90年代後期よりアマログ実機に拘ったサウンドメイクを突き詰め、ハックニー自治区のパーティー”CARTULIS DAY”のレーベルライン〈CARTULIS MUSIC〉や〈OVNIE〉といったミニマル~ディープハウスのレーベルからオファーされてきた〈MOTO MUSIC〉主宰のDAN PIU。内省的なメロディフローに温度あるアシッドラインを組み合わせた「Venus Agenda」(sample1)、重心下げたままメロディックに動くベースと鍵盤のメロディレイヤーが美しい「Mother's Love」(sample2)など、耽美な鍵盤裁きと落ち着いたトーンに魅了されるディープハウス３種。 (Akie)

素晴らしかったレーベルの限定シリーズ〈BLACK KEY〉のサンプラーVOL.3以来となるリリース、レーベル史初の、そしてTOM ELLISにとってもヴァイナルカットは初めての通算６枚目となるニューアルバム！現在の〈FREE ROTATION〉/〈MINDTOURS〉の前身であった〈TRIMSOUND〉や、PHEEKの〈ARCHIPEL〉などで培われたエレクトロニックなディープハウス・フォーマットに、有機的ジャジーなインストゥルメンツと緻密なレイヤーのテクニックでディープに展開する、全８曲の渾身のアルバム！レコメンドです。

単独のソロシングルは10数年振り、相棒のDIEGO KRAUSEと共にヴァイナル・オンリーのレーベル〈BESTE MODUS〉〈UNISON WAX〉を運営し、DJとしてもかなりキャリアの長い女性プロデューサー・CINTHIE ULRICHのニューシングル！

今回も、前リリースのスタンプ・ホワイト盤が素晴らしかったUGLY DRUMSなど、〈Quintessential〉周辺アーティストや、第１弾コンピレーションに続いてBLMやFLORIら、〈Secretsundaze〉や〈Fear Of Flying〉、〈Tsuba〉で活躍してきた実力派で固めたナイスコンピ。オススメはやはり、気の知れた盟友同士、おなじみのコラボ・タッグETHYL & FLORIによる、歪んだバイオリンみたいなエレクトリック・シンセにジワリやられる"Technology Pavilion"(sample1)！無駄なくメリとハリを使い分ける好展開、生かさず殺さずなテンションもまたいい感じ。そして〈F.O.F〉時代から共作を残す２人、ケルンのPAWASによる、ゆったり目のBPMで心地よいなアトモスフェリック・シンセとロウなトラックの抜き差しで波に乗る、ソフト・アシッド・ディープハウス"Nokickfunk"(sample2)もオススメ。空間を無表情に横切るシンセ、プニプニした感触の電子音が可愛いBLMの"ToughTimes"(sample3)もけっこうイケますね。

＜White Rabbit Recordings＞主宰しながら、他数多くのレーベルに参加する多作トラックメイカー、次作はRONDENION、NO MILK、KEZ YMら率いる東京NUブラックネスレーベル＜RAGRANGE＞からリリースされているという注目の伊達男GIOVANNI DAMICOの2013年リリース作！中でもゆったりとレイドバックさせる甘くとろけるチョッパー・ギターが眩しいB1の"Love Me"(sample1)はオススメ。これをフロアライクにタイトなバネを仕掛けたリミックスはMark Eあたりにも近い雰囲気あり、＜TSUBA＞周辺アーティストMOODTRAPによるじっくりと遠くへ持って逝かれます。もちろん、Aサイドのタイトル曲"Cry Wall"(sample3)もヴォーカルのリフが乗ったエレクトリック・ハウス、これも無理なく耳に入ってくる良好グルーヴ！

UGLY DRUMSやANSDY ASH等もリリースしているUKブライトンのレーベルBLACK KEYのLTDラインに LEIFとのパートナーシップのTRIM SOUNDやフランスの名門TELEGRAPH等で10年ちかくに渡り活動してきたTOM ELLIS。キックレスのエレクトロニクスからスタートするA1あたりは、じわじわとグルーヴしだすような、パーティー前半のスターターとしてもいい感じそうなトラックです。 (サイトウ)

ユーフォリックに空間に広がっていくシンセラインが気持ちよすぎのオリジナル「Mello」が凄く良い！それを2verのシンプルでダビーなフローティング・テックハウスにリミックスした、FEAR OF FLYING/UQ諸作でオナジミBLMもナイス・ワーク！最近のFOF好きは必ずチェックを。RUB N TUG、ANTHONY SHAKIR、ANTON ZAP、TAZZ、ETHYL、MIDLAND等幅広いサポートを獲得しています。

ポスト・ビートダウン、ディープハウスの新興レーベル注目のBLACK KEYからLTDのホワイト12インチ入荷!　QuintessentialsからデビューしたプロデューサーUGLY DRUMS。ミッドテンポなブギーグルーヴ。サンプリングによるコダワリのドラムパーツの組み上げとジャジーなKEYSのループ。じっくりとはめの良作です。B-SIDEは、スペーシーなミステリアスさのアグレッシヴなトラックでこちらも要チェックです！ (サイトウ)

CHAMBOCHEがロングヒットしている新興レーベルBLACK KEYからBLM(Fear Of Flying)、FLORI(Secretsundaze, Morris/Audio)、JAMES JOHNSTON(Under The Shade)が参加した好EPが届きました。「My Sound Tool」と題したBLMは彼らしい即戦力ツール・ミニマル。SECRETSUNDAZEからデビューし、先日はMORRIS/AUDIOにもフックされた気鋭FLORIのクラッシーなシカゴ・スタイルのB1と、JAMES JOHNSTONの色気あるグルーヴィー・ミニマルハウスのB2推薦！ (カイハラ)

＜FRANK MUSIC＞キャンプからTHE INNER LOVE ORCHESTRA a.k.a. LEAVESと実力派・IRON CURTISからなるプロジェクト・SMPLによる冒頭、ロウな質感でハマり度もいい塩梅のクリスピーなディープハウス”Girl Next Door”(sample1)を筆頭に、JUS-EDがいち早くフックアップしたUKデュオ・LAAKの”Longest Time”(sample2)、＜CHURCH＞からもリリースする南アフリカのケープ・タウンから現れたニューフェイス・TERRENCE PEARCEの”Stroker”(sample3)など、それぞれの色合いがいいバランスでまとまったグッド・コンピです。