チャイニーズ・レトロ・モダン・フューチャリスティック、今作もPolygoniaならではの、しなやか柔らかに生き物のように有機的トライバルに変容させながら催眠的サイケデリック・ドラッギーにエレクトロニック・ポリリズム的アンビエント・ディープテクノ・ダブテクノ・サウンドスケープ・グルーヴが自在に操られている。孫悟空の持つ伝説の棒、如意棒イマジナリーに魔法のようにトリッピン・リズミック・ハーモニクスにストーリーテリング表現されている。素晴らしく魅了される。BPM129、BPM131、BPM128、BPM129、4トラックを収録。大推薦盤とさせていただきます。 (コンピューマ)

GARÇONと共に自身が運営する〈AMENTHIA RECORDINGS〉拠点に、バーゼル地下で活動するAGONIS。短い時間(数十秒)に膨大なエネルギーがガンマ線として宇宙空間に放出される現象を表す"ガンマ線バースト"に影響を受けて製作されたサイエンティフィックテクノプロダクション。SFシンセループとドラムがポリリズミカルに交錯するタイトル曲「Gamma Ray」(sample1)が抜群。超高速アンビエントトランステクノ「Solaris」(sample2)、対してグッと速度を落としたミッドテンポアシッド「Monolith」(sample3)など。宇宙の高エネルギー現象とサウンドがリンク。 (Akie)

WATA IGARASHIやFOREST DRIVE WESTが名を連ね、最新カタログではPOLYGONIAが登場し注目を集める〈MIDGAR〉の23番！シンコペーションでグルーヴを構築していく「Nut Wandel」(sample1)、トリッキーに打ち込んだドラムにダブエフェクトをかけた「Zero History」(sample2)　など。得意のポリリズムとシンコペーションに加えてループ手法も使用、これまでの作品と比較しツールとしての機能も探求してます。 (Akie)

ドイツの〈HEARTHOUSE〉からTENSHIN名義でデヴューを飾り、KEN ISHIIが〈R&S〉と契約し、本格的に東京にも押しよせたセカンド・サマーオブラヴの波を受けた90年代初頭のダンスカルチャーにおける狂騒の記録、ベルリンのアンビエント・グル・DR.MOTTEの〈SPACE TEDDY〉からEBI名義でアルバム「禅 = ZEN」と同年にリリースされ、〈SUBLIME〉レーベルが設立された'94年の歴史的アルバム「ACID MT. FUJI」が、ベルリンの〈MIDGAR〉からヴァイナル復刻です！

当店やはりオススメは、古くからのの盟友・PETER VAN HOESENとのユニット・SENDAIでお馴染みのベルギーの奇才・YVES DE MEYによる、ユーモラスな電子音のトビ具合もたのしい、ボディー・インダストリアルかつトライバル・ミュータントなリミックス”Hailstones (Yves De Mey Remix)”(sample1)です。シアトルの〈FURTHER〉やパリの〈LATENCY〉に作品をのこすイタリアン・NUELによる、フローティングな幻聴シンセに、ブロークンというよりもサイファイなエレクトロ感覚が宿った”Ciphers (Nuel Remix)”(sample2)、そして、ローマの〈MANNEQUIN〉から90年代の初期音源コンパイルも登場した、カナダの男女デュオ・ORPHXによる”Lucifero (Orphx Remix)”(sample3)など、各方面の先鋭たちがリミックスを提供。スリーヴのアートワークもナイス！