デトロイトにルーツを持ち、ミシガン発〈VANITY PRESS〉などにも作品を残すUSテクノ気鋭DJ GIRLことTERRI SHASKA！BPM150をゆうに超える超速キックラッシュが圧倒する「And The Crowd Howls」、ベースをシンコペーションさせた「The Runaround」(sample1)、ハーフのスネアとリズミカルなキックが連動する「Tunnel Vision」(sample2)など、金属光沢を帯びたシンセサイザーと身を乗り出すスピード感に引っ張られる。 (Akie)

オクラホマのDIYレーベル〈FIXED RHYTHMS〉からUS圏の新たな才能が出現、これ素晴らしいです。ポリリズミカルな打楽器にダイナミックなメロディをシンコペーションさせ拮抗させたトライバルブレイクス「Wilin'」(sample1)がおすすめ。軽快なパーカッションとモジュラーのリズミカルなセッションから、最終的にヘヴィヒットの4/4に着陸する「Let's」(sample2)など、北米のクラブミュージックのエネルギーがいかに多様かを思い知らされる作品、凄く良い、個人的にも今後のリリースが楽しみすぎる。 (Akie)

VLADIMIR DUBYSHKINの最新作、昨年夏の作品ですがその奇抜さに抗えずストック。カットアップされたヴォイスと硬質なボトムのミニマルシーケンス、曲進行に伴い前に出てくるシンセサイザーがキラーな「Russian Porn Magazine」(sample1)を筆頭に、ドライヴ感のあるビートとヴォイスチェーンが覚醒させるハイピッチ・テクノ。 (Akie)

自身もレジデントを務めた経験のあるサンクトペテルブルクのクラブ”Клуб”に捧げた作品。ヘヴィな4/4キックとトランシーなシンセで固めたレイブテクノフォーマットと耳に残るロシアンポップサンプルが融合した「Kisloty People」(sample1) 。ヴォーカルサンプルと1/2で刻んだタムで、ハードなサウンドをリズミカルに昇華させた「Check It」(sample2)など、2019年度RAベストシングルも納得のフロアウェポン！ (Akie)