fred again.. & Brian Eno
Secret Life
Text Records
- Cat No.: TEXT055
- 2025-07-17
Fred again..でのデビュー前からのコラボレーターでもあるBrian Enoとのコラボレーション。FOUR TETのTEXTからのアナログストックしています。
16歳でご近所だったBRIAN ENOの作品にコーラス隊の一人として参加し、その後ENO & KARIL HIDEの「『Someday World』と『High Life 』にはシンガー・ソングライターとして参加、共同プロデューサーとしても名を連ねることになる。FOUR TETから、OVERMONO、SWEDISH HOUSE MAFIA、アンダーソン・パーク、エド・シーラン、BTSまで様々なコラボレーションもこなしてオーバーグラウンドでも成功を納めたフレデリック・ギブソンFred again.. 。BRIAN ENOと共作で新作アルバムリリース。 (サイトウ)
Track List
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Nico Georis
Music Belongs To The Universe
Leaving Records
- Cat No.:
- 2025-07-16
植物音楽♾️またはエリック・サティのピアノ独奏『ジムノペディ』のデスバレー砂漠解釈?
クラシックの教養とLofiなピアノ、カリフォルニアのニコ・ジェオリスによる、テリー・ライリー『A Rainbow in Curved Air』の再解釈で磨き上げたディレイ技術を駆使した穏やかな天空ピアノ音楽第三弾。
フランツ・リストの弟子に師事したという厳格なクラシックの教養があり、旋律が単にアンビエントに溶け込むのではなく、長く練り上げられたコード進行から放射されるように広がっていく。
テリーライリーに影響されたという、ミラーディレイと呼ばれる左右に大きく振り分けたディレイ手法と空気のように軽やかなアレンジ"Weather Report II"(sample1、がわかりやすいです) は、そっと歩み寄り、引き、やがて浮遊し始める。そこでは、考えて作るというよりも、“降りてくる音” そのものに道を空けるような作曲法。
もちろん雄大な自然と静かに向き合うような植物音楽でもあります。
深刻なライム病との5年にわたる孤独な闘病生活もあったとのことで深い情感、恍惚と静謐入り混じる西海岸ヒッピーの歴史も感じますね。一味違うアンビエントでテクノ好きにも。
聴けば聴くほど引き込まれていく。すごいです。 (Shhhhh)
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Aisha Vaughn
The Gate
Leaving Records
- Cat No.:
- 2025-07-16
ちょっと珍しいケルティック・アンビエントの最新型・ウェールズの音楽家 Aisha Vaughan。ケルト音楽の持つニューエイジな部分を見事に今アンビエントで表現。
ケルト音楽はケルティック・ハープを中心に90年代からニューエイジのCD/カセットがあり、その系譜もワールドミュージック史に細々と受け継がれています。本作はその流れと、今アンビエントのセンスが合流したとも言えますね。
Aisha Vaughanご本人もミッドウェールズの改装された納屋に暮らしているそうで、山々で狩りをするアカトビやワシを眺めながら作曲・録音を行っているとのこと。
ここでの主な楽器は、彼女の声。たき火のパチパチ音、風鈴、コオロギ、鳥のさえずり、ハープ、フルート、シンセパッドや効果音、さらには新月の夜のオオカミの遠吠えまでもが織り込まれ、彼女の孤高の故郷から召喚された天界の案内者たちと交信するような音世界。LAのLeaving Recordsが紹介するのもいいですね。ちょいと珍しい音色です。自然の中でどうぞ。 (Shhhhh)
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Jonny Nash
Once Was Ours Forever
Melody As Truth
- Cat No.: MAT24
- 2025-07-16
アンビエント、ポストバレアリック、信頼されてきた音楽家Jonny Nashのニューアルバム「Once Was Ours Forever」。Melody As Truthよりアナログ入荷しています。ゆっくりと広がる世界へとさらに深く誘い込み、フォーク、アンビエント・ジャズ、ドリームポップの境界を軽やかに越える。
Gaussian Curve、Discossession、Land Of Light, Sombrero Galaxyなど多岐に渡って活躍してきたギタリストJonny Nashのニューアルバム。Joseph Shabason、Satomimagae (RVNG) 、Tomo Katsurada (ex-Kikagaku Moyo) 、Shoei Ikeda (Maya Ongaku)なども参加した11曲。 (サイトウ)
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Robert Millis
Interior Music
Discrepant
- Cat No.: CREP116
- 2025-07-15
〈Sublime Frequencies〉のコアメンバーで映像作家、SP盤収集の専門家でDUST-TO-DIGITALにも仕事を残し、バンドClimax Golden Twinsやソロでも作品を発表してきた数奇人Robert Millisが、リスボン〜テネリフェ島拠点の辺境実験レーベル〈Discrepant〉に登場。彼が長年魅了されてきた、隠された音とその異常性を探求したInterior Music(内部の音楽)。
