Tag: AMBIENT
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Lucy Sissy Miller
Pre Country
Metron Records
- Cat No.: MTR017LP
- 2024-11-01
カントリー・フォーク / アメリカーナへの愛情をアンビエント以降の感性で歌う、イギリスとフランスをルーツに持つパリ拠点のポエトリー / シンガー・ソング・ライターLUCY SISSY MILLER。新しい才能です。
一聴してヴァシュティ・バニヤン直径のブリティッシュ・フォークかと思いきや、オートチューンをかけたトリッキーなボーカルが乗っかったり、フィールドrec音が混じったり。この辺を当たり前にやる感覚はThrill JockyからリリースのCLAIRE ROUSAYとシンクロしてますね。
フィクションと現実の境界を曖昧にすることを楽しみ、恋のような友情と別れ、人魚、そして行方不明の少女についての回想がテーマの16曲。ビム・ベンダースやローリー・アンダーソンにも多大に影響を受けているせいからか、色々なシーン / 風景の曲が入っており、アルバムとして飽きさせないかつシネマティック。途中で何聴いてるだっけ?って何度もなりました。なかなかの幻想力です。過去作もチェックしてみましたがかなりいい。今後も楽しみ。 (Shhhhh)
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Arushi Jain
Delight
LEAVING RECORDS
- Cat No.: ARTPL-214
- 2024-05-03
どこでもない音楽、、、凄いです。。。Leaving Recordsよりインド人モジュラー奏者 / コンポーザー / ボーカリスト、Arushi Jainの2ndアルバム『Delight(喜び)』。現代の実験的エレクトロニック・ミュージックのサウンドと美学をインドの伝統的なイディオムにチャンネルを合わせ展開。
アルバム収録の9曲はそれぞれ、ラーガ・バゲシュリ(ラーガとはインド古典音楽特有の旋律)にインスパイア。Bageshriは、「最愛の人との再会を待つ気持ちを伝える」と言われているが、今作ではそれを超越してその最愛の人ではなく、タイトルにあるDelight(喜び)そのものに当てはめた。インド的イディオム/観念、インド古典音楽の旋律 / ラーガをそのままモジュラーシンセに当てはめるという全く聞いたことがない試み。いわゆる白人から見たインド的スピリチュアルを逆手にとり全く新しいものを提案した?というか、90`s的なエスノ・アンビエント的なものからもかけ離れて超越してますが、でも現在進行形感はある非常にLEAVING RECORDSらしい一枚。かと言ってチルアウトとかアンビエントとか英語圏のカルチャーでは括れない、なんだかものすごいです。個人的にはボアダムス思い出しました。
奥に潜む意味はジェイン自身の説明によれば、今作は空虚との闘い、未知への旅を記録したものとのこと。 (Shhhhh)
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Matthewdavid
Mycelium Music
Leaving Records
- Cat No.: LR188
- 2024-08-04
〈Leaving Records〉の創設者Matthewdavidの正式なフル・レングスとしてはおよそ5年ぶりとなる生成力に満ちたニュー・アンビエント・アルバム
Matthewdavidは、ロサンゼルスのビートシーンの頭角を現したMatthewdavidは、ニューエイジのサウンド/カルチャーの豊かで無視され、しばしば嘲笑されてきたアーカイヴに数年間没頭し、ある種のニュー・ニューエイジの感性を導き出した。本作『Mycelium Music』は、デジタルとオーガニック、土と幽玄、花と腐敗のすべてが衝突し共存する、これらの美学の合成物、ある種の錬金術的マリアージュを構成しているのである。
菌糸体はどのように歌うのだろうか?他のサウンド・アーティストがフィールド・レコーダーを手に現象を捉えようとするのに対し、Matthewdavidは簡潔で印象主義的、かつ日記的な一連の「歌」で応える(ただし、菌糸体と同様に、ある歌/有機物がどこで終わり、別のものが始まるのかは簡単に見分けがつかない)。
Track List
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AshTreJinkins
IT’S TRASH NOW
LEAVING RECORDS
- Cat No.:
- 2024-04-23
Ras Gの系譜上のブラック・コズミック・ビーツ、LEAVING RECORDSより。
L.Aビートカルチャー〜Leaving Recordsの系譜上の狂ったアンビエント・ビーツ集。LEAVING諸作のヒッピー感が苦手というリスナーもいるかと思うんですが、このAshTreJinkinsの催眠感とストイックさはそれとも違って安易にスピった感じはなく、めちゃくちゃかっこいい。黒さもあります。Ras Gの流れですね。K-BOMBのアンビエントアルバムも思い出しました。 (Shhhhh)
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Green-House
Solar Editions
Plancha
- Cat No.: ARTPL-174
- 2024-03-04
観葉植物的アンビエント作家Green-Houseの現時点での最新作!もちろん西海岸アンビエント/ニューエイジの総本山Leaving RecordsとPlanchaからのCDリリース。
今回は葉脈感とさらに日光/Solar浴的アンビエント。跳ねるようなシンセのMycorrhizae Dreams(sample1)、1st路線のほんわか植物鑑賞 Morning Glory Waltz(sample2)、ちょいと新機軸なバレアリック路線のProduce Aisle(sample3)。マスタリングはレーべル・オーナーMatthewdavid。流石ですね。 (Shhhhh)
Track List
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バリのガムランのグループにも属していたQOA(ニーナ・コルティ)。タイトルのSAUCOとは薬用ハーブでもあるエルダーフラワーの意味。
動物、植物、菌類、鉱泉水、風、大地の中で詩的な身振りを養うために作られた音の旅、とのことですがナチュラルに音像にその辺を託すあたりはアルゼンチン勢の感じはしますね(バリオリンドらエレクトリック・フォルクローレ勢とも交流があるとのこと)。Leaving Recordsからですが、音像は西海岸的よりやはり少し異質。妖精植物アンビエント。 (Shhhhh)