アメリカに音楽留学していた際に、ブラックミュージックの洗礼を受け帰国し、'70年代当時「ブラック・リオ」と呼ばれたムーヴメントを牽引したミュージシャン・TIM MAIAが、'82年にリリースしたアルバム「Nuvens」のハイライトともいえる、ブラジル版「RAPPER'S DELIGHT」な"O Trem - 1º Parte"をエクステンド・エディット！そのイントロには、ARTHUR RUSSELののこした名曲の１つ”School Bell / Treehouse”のパーカッションをマッシュアップしたAサイド”Trainhouse”(sample1)、そして、歌姫・DONNA SUMMERによるダンスクラシック”Spring Affair”をネタに、ワンドロップのループ技でミニマリーに捌いた”Seasons”(sample2)をカップリング！

ポルトガルTIAGO主宰の〈INTERZONA13〉新作。TIAGOも参加する〈GOLF CHANNEL〉のレフトフィールド/コズミック・ジャム・バンドGALA DROPのドラマーAFONSO SIMÕESのソロ・プロジェクト。GALA DROP以外にもポルトガルの前衛シーン、フリーインプロ、ジャズロック・シーンで活躍してきたツワモノだそうです。複合感もある変拍子ラテン、アフリカン・ポリリズムとミニマル感覚、奥行きのある音のレイヤー、サイケデリック・グルーヴ。シンセサイザーとダブワイズ、コズミックなアフロ・グルーヴのB-SIDEも強力です。テクノはもちろん、クラウトロック、ジャズロックやプログレ、南米/アフリカのリズム、レイヴ、レフトフィールドなダンス・ミュージック好きにも聴いてほしい。 (サイトウ)

来日が解禁となった'10年、数年ぶりに日本の地を踏むことが叶ったリヴィング・レジェンド・DJ HARVEYが毎回のようにプレイしていた”Black Disco Vol.3”と同ネタ、THE JACKSONSの'76年のファースト・アルバムに収録の、「Have yourself a good good time」というメッセージにも強く共感したという”Living Together”のリエディット”Good Time”(sample1)を収録！そして、ロン・ハーディーもプレイした、テネシーのカルトなレーベル〈HOT CITY〉の数少ないリリースでレア盤化している、南部の土臭さが演奏に宿るBRENDA HARRISの”Making Love Will Keep You Fit”をリエディットした”Keep It Fit”(sample2)もうれしい。FATBACK BANDのGERRY THOMASによるアレンジで、これまたカルトな7inch、MACHOの”Macho Macho”のリエディットも収録です。

TIAGO率いるバンド・GALA DROPのシンセ担当・NELSON GOMESの変名・BLACKによる第１弾に続いてのアンタイトルド・リリース！これまでにもWALTER GIBBONSやDANNY KRIVITら一線のディスコ・マエストロたちによってもミックス、リエディットされてきた不滅のガラージ・クラシック！〈SALSOUL〉最強のヴォーカル・グループ・DOUBLE EXPOSUREの”Everyman (has to carry his own weight) ”を捌いたAサイド、そして、絶品サイケデリックなエレピのソロと渋みのあるホーンセクションを搭載したジャジーなディスコファンク・インストルメンタルをカップリング！

パッションほとばしる混成ヴォーカルの掛け合いも気持ちいいアフロ・ニューウェイヴなネタを4/4キックで強化した”Van III”(sample2)、A.O.R.なシンセとアーバンなサキソフォンが印象的なレイドバックしたモダン・ファンクな”Tabanka”(sample1)を収録したBサイドがかなりオススメです！Aサイドは、'03年にフランスの〈Vertige Productions〉からMOMBASAされたとのカップリングでリイシューされていた、超レアな79年フランス産トロピカルディスコ、TUMBLACKの”Caraiba”を、中盤の情熱のサックス・パートをこれでもかっていうくらいに執拗なループを噛ましたリエディット” Black”(sample3)をフル収録！