蓄音機、オルゴール、楽器、金属容器、よく響く部屋など、中空の箱(そして中空の頭)の中にある共鳴についての作品。単音、バイナルやSP盤のノイズ、録音のミスやエラー音などごく小さな音の断片を拾い集め、それらを意味のあるものとして構成する試み。自身の内的なミスや異常を整理し、何らかの意味へと変換しようとするプロセスでもある。また、インテリア・デザインのように、音を特定の場所やレイヤーに配置し、対比させる手法も込めている。インスピレーションは、Steve Rodenのローアーケース作品、角田俊也のフィールド・レコーディング、Eliane Radigueのアンビエント、Pierre Schaefferのミュジック・コンクレート、そして北インド古典音楽のドゥルパドや声楽カヤール、特にKesarbai KerkarやDagar一族の、一音を極限まで引き延ばしその無限の変奏や意味を探る至高の演奏から得ていると言います。本人の言葉より。推薦。 (足立)
Track List
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Son Of Chi
We Carry Eden (Feat. Omar Ka)
Music From Memory
- Cat No.: MFM076
- 2025-07-15
〈Astral Industries〉からの再発でも再評価され、人気を博してきた80年代から続くオランダのニューエイジ集団 CHI 、THE CHI FACTORYの一人ハンヨ・ヴァン・オステロムの最新プロジェクトがMusic From Memoryからアルバムリリーシウ。JOHN HASSELLの第4世界にも通じ、深度を増すミステリアス、ディープな世界。
CHI、CHI FACTORYのもう一人の創設者Jacobus Derwort の逝去を受けCHI FACTORYを凍結し、ソロSon Of Chiをスタート。西アフリカ、サハラ砂漠南縁部のサヘル地域の遊牧民族フラニ族出身、Fula Bandのシンガー、詩人Omar Kaをフィーチャリング。フィールド・レコーディングも交えた幻想的でイマジナリーな音世界。 (サイトウ)
Track List
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N Kramer & Magnus Bang Olsen
Pastoral Blend
Music From Memory
- Cat No.: MFM077
- 2025-07-15
〈Music From Memory〉のニューリリースは、〈Leaving Records〉屈指の名盤J Foerster / N Kramer「Habitat II」でお馴染みのN Kramerと、The Zenmennの Magnus Bang Olsenのコラボレーション。スローミュージック、素晴らしい一枚。
〈Music From Memory〉に素晴らしいい作品を残すThe ZenmennのMagnus Bang Olsenによるデュオペダル・スティール・ギターと、J Foerster とのコラボレーションなどで活動してきたベルリンのNiklas Kramerによる、ミックス、グリッチなどのデジタルな処理と、逆回転などアナログな感触の両方を併せ持つ、サウンド・プロセスによって構築された、情景的で温かみのある音楽。「パストラル・ブレンド」(牧歌的な混ぜ合わせ)という意味を持つ言葉も持つタイトルやアートワークと共にお楽しみください。 (サイトウ)
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Joel Shearer
Listening
Isc Hi-Fi Selects
- Cat No.: ISCHF-005
- 2025-07-11
ギタリスト/アンビエント作家Joel Shearerの初のソロ作が、LAのショップIn Sheeps Clothingのレーベルから。じっくり、ゆったりと広がる美しいアンビエントのパノラマ。聴くという行為そのものに身を委ねられる空間が提供されています。
これまでのエレキギターのみを使うという制限でのストイックな実験だったものが、やがてピアノ、チェロ、トランペットが加わり有機的に進化。劇的な展開は排されていながらストーリーも感じさせる、時間とともに淡く変化する音の風景が穏やかに広がっています。「ただ音の中に“いる”ことを許してくれるような作品を作りたかった。何も期待せず」と言うようにやさしさが溶け出るような精神も尊い。アンビエント・アメリカーナ。深呼吸。 (足立)
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Rindert Lammers
Thank You Kirin Kiki
Western Vinyl
- Cat No.: WV281lp
- 2025-07-11
日本映画やYouTubeのドキュメンタリーにインスパイアされた、美しいサウンド・スケープ。オランダ出身のアンビエント作家、Rindert Lammers のデビュー・アルバム。Joseph Shabason参加。〈Western Vinyl〉から。
