レッド・ホット・チリ・ペッパーズにも復帰したジョン・フルシアンテの変名によるドラムマシーン、シンセサイザーによるプロジェクトTRICKFINGER。これまでAcid Testから2枚のアルバムをリリースしていますが今回は、ACID TESTの別働レーベルAvenue 66からのリリース。多層的なシンセサイザーサウンド、ダブやミキシングのマジック。リズム、時間の感覚のユニークさ。「凡庸だ」みたいな論評見かけたけれど、ちゃんとよく聴いた方がいいと思います。 (サイトウ)

ジョン・フルシアンテがハードウェア・テクノに挑んだTRICKFINGERの第2弾。今回もUS 〈ABSURD RECORDINGS〉のACID TESTシリーズから。独自のアシッドサウンドを披露しています。LPはインフォメーション等にはRASHAD BECKERのマスタリングになっていますが、ジャケットにはSTEFAN BETKE(POLE)のクレジット。どちにらしても贅沢です。 (サイトウ)

'09年に「自身の音楽を追求したい」とレッドホットチリペッパーズから再脱退し、”白いジミ・ヘン”とも称されたギタリストは以後、スタジオを一つの楽器と捉えエレクトリック・ミュージックに大きく傾倒していき、去年にはWU-TANG界隈にも出入りしているラッパー・BLACK KNIGHTSのアルバム・プロデュースから、完全セルフ・プロデュース・アルバム”ENCLOSURE”を発表したばかりのジョン・フルシアンテが、〈ACID TEST〉からアシッドハウスのアルバムをリリースする事態！とはいっても、普通にイメージ通りのアシッドハウスなどほとんどなく、前述のソロアルバムなどでも聞けたまさに複雑でトリッキーな打ち込みの成果、アシッドなエレクトロ、狂った高速ドリルンベース〜連打ブレイクコア的なテクニックがふんだんに活かされた一筋縄ではイカないアザーサイドをのぞかせる、ミスター・トリッキーフィンガーの衝撃1STアルバム！ファンの方は是非、ダウンロード・コード封入+見開きゲートフォールド・ジャケット仕様。