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Maarja Nuut
hinged
Plancha
- Cat No.: ARTPL-164
- 2025-05-21
2021年発表の傑作『OF』に続く2ndです、さらに飛躍しました。タイトルの『NONAGE』の中国語の表記は"垂髫"で、子どもが髪を下ろしたり整ってない様子のあどけなさや幼さを意味しているそう。コンセプトも同様に子ども時代にトリップ・作曲は中国の古いテレビ番組のサンプル、おもちゃのピアノ、手回しオルゴール、鳥の口笛、壊れたアコーディオンなど、彼女の記憶の断片を思い起こさせた壊れた楽器など、さまざまな音源をもとに組み立てられている。また、彼女が幼少の頃のピアノの演奏のサンプルも散りばめられており、過去の自己と記憶の転生が現在と出会う、瞑想的な移行の瞬間を捉えた。
「成長するということは、常に孤独な旅であり、前途多難な期待、不安、未熟な可能性、願望、そして閉ざされたものである」(Li Yilei)
また自閉症スペクトラム、ノンバイナリーを公言しています。そのせいかわからないですがとにかく音の捉え方、時間軸が普通ではない。音を音として捉えているか?音を使って音楽ではなく全く別の現象を作り出そうしているかのような。小説や映画を見てる、といった方が楽なくらい。簡単に言いたくないけど、個人的にはモノ・フォンタナまで過ったまさかまさかの音楽現象。もちろん難解さはなく、子ども時代を遡るノスタルジックなフィルム質感の淡く優しい音像もきちんと漂っています。ナチュラルなオリエンタル感覚も洒落てます。
“I remember pressing piano keys like touching flowers, reading scores like looking at paintings, writing like how I would talk to myself, greeting death like how I would greet life.”
とのことです。 (Shhhhh)
アコースティックギター、ピアノ、エレピとその残響の揺蕩う空間。。当時口コミだけでじわじわ広まり異常なロングセラーだった模様ですが、今聴いても全く古くない、、てか今ですね、、大号泣。一家に一枚。LP化にあたり畠山地平が新たにマスタリングとのこと。2024年晩秋に差し掛かった今素敵な贈り物です。ぜひ。 (Shhhhh)
『Sphere』は彼女たちのセカンド・アルバムにあたる作品。8曲を通じて、2人は泡、屈折する光、そして地球にインスパイアされた球状の世界を思い起こさせる。パーカッシヴな要素をふんだんに盛り込んだサウンドスケープは、アルペジオの節が霧のようなシンセや揺らめくプレートに取って代わるにつれ、広大な広場に佇む孤独な神殿のイメージを呼び起こしながら、浮き沈みする。
ミニマリストのコンセプト、調和のとれたリズム、そしてスティーヴ・ライヒの作品にインスパイアされた前衛的なエレクトロニック ミュージック。
“『Sphere』では、より多様性を探求し、想像力を刺激するために抽象的なコンセプトとイメージを思いつきました。各トラックは、私たちが見つけたり想像したりしたさまざまな種類の球体に関連しています。すべての生き物を包み込む大きな丸い惑星から、水中で踊る小さな泡、浮かぶアイデアの断片、爆発するトマト、点滅して目をくすぐる光の動きまで…または、トラックは他の人の視点ではまったく異なるタイプの球体に関するものになることもあります。『Sphere』が想像力を解き放ち、楽しい音楽の旅にあなたを連れて行ってくれることを願っています”
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実直で繊細な内分泌系の体内循環活劇が繰り広げられるSpiro(主に利尿薬として使われる処方薬スピロノラクトンに由来)の世界。渦巻くコスミッシェ、Terry RileyやLaurie Spiegelを思わせる螺旋状のシンセワーク、Leavingらしいアンビエント、エチオピアン・ジャズの気配を感じる旋律、クラウトのリズム、ダウンテンポなどジャンルに捉われず好きなものを詰め込んだようなカラフルなアルバム。ギターと鍵盤を行き来し、木管楽器、チェロ、マリンバなども加わりアコースティックとエレクトロニックの絶妙な融合具合が魅惑的です。 (足立)
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トラップ・ブレイクビーツ・ダウンテンポ・エレクトロ・ブギー、近年ジャズ色のを強めてきたShigeto。今作は様々なヴォーカリストや複数の楽器奏者とのコラボレーション、デトロイトから新星ヴォーカリスト、Kesswaにハープ奏者Ahya Simoneなどと他にも花のあるアーチスト達が参加しています。ソウルフルに自己を表現するアーチストの魂こもった演奏、ボーカル、ドラマチック、ダイナミックなサウンドに圧倒されます。オフィシャルビデオも最高。トラックリストからも試聴できます! (hamon)
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時が経っても永遠に聴き続けるであろう、知る人ぞ知る1枚。2004年にひっそりと発表されて何度目かの再発でこの度またお届けできるのが嬉し。何かの予言のような雰囲気ではあるが、結局似たような作品があるようでないです。 (Shhhhh)
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RVNG以降のニューエイジ&アンビエントとアジアからの新しい感性の融合2020年代の匂い。ガムランや水琴窟のような調べ、、RAMZIの新しいのなんかと比べてもいいかもです。既に大リピート中! (Shhhhh)
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ロサンゼルス拠点のノンバイナリー・アーティスト、Olive Ardizoniのプロジェクト、Green-Houseの2020年にリリースしたファーストEP『Six Songs for Invisible Gardens』がボーナス・トラックを加えて世界初CD化!
