北アフリカ伝統音楽をサンプリングし断片化、合成と機械のアルゴリズムを使用したホログラフィーダンスミュージック「Gazelles」(sample1)が顕著ですが、北アフリカのグナワ,アマジグ,ライ。アラビア半島のシーミュージック,レイワ,サミリといった伝統音楽を研究、それらの複雑なリズム構造を基に製作されたクリエイティブなクラブミュージックアルバム。GQOMやSINGELIともまた違う、分解した伝統音楽で3Dのミュータントダンスミュージックを披露しています、最先端。 (Akie)

LEE GAMBLEがオーナーを務める〈UIQ〉のZULIに続くカタログ5番は、〈L.I.E.S.〉〈MAN BAND〉などからリリースしているパリアンダーグラウンドアーティストEMMA DJの新作アルバム！IPHONEで一発レコーディングしたミックスという形式で制作したカセット。全編にわたりMCを入れたグライム〜トラップ。破壊力抜群のビートと現代の皮肉の効いたリリック、そのエッジを包み込む物憂げなアトモスフィア、26曲のボリュームながら纏まりある世界観に引き込まれる。 (Akie)

初っ端からヘヴィなアーメン、グリッチなスタッカート＆ヴォイスチョップでビートをブツ切りした「Tany」 (sample1)に始まり、キックとシンセの連射グルーヴに鮮やかなシンセリフを放り込んだ「Keen Demag」 (sample2)、ポリリズムとアラブ音楽をミックスしたブロークンビート「Bro! (Love It)」(sample3)など。高カロリーなサウンドデザインの中に、独特のブレイクスルーを仕掛け入れた名作、推薦！ (Akie)

コンゴ生まれのベルギー育ち、現在はロンドンを拠点にしているNKISI。面白そうなイベントなどによくクレジットされているのをよく見かける彼女ですが、満を辞してデビューアルバムを発表！アフリカのルーツによく言及されていますが、むしろベルギーやオランダで経験してきたハードコア/ガバの影響が強く出ていると感じます。BPM早めで疾走感がありながら詰め込まれた怒涛なリズムのシーケンス、そしてシンセのトーンが空気感をまとめあげている秀作。 (日野)

〈UIQ〉から2016年にデビューし、この度初めてとなるアルバムを2LPでリリースです。〈PAN〉のBILL KOULIGASもTwitterでアメージングと唸り、今年の話題作の１枚になりそうな作品。「特定のグループには所属しない」と公言しているZULIですが、一言では言えない様々なルーツを自分の「Terminal」から自由にアウトプットしていってるのが清々しい。半分は歌やラップも入っていて、ストリートからメインストリーム、そして実験的アプローチまでもクロスオーバーしていく。先端の才能。 (日野)

UIQからのS.OLBRICHT。ストックしました！低く空間を揺さぶるベース、LOWさとサイケデリックなエレクトロニクス、ポリフォニーの実験。フロアでも有効。かっこいい。 (サイトウ)

〈NO PAIN IN POP〉からリリースしているSIM HUTCHINSをLee Gamble主宰のUIQがフックアップ。アブストラクトで、荒涼としたエレクトロニクスが独特の情景を生み出すダーク・アンビエント、インダストリアル音響サウンド。 (サイトウ)

IDMやRAVE. インダストリアルの尖鋭性を消化して、急速に面白さを増しているグライムともつうじる現行IDM DANCEの急先鋒LEE GAMBLEのUIQ005。新星グラスゴーの22歳のプロデューサーLANARK ARTEFAX。 (サイトウ)

プログラムをリアルタイムに書き換えながらアルゴリズミック・パフォーマンスを行うコンピューター・プログラマー/電子音楽ミュージシャンRENICK BELL。アルゴリズムとレイヴの混合語「アルゴレイヴ」と自ら名付ける、アルゴリズムによって作られたリズミックな即興音楽。 (サイトウ)