俳優・樹木希林が出演する映画『万引き家族』の力強いラストシーンにインスパイアされ、タイトルにされた「Thank You Kirin Kiki」。Rindert Lammers自身が大変辛い時期に、映画鑑賞によって安らぎとインスピレーションを得ていたとのこと。万引き〜は2018年ですが、大林宣彦や北野武あたりの90〜00年代日本映画のもの悲しいニューエイジ感のあるシンセ音をセレクトしていたり、波の音や、鳥の囀り、横断歩道のアナウンスといった心地良い環境音を織り込んだりと、細部にこだわりが感じられます。後半は、環境音楽のパイオニア吉村弘氏へ向けた「Sleep Well Hiroshi Yoshimura」から、希望に溢れるエンディング「Closing Credits」へ。前に出過ぎず、より儚さや哀愁のムードを演出するJoseph Shabasonのプレイもさすが。聞き流すにも聴き込むにも満足感のある一枚。 (AYAM)
Track List
- CD+BOOK
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BERGMAN & SALINAS
FULLMOON MAPLE
Sweet Dreams Press
- Cat No.: SDCD-059
- 2025-07-11
2000年代初頭にエレクトロニカ、電子音楽、アンビエント、フィールドレコーディングなど、手作りDIYハンドメイド感覚溢れる牧歌的素朴でありながらも先鋭的であった重要レーベル『Lucky Kitchen(ラッキー・キッチン)』主宰者Alejandra & Aeron(アレハンドラ&アーロン)による18年ぶりの復帰作にして、新プロジェクトBergman & Salinas(バーグマン&サリナス)のデビューアルバムがスウィート・ドリームス・プレス新作としてリリースされた!!感涙。祝。
フィールドレコーディング素材、彼らの娘さんとの会話、話し声、ピアノなど最低限の演奏、エレクトロニクス電子音を交えながら、アンビエント静謐フォーキー牧歌的にストーリーテリングされる作風は当時と同じながらも、18年という歳月を経てソフィスティケート繊細丁寧にデザイン構築配置されるシンプル且つモダンな空間音響が圧倒的に素晴らしい。ヘッドホンでのリスニング体験もオススメ。
34分56秒の1曲を9トラックに分割した9曲を収録。ASUNA、アーロン・バーグマン&アレハンドラ・サリナスによる、愛情に満ち溢れる素晴らしきエッセイ(日本語英語併記)56ページ・ブックレット(感涙)&しおり、CDが特製フォルダーに封入されたスペシャルすぎる丁寧な装丁にも感激する。 (コンピューマ)
Track List
- 3LP
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Susumu Yokota
Acid Mt. Fuji (Remastered 30th Anniversary Edition)
Musicmine/ Sublime Records
- Cat No.: MMDS24004LP
- 2025-07-10
再評価され続けるSusumu Yokota作品、海外でも再発がリリースされてきたススム・ヨコタのアシッド・アンビエント「Acid Mt. Fuji」が Musicmine/Sublime Records の30周年記念で3LPとなってリマスター再発。2016年にCDでリマスター再発された際に、初回特典として付属された音源も込みでアナログ化されました。
90年代に、テクノ、エレクトロニックミュージックの洗礼を受けた日本のシーンで、最も愛されてきた音楽家の一人。故ススム・ヨコタ氏の1994年SUBLIME RECORDSからの名作。最も振り切った作品とも言えるでしょう。天才。30周年記念をして3LPエディションでMusicmine/Sublime Recordsからアナログ再発されました。
Track List
- LP+DL
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Severin Black
Country Music
Archaic Vaults
- Cat No.: AV015LP
- 2025-07-10
英ウェールズ出身の実験作家Severin Blackがロンドンからベルリンへと移住する過程での孤立と適応のサイクルを辿る作品。物理的にも制作的にも、自身と共に楽曲が何度も解体・再構築されながら形成されたプロセスを経たという、居場所の喪失やずれの感覚が催眠的な音で漂うパーソナルミュージック。自身のレーベル〈Archaic Vaults〉から150部限定リリース。
これまで使用してきた名義Napeを放棄し、これまでの即興的な録音から、より緻密に重ねられた多層的なマルチトラック手法へと変化。ピレネー山脈での長期滞在と、フォークロア的素材との新たな関わりの中で培われた感覚に、ベルリンで再熱したというグライム・ミュージックへの親近感を融合。制作中にはクラリネットを吹き始めており、その音色の存在感は控えめながら、90年代のシンセサイザー技術に見られるクラシック楽器のデジタル模倣に対する関心として開かれています。長年のコラボレーターVanessa Bedoretと、Pavel Milyakov(Buttechno)が1曲ずつ参加。政治的な意味ではない亡命の音楽。音数の少なさも気分です。 (足立)
Track List
- CD
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Compuma
Something In The Air 3
Mpm/Something About
- Cat No.: MPM-001
- 2025-07-09
COMPUMAのライフワーク的MIXCD「Something IN The Air」シリーズVol.3は、空想登山MIXとでも呼ぶべき、深い呼吸の間合いと共に静かに音楽するイマジナリーでメディテーショナル・アンビエントでスピリチュアル・ブルージー・フォーキー・エレクトロニックな山登りの為のBGMサントラ的ミックスCD!!!リクエスト多数につき再プレス2018年リリース以来初リストックされた。7年ぶり再入荷!!!