ここ日本でもライターやミュージシャンなど多数の方々の年間ベストに選出され、アンビエント〜チルアウト名作として名高い作品。
2020年にリリースされたアンビエント/ニューエイジ作品の中でも随一の評価を獲得したGreen-HouseのデビューEP『Six Songs for Invisible Gardens』にボーナス・トラックを追加して初CD化(ヴァイナルは即完し現在は廃盤)。
Matthewdavid主宰の名門、Leaving Recordsから発表された本作は「植物とその世話をする人々の相互のコミュニケーション」をコンセプトとしてサウンド・デザインされており、シンセの反復レイヤーを基軸にしつつ、鳥の鳴き声や水の音などの牧歌的なフィールド・レコーディングを織り交ぜながら、煌めきと揺らめきが交錯する、まるで季節の移ろいのように展開するミニマル且つたおやかな世界を構築。
Oliveは本作で意図的な素朴さをもってプロジェクトに取り組み、シンプルさの中に自由を見出すような曲を創造している。ノンバイナリーアーティストとして、パフォーマーとしてもリスナーとしても障壁の少ない空間を作り出しており、人間と植物の生活に寄り添い溶け込み彩りを与えてくれる、温かなエナジーに育まれる作品。
初CD化となる日本盤にはデジタルのみでリリースされた、シンセのリフが幾重にも重なりながら環境音と融合し、目まぐるしく展開しながら心地よいの高揚感を生成していく6分を超える名曲「Chysis」をボーナス・トラックとして追加収録。 (Shhhhh)
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ジャカルタ出身で、ブルックリンのバンドYoung MagicのメンバーでもあるMelati Malayと、なんと新作がFactaとK-LONEによるレーベルWisdom teethからリリース(raでもレビューされてましたが素晴らし)のTristan Arp、そして100% silkからリリースしている匿名プロジェクトKaaziによる多国籍プロジェクト。前作は19年年間ベスト級に気好きで、私編集のミャンマー音楽再構築プロジェクト、"Kalab Mixed Myanmar #1"にも誘わせて頂きました。
水琴窟テクノという感じで今ニューエイジにミニマルとダンスの要素が混じりRVNG.諸作のネクストもあり、そしてもちろんLEAVING RECORDS西海岸ニューアンビエントの最新の成果。Yu Suの名前があるのが嬉しいですね。(Shhhhh)
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本作はバンクーバーの『New Forms Festival』のためにYu Suから依頼を受け、コロナ禍で封鎖・隔離状況にある中製作した、リモート・デジタル・32チャンネル・パフォーマンスのステレオ・ドキュメント。コロナ禍により偶発的に生み出された貴重な作品。(PLANCHA)
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コンテンポラリーバレエのための音楽でデビューし、RVNG INTL.と契約したSign Libraの2020年の「 Sea To Sea」以来となるニューアルバム。 (サイトウ)
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実はLeaving関係で1番再生してるんじゃないかというこのデュオ。吉村弘インスパイア諸策でも1番聴きやすと思います。狂った暑さにもばっちりすぎる。名作であるI + IIカップリング!(Shhhhh)
イタリアの建築家Ettore Sottsassのドローイングにインスパイアされている『Habitat』は、Brian Enoの『Music for Airports』やMort Garsonの『Mother Earth’s Plantasia』といったアンビエントの代表作を踏襲しているとはいえ、各トラックが想像上の建物の一室を表すというシンプルで魅力的なコンセプトを持っている。”曲がった廊下”のようなトラックは、文字通りリスナーを心理地理学的な迷宮へと導く。
2021年にリリースされた『Habitat I』では、デュオは音のテクスチャーとパターンを重ね、ループさせ、静的な拘束のない流動的なブロックに融合させる。アフリカのログ・ドラム、ボリビアのチャジャ、ヴィブラフォン、カリンバ、その他様々な打楽器が、モジュラー・シンセとスクリプト・ベースのサンプル・カッティングを通して、加工、ピッチ、ハーモニー、フィルターにかけられ、非同期のレイヤーのコラージュを形成する。
2023年の『Habitat II』も同様の前提で制作されている。しかし、『Habitat I』が想像上の自己完結的な建造物の不可解な複雑さを描いていたとすれば、『Habitat II』はコンセプトの領域を広げている。仮想の家の部屋だけでなく、ミッドセンチュリー建築の曲がりくねった廊下や敷地のことを考えてみよう。これらの特徴をどのように想像し、マッピングし、リスナーに魅力的に見せることができるだろうか?静寂、管楽器、パーカッションで構成された、たゆたうようなエーテルのような組曲である。
