ロシアの人気クラブ〈ARMA〉からの初となったシングルも好評中のANDREY ZOTS、軋みと歪みのコンクレート的シネマティック・ミニマルなオリジナル”Sorry About That”(sample1)を両者がリミックス！ヒッピーを父にもつサイケデリックカルチャーの申し子ともいえる、トリノ出身のTOPPERによる”Sorry About That (Toppers You Can Put Your Sorries In A Sack Remix)”(sample2)と、〈PERLON〉からのアルバムも好セールス中のFUMIYA TANAKAによる”Sorry About That (Fumiya Tanaka Who Sorry About What Remix)”(sample3)、全３トラック！

モスクワ州セルギエフ・ポサード生まれ、モジュラーシンセ、アルゴリズミックからアンビエントまで多岐にわたるスタイルで実験的なサウンドを生み出す変態プロデューサー・ANDREY ZOTSのニューシングル！今作は意外にもちゃんと４つ打ち、バルカンブラスの威勢のいいチューバみたいな重音でミニマルに展開したオリジナル”Et Focus (Original Version)”(sample1)を披露。そして、どこをどうエディットしているのかは不明ですが、〈PERLON〉からのシングルでもエクスペリメンタルに磨きをかけている才女・MARGARET DYGASによるビートに焦点を当てたブロークン・ミニマル”Et Focus (Margaret Dygas Monday Edit)”(sample2)を聴かせ、さらにBサイドに、ルーマニアの実力派・PETRE INSPIRESCUによるスバラシイ、長尺トリップ感溢れるリミックス”Et Focus (Petre Inspirescu Remix)”(sample3)も搭載！

ルーマニアの〈ALL INN〉のサブマネージャーやモスクワの新興アヴァンギャルド・ミニマル〈NERVMUSIC〉などの立ち上げをサポートする非ユーロ圏アンダーグラウンドの要人、ハンガリーのCOLD FISH a.k.a Laurine Frostのレーベル〈NOT SO SECRET DIARY〉！美しい装丁と丁寧に綴られたライナーノーツが印象的で、自身の繋がりを重視した最良のリリースをするために設立。第１弾には、ロシアの〈GROW VINYL〉の２番にてコラヴォレーションした奇才ANDREY ZOTSを抜擢。繊細な音世界を織り成すエレクトロニカ上がりの音遊び、その中でもどこかフォルクローレっぽさが垣間見えるチューバのような管楽器を上手く取り込んでいるB1"NSSD001.3"(sample2)が、いい具合の脱力感とフロアユースな絶妙なバランスがあります。レーベル・オーナー曰く、「微細な実験とは対照的な、無限に持続する暖かい低音」に心奪われた、とのこと。

〈NERVMUSIC〉や〈GLOW VINYL〉、〈NOT SO SECRET DIARY〉からのリリース群に比べても、これはだいぶダンサブルなトラック。しかし、その鳴りや音のパーツは彼特有のアヴァンギャルドな佇まいの音響ハウス。HERBERTあたりとも相性よさげな”Sweet Spot ”&”We Dance”。フレンチ・ミニマルのベテラン・CABANNEによるリミックス(sample3)も収録、〈MINIMAR〉クオリティーの技巧派エレクトリックなハメのグルーヴを展開。リリースは今年のアタマでしたが、なぜか今頃入ってきました。見逃してた方はこの機会にどうぞ！

CAPSULAからリリースしていたロシアン・デュオBIP SOUPの片割ANDREY ZOTSによるフリーキー・ジャジー・テック推薦盤！CARASSI & CAPRIATIやABNORMAL BOYZ、MIHALIS SAFRASなどをリリースするGLOBOXの季節限定シリーズ第2弾です。イタリアン・クリック勢やFRANKIEあたりのサウンドにジャズ・サンプルを組み合わせたファンタスティック・チューン。ジャズ・サンプル控えめな渋路線のEASY CHANGES(FOUNDSOUND)リミックスも収録。