COMPUMAのアンビエント/ディープ・リスニングなミックスシリーズ、「Something In The Air」の新作がリリースされました!2018年7月4日-7月25日の期間、代官山蔦屋書店2号館1階ブックフロアにて開催された、グラフィックデザイナー/イラストレーター、ジェリー鵜飼「ジェリー・マルケスSHOW」にて、氏の新作小説「ジェリー・マルケスと一緒に観たあの景色のことは忘れない」のサントラ的な役割として同時展開された、Compumaによる新作MIXCD「SOMETHING IN THE AIR 3」が好評につき、ジャケットアートワークを新たに装いMIXCD単体として2018年秋に発売されたもの。 (サイトウ)
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- New Release
Repetition Repetition
Fit For Consequences: Original Recordings, 1984–1987
Freedom To Spend
- Cat No.: FTS031
- 2025-07-09
彼らの支持者であったHarold Buddも参加していながら当時ほとんど知られることのなかったという西海岸の桃源郷。1980年代半ばにロサンゼルスを拠点に活動していたRuben GarciaとSteve Catonによる"2人組エレクトリック・ミニマリスト・バンド”Repetition Repetition初のアーカイヴ音源集として、RVNG傘下〈Freedom To Spend〉によって出版されました。
1984年から1987年にかけて、自主リリースされた極少部数のカセット3本と、コンピレーションに収録された2曲の中から精選された音源が、リマスタリングを施され初のヴァイナル化。ソロでもHarold BuddやDaniel Lentzらとの共作を残す生粋のミニマル主義者Ruben Garciaと、パンク・バンドで活動し、後にTori Amosのバンドに加わったSteve Caton。対照的なふたりがPhilip GlassやSteve Reichの音楽に共鳴し生み出された数少なくも不可欠な作品群。コズミックなアート・ロックのミニマリズム/マキシマリズムを独自に融合させ、Terry Riley、Brian Eno、Steve Reichらの影響を明らかにさせながら地下の文脈で構築。14分に渡るメビウスの輪のようなシンセサイクル「The Machinist」(sample1)や、眩暈のするようなミニマル「“Over & Over, Pt. 1」(sample2)などは特記。「過去の可能性が開く未来の世界」へのドリーム・マシン。今に繋がります。 (足立)
Track List
- 12inch
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- New Release
Boundary
Epicenter Imager
Brutaż
- Cat No.: BRUTAZ-16
- 2025-07-09
90sレアテクノの再発ワークなどで知られるポーランド最深部〈BRUTAŻ〉から、〈SECRETSUNDAZE〉や〈THIRD TRY〉に作品を残すドミニカ共和国サントドミンゴ出身BOUNDARYによる電脳アンビエントハウス/エレクトロニカ!初期インターネットを題材に描いたノスタルジックな近未来観とレトロフューチャーデザイン。
ポリフォニックシンセの美しいハーモニーで導き、メロディを多層に重ねて仮想空間を作り出すアンビエントハウス「Llegada al cometa」(sample1)、ハイパスなブレイクビーツの疾走と感傷的パッドフロートにノスタルジックなエレクトロニカ感じる「Epicenter Imager」(sample2)、90年代後半なグリッチ使いでステップするエレクトロ「Optimal Tree Discovery」(sample3)など、レトロノスタルジーなサウンド。 (Akie)
Track List
- LP
- Back In
- Back In
Marewrew
Ukouk. Round Singing Voices of the Ainu 2012-2024
Pingipung
- Cat No.: Pingipung 085
- 2025-07-07
北海道アイヌ音楽伝承者、故・安東ウメ子の様々な音楽作品の再リリースなど再評価への動きを先導してくれているドイツ信頼名レーベルPingPungから、安東ウメ子のバックシンガーへの参加でも知られるアイヌ伝統音楽の女性アカペラ・グループMarewrew(マレウレウ)の過去13年分の楽曲からAndi OttoによってコンパイルされたアルバムがアナログLP(+Download Code付き)としてリリース!!!1年ぶり待望リプレス。再入荷!