アコースティック楽器を使用し、その音を抽象的な形に拡張することで、『Habitat』は漠然とした親密さ、未知なるものへの不思議な安らぎを呼び起こす。
本CDにはボーナス・トラックとして最新曲「Endless」がボーナス・トラックとして収録。
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父親であり、コラヴォレーターでもあるドローン・ミュージックのオリジネイター、フルクサスの一員だった、Yoshi Wadaの死から、娘が誕生をするまでの間に書かれ、レコーディングされたというフルアルバム。シューゲイズやインディーサイケデリック的な要素も垣間見れ、遊び心もあり、ラーガやドローンの影響、現代音楽や実験音楽で培われてたような要素に高いレベルで取り組まれていると感じられるような、覚醒のニューエイジ、新しいサイケデリックの芽吹きと世界観。言葉にするのが難しいですが驚いています。是非。 (サイトウ)
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Joseph Shabason参加も熱い。話題になってますねいつも通り素晴らしい。時代がこの人に追いついた感もあります。(Shhhhh)
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今回は葉脈感とさらに日光/Solar浴的アンビエント。跳ねるようなシンセのMycorrhizae Dreams(sample1)、1st路線のほんわか植物鑑賞 Morning Glory Waltz(sample2)、ちょいと新機軸なバレアリック路線のProduce Aisle(sample3)。マスタリングはレーべル・オーナーMatthewdavid。流石ですね。 (Shhhhh)
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日本の環境音楽の世界的な再評価にも影響を与えたるなど、近年のニュートーンでもキーワードになってきた音楽家Visible Cloaksのスペンサー・ドーランが手掛けたサウンドトラックです。彼の拠点ポートランドは、自転車のカルチャーの根づく街として知られますが、このゲームも自転車に乗っていろんな場所を訪れ、文章、写真、音などを日記に記録していくと言うスタイルで展開していくそうです。終焉を迎える世界「ゲームプレイの中心となるのは、探検、記録、出会い、そして奇妙な世界に広がる謎の解明。サウンドや音楽、芸術や建築物、大事な一瞬を生きる人々の物語... 記録用ツールは様々なレイヤーを捉える。ツールでレイヤーを剥ぎ取っていくにつれ、隠された文化、歴史、生態系が明らかになっていく。」ゲーム中でも音楽は重要な役割を果たしているそうです。音聴いているだけで、その世界観に触れてみたくなりますね。 (サイトウ)
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〈HUMAN PITCH〉からのアルバムは瞬く間にソールドアウト、そして〈GOOD MORNING TAPES〉〈MÉTRON〉からの作品もカルトヒットさせ、全世界から注目の眼差しが集まるUMAN THERMAとYETSUBYからなるプロデューサーユニットSALAMANDA待望新作!トリッキーなパーカッションリズムに癒しのサウンドスケープを重ねるニューエイジダンスを進化。オートチューンされたボーカル、シンセシスからはサイケな印象も感じる。。ライヒに血統するミニマルアンビエント、そして4/4軸やレゲトンなど幅のある作風を提示し、フロアからリビングルームまでフィットする一枚に。トラックリストからも是非! (Akie)
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ニューヨークを拠点に活動する作曲家兼操り人形師トリスタン・アレンがRVNG Intl.と契約。音楽と人形劇を通して語られる壮大な物語の第一章。人形劇のスタイルを継承した、4幕からなるトリスタン・アレンの叙事詩『ティン・イソ・アンド・ザ・ドーン』。「私たちの普遍的な憧れを映し出す登場人物たちの幻想的な領域に、音の生命を吹き込んだ。この神話的な3部作の最初のリリースでは、複雑なサウンドデザインと呪術的なライトモチーフが、喪失とその先にあるものを意味づける。 (サイトウ)
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なかなかすごいニューカマー登場です。フアナ・モリーナの登場思い出しました。彼女との違いは南米のサイケデリック浮遊感よりも北欧の白さとでもいうのでしょうか。参加しているジャズドラマーのNicolas Stockerのスパイス具合とバランスもフアナの初期音楽的パートナー、アレハンドロ・フラノフも想起させます。フランス奇才LEONORE BOULANGERも浮かびました。漏れ聴こえるエストニア・フォーク/妖精感が堪らない。レコードも輸入したくて本人とも連絡を取ってた流れでCD化を提案して実現です。 (Shhhhh)