TECHNO、TECH HOUSEの様々なレーベルからリリース、近年は〈ESP Institute〉からアンビエントをリリースラタな展開も見えるRipperton主宰。TAMED MUSIQからのオムニバス企画。RAWなマシーンリズムの質感が絶妙なレジェンドDJ NATURE、YALEX主宰のMARY YALEX、スイスCROWDPLEASER、IRON CURTISのLOWなエレクトロ(sample2)も相変わらずドープ！ (サイトウ)

アナログシンセを彷彿させる底の太いグルーヴでじっくりめに展開するはめのディープ・トラックス。Horizontal,Diamonds & Pearls Music, CLASSIC等からリリースし、Ostgut TonのPanorama Bar 04にもトラックを提供してきたMATTHEW STYLES。 (サイトウ)

ドイツのスケートボーダーDVDのサウンドトラックとして提供された１曲を収録！お見事なコード進行が心象風景に滑り込むようなインパクトを与えるイントロから立ち上がっていくサイケデリックなハウストラックのオリジナル。その最小限に抑えたエモーショナルな部分をよどみなく全開にプッシュしたRIPPERTONによるストリップドさせた"Ripperton's 8 Wheels Dub Mix"(sample2)も、そしてシベリア出身・ベルリンで自分のレーベル〈maeve〉を立ち上げたBAIKALによる削ぎ落とされた骨トラックに、妙な間合いの手弾きシンセや電子音遊びが止まらないアシッディーなリワーク。こちらはルーマニアン・ハウス好きにもオススメのファジーなテンションが漂っております。最高！

THRONE OF BLOODからデビューするやいなや、そのオールドスクールハウス影響下のクオリティの高いリリースで一躍人気者になった北アイルランドのデュオBICEPのリミックスがすでにsouldcloudでも大騒ぎ。USアーリーハウスのアップリフティングで多幸感あるピアノ使いを髣髴とさせるキラー・リミックス！パーティー・チューン！UKハウス、ガラージ方面でももちろん話題のリミックスです。オリジナルもRIPPERTONらしいシンセと共にビルドアップして、ブレイクからのピアノとヴォイスがさらに一段持ち上げるエピックなトラック。話題作。

スイスの老舗レーベル〈Mental Groove〉や〈Turbo〉を拠点に活動、現在そのTURBOの連中が始動させたレーベル〈MULTI CULTI〉からのシングルが目下ヒット中のジュネーヴのベテラン、CROWDPLEASERがAサイドを担当、エモーショナルなヴォーカルフレーズを品良くのせたソングラインで、マイナートーンながらもキャッチーな仕上がりのテックハウス"Right Beside You"(sample1)が最高。A２の"After Rhône 2013"もかなり凝ったプロダクションを聴かせる個性的なヒプノティック・トラック。そしてカップリングには同じくスイスから登場したニューカマーOKTAYによる、浮遊感漂うウワ音にエフェクティブな中域コードの展開で攻める、ド渋なトラック"Haunted"(sample2)を収録！バチっとタイミングを逃さないタフなビートを踏ませる好テックハウス。なるほど、RIPPERTONも気に入るわけです。こちらはシェフィールドの注目プロデューサーLO SHEAによるリミックス(sample3)が施されており、今っぽいシェイプのグルーヴを刻みジワジワと後半につれ。射し込むキラキラしたアルペジオが恍惚のグッド・リミックス！

〈Planet E〉、〈Wagon Repair〉、〈Border Community〉等からのリリースで知られる「LAZY FAT PEOPLE」のメンバーでもあるベテラン・RIPPERTONのHEADLESS GHOST名義での最新作。デトロイト〜UKガラージ・ベースミュージックなどの要素を昇華したモダン・ディープハウスな方向性。クリアーで抜けのいいエアリーで柔らかいグルーヴ、空間を活かしたヴォイス使いや、浮遊感のあるシンセリフで引っ張っていく、シンプルながらもハマれるタフさとセクシーさが同居したバランス感。流石です！

〈PAMPA〉からの”Allowance”に次ぐISOLEEことRajko Müllerの最新作は、一年程前にドイツのスケートボーダーDVDのサウンドトラックとして提供された１曲！お見事なコード進行が心象風景に滑り込むようなインパクトを与えるイントロから立ち上がっていくサイケデリックなハウストラックのオリジナル。その最小限に抑えたエモーショナルな部分をよどみなく全開にプッシュしたRIPPERTONによるストリップドさせた”Ripperton's 8 Wheels Dub Mix”(sample2)も、そしてシベリア出身・ベルリンで自分のレーベル〈maeve〉を立ち上げた新人BAIKALによる削ぎ落とされた骨トラックに、妙な間合いの手弾きシンセや電子音遊びが止まらないアシッディーなリワーク。こちらはルーマニアン・ハウス好きにもオススメのファジーなテンションが漂っております。最高！

RIPPERTONが新たに立ち上げたレーベルTAMED MUSIQの第2弾！VAN HAIによるヴォーカルをフィーチャーして、未入荷の第1弾もそうだったように、どうもこのレーベルはヴォーカルを大切にした作品を発表していく様子ですね。繊細で美しい立体的なトラックも素晴らしいですが、オリジナルのムードを殺さずボトムを強化してテックハウス化したIRON CURTIS、ヴォーカルを省いてミニマル・ハウスへと変換したMARGARET DYGASによる2ミックスのB面は要注意！とくにB2、MARGARET DYGASの横に流れるグルーヴィーなミックスのループ感は流石センス抜群。推薦です。 (カイハラ)