Marewrew(マレウマウ)は、Rekpo、Hisae、Mayunkikiの3人のメンバー(2022年まではRim-Rimを加えた4人のメンバーだった)。プロデュースはOki Kano。伝統的なアイヌ音楽をアカペラで歌い上げることで、伝承スタイル、歌を通してのみで受け継がれてきた魅力的な歌に新たな光が当てられている。Ukouk(ウコウク)とは「丸い歌」という意味で、多くの曲は、1人が歌い始めると輪唱されることで、わずかにずれながら歌が重なることで、詩情あふれるアイヌ伝統音楽のフォーキー魅力的な世界観と共に、そこに新たなる歌い方や歌い口ハーモニーなど、マレウマウならではのモダンでフレッシュ柔らかユニークな空気が注入されることで、よりメディテーショナル・フューチャーな心地よさへと誘われ、ソフト・サイケデリック・ネイチャーにも浮遊する、伝統と現代を自由に交差する普遍的魅力に満ち溢れた摩訶不思議なトランス状態、人力によるダブ・エコーのようにさえも感じさせてくれるモダン・アイヌ伝統音楽の傑作となっている。
自然音、キツツキの音が聞こえてくるA6「Hawsa」(sample1)、トンコリも交えたメランコリック・トランシーなA8「Wedding Song」(sample2)、女性たちが鳥のさえずりを真似るおかしなミニチュアA9「Takuro」。座礁したクジラを想起させる歌、B3「Hunpe Yan Na」や、オルカを「小さな海の神」と讃える、まるで催眠術にかかったようになるB5「Pon Repun Kamuy」、Okiによる未発表曲、B6「Oruru Roahun」、日本のみでリリースされていた楽曲のアンビエント的エレクトロニカ・ダンスミュージック的な新バージョン、B7「Kanerenren」(sample3)など全16曲を収録。Andi Otoによるキュレーション・コンパイル、Kassian TroyerによるDubplate & Masteringでのマスタリングの施し。これらの楽曲は初めてアナログとして発売されることになった。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP
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Skee Mask
Resort
ILIAN TAPE
- Cat No.: ITLP19
- 2025-07-07
緻密にプログラミングされたIdm・ポリリズムな実験性がダンスフロアにもたらす底知れない可能性。ドイツで注目を集めるZenker Brothers主宰〈Ilian Tape〉メインアクト、秀才Skee Maskによる注目作、Boom Katの年間ベスト10にランクインする、Resortがニュートーンにも入荷しました!!フューチャー・イマジナリー・アブストラクト・チルアウト・idmにアプローチした独自の世界観広がるトラックを収録。ポリリズムをここまで解釈してダンストラックに表現できるskee mask天才です。
フューチャー・イマジナリー・アブストラクトな美しいフィールドレコーディング・アンビエントA1「Hedwig Transformation Group 」(sample1)がこのアルバムの神秘的なコンセプトを感じさせてくれる一曲。キレの良いシンセサイザーにどこか彼方から聞こえる精密計算されたサウンド、優しくも儚いIdm・アンビエント・テクノ「Daytime Gamer」(sample2)にマシンサウンドの境地を探るかのようなイマジナリーなIdm・テクノ「Hölzl Was A Dancer」(sample3)どのトラックも完成度の高いSkee Maskの技量が目立ちます。トラックリストからも試聴できます。皆様是非! (hamon)
Track List
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これまでセルフレーベルである〈MAMMO〉そしてその傘下の〈NDUJA〉から、2301&2302名義では〈HEAVEN SMILE〉からリリースを重ねる正体を掴ませないミステリアスな活動でも知られるMAMMO。自主流通にてアルバム作品をリリース!「どこか別の場所へ逃げる代わりに、今度はここにいたい。」というテーマに、重厚なテクスチャの音響構築、空間性を感じさせるディープアンビエントを探求。リズミカルな電子音が木霊する前衛エレクトロニクス「Dreams Of Silent Gardening Machines」(sample1)や、微かにブレイクビートを漂わせた実験アブストラクトテクノ「M.net 103's Impossible Turn」(sample2)など、ビートレススタイルながら動きを感じる生きた音空間、ゾクっとする音像。 (Akie)