- LP
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- New Release
Ellen Reid
Big Majestic
New Amsterdam Records
- Cat No.: NWAM188
- 2025-02-26
シャバカ・ハチングス、クロノス・カルテット参加!!!!色々と超えてきました。
エレン・リード— ピューリッツァー賞受賞の作曲家であり、サウンド・アーティスト。オペラ、サウンドデザイン、映画音楽、アヴァン・ポップなど多岐にわたる分野で活躍し、「言葉にできないほど感動的な」(LAタイムズ)作品を生み出してきた彼女が、今作 『Big Majestic』 を発表。
Track List
元々はGPS対応のパブリックアート作品 『Ellen Reid SOUNDWALK』 から生まれた楽曲を集めたもの。
そのSOUNDWALKは、都市公園をインタラクティブな音の風景に作り変える試みで、ニューヨークの セントラルパークで初公開された後、ロサンゼルスのグリフィスパーク、ロンドンのリージェンツパーク&プリムローズヒル、東京の上野公園など世界各地の都市公園へと展開。そして今作は独立した作品として再構築し、レコードに収めたものです。
しかし、クロノス・カルテットやyMusic(クラシックとポップを融合する室内楽アンサンブルで、スフィアン・スティーヴンスやアニマル・コレクティブなどとも共演)の参加もあって、本物のクラシック・オーケストラが現在のニューエイジ / アンビエント的音像を表現するという禁断の企画でございます。いわゆるアンビエント / ニューエイジがシンセサイザーから派生した現象ですが、その歴史、文脈をも超越。キーマン、シャバカ・ハチングスの参加も納得。ソプラノ歌手Liselの参加曲などは、ソフィー・バーチやジュリアナ・バーウィック諸策も思い出す。
カルロス・ニーニョの挑戦と試みとも比較できますがそこのネクストも感じます。
凄すぎて笑っちゃいますが、そもそもリード自身が目指すのは、「都市の中の自然」 ともシンプルに述べていて、難解さはなく単純に瞑想的世界観を存分に楽しめます。下手すりゃ一生モノ。ぜひ。 (Shhhhh)